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こんにちは、道具しらべの圭です。
メモアプリは無料と書かれていても、実際に使い始めると「同期できる端末が少ない」「添付ファイルに上限がある」「一定数を超えると新しいメモを作れない」といった違いが見えてきます。料金が0円というだけでは、仕事で使い続けられるか判断しにくいんですよ。
そこで今回は、Google Keep、OneNote、Notion、Simplenote、Joplin、Evernoteを取り上げ、無料で使える範囲を比べました。作成数や同期、広告、書き出し方法まで見ていくので、あなたの使い方に合うものを選びやすくなるはずです。
私の考えはシンプルで、無料範囲で仕事に必要な機能が足りるなら、急いで有料プランへ移る必要はありません。まず無料で使い、困る場面がはっきりしてから課金を考えるのが無駄の少ない選び方です。
- 無料メモアプリ6種類の違い
- 作成数や同期など無料版の制限
- 仕事や私生活に合うアプリの選び方
- 有料プランを検討するタイミング
確認時期について
料金や無料プランの条件は、2026年9月時点で公開されている公式情報を基準にしています。アプリの更新、利用地域、端末、登録時期によって表示や条件が変わる場合があるため、登録前に各公式サイトとアプリ内の案内も確認してください。
無料メモアプリの比較結果

最初に、今回取り上げる6種類を一覧で比べます。無料で長く使いたい場合は、機能の多さよりも、あなたが必要とする端末で同期できるか、データを外へ持ち出せるかを見るのが大切です。
| アプリ | 無料での作成 | 端末同期 | 外部広告 | 書き出し | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| Google Keep | 日常利用では十分 | Googleアカウントで同期 | 基本的になし | Google Takeoutなど | 短いメモやチェックリスト |
| OneNote | 保存容量の範囲内 | 複数端末に対応 | 基本的になし | 形式や端末により異なる | 資料を含む長いノート |
| Notion | 個人利用はページ数無制限 | 複数端末に対応 | 基本的になし | HTMLやMarkdownなど | 情報管理やデータベース |
| Simplenote | テキスト中心で利用可能 | 複数端末に対応 | 基本的になし | テキストやJSON | 軽い文章メモ |
| Joplin | アプリ自体は無料 | 保存先の設定が必要 | なし | JEXやMarkdownなど | データ管理を重視する人 |
| Evernote | 50件まで | 1台まで | 外部広告より案内表示に注意 | 既存メモを書き出せる | 機能を試したい人 |
手軽さを優先するならGoogle Keep、文章だけを軽快に扱うならSimplenoteが候補です。画像や資料を含めてノートを育てたいならOneNote、メモから案件管理まで広げたいならNotionが使いやすいでしょう。
一方、保存先やデータ形式を自分で選びたい人にはJoplinが合います。Evernoteは多機能ですが、現在の無料プランはメモ数と端末数の制限が大きいため、無料で大量の情報を蓄積したい人には選びにくくなっています。
迷ったら、短いメモはGoogle Keep、長い資料はOneNote、表を使った管理はNotionという分け方から考えると選びやすいですよ。
おすすめ無料メモアプリ

ここからは各アプリの特徴と無料版の注意点を見ていきます。単に機能を並べるのではなく、どのような場面なら無料のまま実用になるのかを中心に解説します。
Google Keep
Google Keepは、思いついた内容をすぐ残したい人に向くメモアプリです。文章、チェックリスト、画像、手書き、音声などを1枚のカードとして保存でき、色やラベルで分類できます。
最大の良さは、操作を覚える時間がほとんどいらないこと。スマートフォンで入力した買い物リストをパソコンで開くといった使い方も簡単です。Googleアカウントでログインすれば同期されるため、端末数を細かく意識せず使えます。
一般的な広告枠がメモ画面へ差し込まれる仕様ではありません。課金プランへ移らないとメモが作れなくなるタイプでもなく、短いテキストを中心に使う限り、無料のまま十分役立つでしょう。
ただし、長文の構成や階層の深い分類は得意ではありません。ノートブックの中へ複数の章を作るような使い方より、付箋を机に並べる感覚に近いアプリです。案件ごとの資料を何年も蓄積したい場合は、OneNoteやNotionのほうが扱いやすいかもしれません。
Google Keepが合う人
忘れたくない内容を数秒で残したい人、Googleサービスを普段から利用している人、家族や同僚と簡単なリストを共有したい人に向いています。
Microsoft OneNote
OneNoteは、紙のバインダーに近い感覚で情報をまとめられるアプリです。「ノートブック」「セクション」「ページ」の順に分類できるため、会議記録、研修資料、調査メモなどを案件別に保管しやすくなっています。
対応しているOneNoteアプリは無料でダウンロードして利用でき、一部の追加機能はMicrosoft 365の契約で提供されます。無料のMicrosoftアカウントでは、OneDriveの無料保存容量が基本的な上限になる点を押さえておきましょう。
文字だけなら容量を急激に消費しにくいものの、PDF、画像、音声を大量に貼ると残量は減っていきます。OneDriveはOneNote専用ではなく、ほかのファイルや写真にも使われるため、メモの量だけを見て判断できないところが注意点です。
広告については、ノートの途中へ一般的な広告が挿入される使い方ではありません。ただし、Microsoft 365や保存容量に関する案内が表示される場合はあります。広告と有料サービスの案内は分けて考えたほうが実態に近いでしょう。
自由な位置に文章や画像を置けるので、会議中に情報を書き足す用途には便利です。一方、レイアウトの自由度が高いぶん、書く位置を毎回変えると後から読みづらくなります。「ページ上部に結論、その下に議事録」といった簡単な型を決めておくと続けやすいですよ。
Notion
Notionは、文章を書くメモ帳と、表で情報を管理する仕組みを一つにしたサービスです。議事録、読書記録、案件一覧、作業手順、予定表などを同じ場所へまとめられます。
無料プランでは、個人で使う場合のページとブロックは無制限です。一方、1ファイルあたりのアップロード上限、ページ履歴の保存期間、複数人で利用するときのブロック数などには違いがあります。現在の詳しい条件は、Notion公式の料金プランで確認できます。
特に見落としやすいのが添付ファイルです。無料プランでは1ファイルあたり5MBまでが目安なので、高画質な画像やPDFをそのまま貼ると上限に当たりやすくなります。文章、URL、軽い画像が中心なら困りにくいですが、資料置き場として使う人は注意してください。
外部の広告がページ内へ表示されるサービスではありません。ただ、AI機能や上位プランの案内が画面内に出ることはあります。無料で使う目的なら、必要のない機能を無理に追加せず、通常のページと表だけで始めるのがわかりやすいでしょう。
Notionは高機能なので、最初から凝った画面を作ろうとすると、メモを書くより仕組み作りに時間を使ってしまいます。まずは「受信箱」というページを一つ作り、すべてのメモをそこへ入れるくらいで十分。情報が増えてから分類を加えれば間に合います。
Notionの無料プランで個人用ページを作成するところから試せば、表による管理が自分に必要かを料金なしで判断できます。
◆圭のワンポイントアドバイス
Notionでは、機能を使い切ることを目標にしなくて大丈夫です。普通のメモページだけでも使えます。表や予定表が必要になったときに少しずつ足すほうが、道具に振り回されにくいですよ。
Simplenote
Simplenoteは、その名前どおり文章の記録に絞った軽いメモアプリです。iOS、Android、Windows、Mac、Linux、ブラウザで利用でき、各端末の内容が自動で同期されます。
アプリ、同期、共有、変更履歴などが無料で提供されており、一般的な広告表示もありません。タグと検索を使って文章を見つける仕組みなので、装飾より入力速度を優先したい人と相性がいいでしょう。
Markdownにも対応しています。見出しや箇条書きを簡単な記号で付けられるため、ブログの下書き、プログラムの作業メモ、文章案の保管にも使えます。過去の変更を確認できる点も、うっかり文章を消したときに助かる機能です。
ただし、画像やPDFを大量に貼り付ける資料管理には向きません。文字を軽快に同期することが中心なので、写真付きの日記や手書きノートを求めると物足りなさが出ます。
データはテキストやJSONを含む形で書き出せます。専用サービスに情報を預けっぱなしにしたくない人にとって、内容を外へ持ち出せることは小さくない利点です。
Joplin
Joplinは、無料で利用できるオープンソースのメモアプリです。Windows、Mac、Linux、Android、iOSなどに対応し、Markdown形式の文章、画像、PDF、音声、チェック項目を扱えます。
アプリ自体に利用料金はかからず、端末内だけで使うならクラウド契約も必要ありません。同期する場合は、Joplin Cloudの有料プランだけでなく、対応する外部の保存先を設定する方法があります。
この自由度は魅力ですが、Google Keepのようにログインするだけで準備が終わるサービスとは違います。保存先の選択、同期設定、暗号化などを自分で確認する場面があるため、初期設定を面倒に感じる人もいるでしょう。
広告はなく、データは開かれた形式で扱えます。専用形式から情報を取り出せなくなる不安を減らしたい人には有力です。さらに、JEXやMarkdownなどによる書き出しができるので、定期的にバックアップを残す運用にも向いています。
仕事で使う場合は、会社が許可している保存先かどうかも確かめてください。暗号化機能があるからといって、社内規定を確認せず外部サービスへ機密情報を保存してよいわけではありません。
Evernote
Evernoteは、ウェブページの保存、PDF、画像、検索などをまとめて扱える定番のメモサービスです。機能そのものは充実していますが、無料プランの制限はほかの候補より明確です。
2026年9月時点の公式比較では、無料プランはメモ50件、ノートブック1冊、同期できる端末1台などの上限があります。条件は変更される可能性があるため、登録前にEvernote公式のプラン比較を確認してください。
50件は試用には足りますが、毎日の仕事を記録すると早い段階で到達します。しかも、ゴミ箱内のメモも上限へ数えられる場合があるため、削除しただけでは新しいメモを作れないことがあります。不要なメモを消したあとは、ゴミ箱まで確認するのがポイントです。
同期が1台までという条件も見逃せません。スマートフォンとパソコンの両方で常時使いたい場合、無料版のままでは不便を感じやすいでしょう。別の端末へ切り替える運用はできますが、日常的な往復には手間がかかります。
一般の広告商品がメモ本文へ混ざるというより、有料プランへの案内や機能紹介が目に入りやすいサービスと考えるのが近いです。既存メモの閲覧や編集、書き出しは上限到達後も行えるため、まず操作感を確かめる用途なら候補になります。
Evernote無料版の注意点
大量のメモを無料で保管する目的には向きにくい条件です。過去に使った経験だけで判断せず、現在のメモ数と端末数の上限を確認してから選んでください。
無料メモアプリの選び方

人気順だけで決めると、自分の用途に合わない機能へ時間を使いがちです。無料か有料かを見る前に、次の基準を順番に確認すると失敗を減らせます。
メモの作成数を確認する
最初に見るべきなのは、無料で作れるメモやページの数です。上限がないサービスもあれば、Evernoteのように具体的な件数が決められているものもあります。
週に1件だけ保存するなら50件でも約1年使える計算ですが、毎営業日に3件作れば1か月ほどで上限へ近づきます。数値はあくまで使い方を考える目安です。実際には、古いメモを残すか、定期的に消すかでも必要数が変わります。
件数だけでなく、ノートブックやフォルダーの数も見てください。メモを作れても分類先が一つしかないと、案件が増えたときに検索へ頼ることになります。タグで代用できるかまで考えると判断しやすいでしょう。
同期する端末数を見る
仕事用パソコン、自宅のパソコン、スマートフォンで同じメモを使うなら、少なくとも3台で同期できることが条件になります。ブラウザ版を1台として数えるサービスもあるため、「アプリを入れていないから端末数に含まれない」とは限りません。
反対に、スマートフォンだけで使うなら、複数端末への対応を重視する必要はありません。使わない機能のために料金を払うより、1台で快適に動くかを確認したほうが実用的です。
会社の端末では、個人アカウントへのログインが禁止されている場合もあります。その場合、同期機能が多くても利用できません。まず勤務先の規定を確認し、許可された環境だけで使いましょう。
保存容量と添付上限を見る
文章だけのメモは容量が小さいため、無料枠でも長く使えることがあります。しかし、写真、PDF、録音、動画を添付すると必要な容量は一気に増えます。
ここで確認したいのは、全体の保存容量と1ファイルあたりの上限です。たとえばNotionでは、無料プランのファイルアップロードに1件あたりの制限があります。全体容量に余裕があっても、1個のPDFが大きければ添付できません。
OneNoteではOneDriveの容量をほかのファイルと共有します。つまり、ノートが少なくても写真のバックアップで容量を使っていれば、追加保存に影響する可能性があります。
資料を頻繁に添付する人は、画像を圧縮する、PDFを別の保存場所へ置いてリンクだけ記録するといった方法も検討できます。メモアプリを巨大な倉庫にせず、情報の入口として使う考え方です。
広告と案内表示を分ける
「広告なし」と書かれていても、画面に何も案内が出ないとは限りません。第三者の商品を宣伝する外部広告と、運営会社が上位プランを紹介する表示は別物です。
今回紹介したアプリでは、メモ本文の間へ一般的な広告が差し込まれるものは基本的にありません。ただし、有料機能、保存容量、AI機能などの案内が表示されることはあります。
集中して文章を書く人にとっては、小さな案内でも気になるかもしれません。反対に、短い買い物メモならほとんど影響しないでしょう。広告の有無だけでなく、入力画面を開いたときに余計な操作が必要かを見るのがおすすめです。
書き出し方法を確かめる
無料アプリを選ぶときほど、データを外へ出せるか確認してください。サービスが終了しなくても、無料条件の変更や自分の働き方の変化によって、別のアプリへ移りたくなることはあります。
扱いやすい書き出し形式は、テキスト、Markdown、HTML、PDF、CSVなどです。専用形式しか選べない場合は、ほかのアプリで読み込めるかも見ておきましょう。
書き出し機能があっても、画像や添付ファイル、タグ、作成日時まで完全に移せるとは限りません。重要なメモを3件ほど作り、一度書き出して中身を確かめておくと安心です。
◆圭のワンポイントアドバイス
私はメモアプリを見るとき、入力画面より先に書き出し方法を確認します。入り口はどのサービスも親切ですが、出口には違いが出ます。長く残す情報ほど、持ち出せる形式かどうかが大事ですよ。
用途別に選ぶおすすめ

同じ無料メモアプリでも、得意な仕事はそれぞれ違います。ここでは利用場面ごとに候補を絞ります。
短いメモをすぐ残す
電話中の伝言、買い物、思いついた企画名などを残すならGoogle Keepが使いやすいでしょう。アプリを開いてから入力までが短く、チェックリストへの切り替えも簡単です。
文章だけに絞り、パソコンでも軽快に入力したいならSimplenoteも候補になります。タグ検索や変更履歴があるので、短いメモが増えても探しやすい設計です。
この用途では、表や細かな装飾機能はかえって邪魔になることがあります。メモは一瞬で捕まえないと消えてしまうもの。起動の速さと入力までの手数を優先してください。
会議や勉強を記録する
長い文章、画像、資料を一つのページへまとめるならOneNoteが向いています。授業ごと、取引先ごとにセクションを分けられ、紙のノートに近い感覚で書き足せます。
会議記録と担当者、期限、進み具合を表でつなげたいならNotionが便利です。議事録を書くだけでなく、あとから一覧表示や絞り込みへ発展させられます。
ただし、会議中に複雑な表を作る必要はありません。まず文章で記録し、会議後に決定事項だけ表へ移すほうが話へ集中できます。道具の操作が議論を止めたら本末転倒です。
文章の下書きを作る
ブログ、報告書、メールなどの下書きにはSimplenoteが合います。Markdownで見出しを付けられ、端末をまたいで文章を続けやすいからです。
参考資料と下書きを並べて管理したいならNotion、手書きや画像を含めたいならOneNoteも選択肢です。完成した文章をどのソフトへ移すかまで考えて選んでください。
装飾をたくさん使う文章では、コピーしたときに不要な書式が付くことがあります。最終的にWordPressへ貼るなら、プレーンテキストやMarkdownとして取り出しやすいアプリが扱いやすいでしょう。
データを自分で管理する
保存先や書き出し形式を重視するならJoplinが有力です。端末内へ保存し、必要に応じて自分が選んだ同期先と組み合わせられます。
ただし、自由には設定と管理の責任も付いてきます。同期先の容量不足、パスワード管理、バックアップの保存場所などを自分で確認しなければなりません。
設定に時間をかけたくない人にはGoogle KeepやSimplenoteのほうが気楽です。どちらが優れているという話ではなく、管理をサービスへ任せたいか、自分で決めたいかの違いになります。
無料版から有料版へ移る目安

有料メモアプリには便利な機能がありますが、使うかどうかわからない段階で契約する必要はありません。困りごとが具体的になったときが、上位プランを比べるタイミングです。
上限が仕事を止めるとき
メモ数や保存容量の上限に何度も当たり、削除や圧縮に時間を取られるなら有料化を検討できます。月額料金より、制限を回避する作業時間のほうが高くつくこともあるからです。
たとえば毎週ファイルを消して容量を空けている、端末を切り替えるたびにログインし直しているなら、すでに無料版へ合わせる負担が生まれています。この段階では上位プランの料金だけでなく、節約できる時間も比べてみましょう。
逆に、上限まで十分な余裕があるなら無料版を続けて問題ありません。便利そうだから課金するのではなく、実際に当たった制限を解消するために課金するという順番がおすすめです。
共同作業が増えたとき
個人メモでは足りていても、複数人で編集すると権限管理や履歴が必要になります。誰が何を変更したか、外部の人へどこまで見せるかが重要になるためです。
Notionなどは個人の無料利用と複数人の利用で条件が異なります。無料ワークスペースへ社員を追加する前に、メンバーとゲストの違い、履歴の期間、共有範囲を確認してください。
仕事の情報を扱う場合、個人向け有料プランで容量だけ増やせば十分とは限りません。管理者機能、退職者のデータ引き継ぎ、操作記録が必要なら、組織向けプランを検討する場面です。
履歴や復元が必要なとき
上書きや削除から戻せる期間は、プランによって差が出やすい部分です。個人的な買い物メモなら長い履歴は不要ですが、契約内容や手順書では過去版が重要になります。
無料プランの履歴期間で足りない場合、有料化は保険として意味があります。ただし、有料プランの履歴だけへ頼るのではなく、重要な情報は定期的に書き出して別の場所にも保管してください。
なお、同期とバックアップは同じではありません。同期は、削除した内容までほかの端末へ反映することがあります。誤操作や障害に備えるなら、アプリ外に残すバックアップが必要です。
有料機能が目的になったとき
高度な検索、文字認識、AIによる要約、大容量ファイル、細かな権限設定が毎日の作業を短くするなら、有料版を選ぶ理由になります。
しかし、月に一度しか使わない機能なら、別の無料ツールで代用できるかもしれません。有料機能を見たら、「何分短縮できるか」「何回使うか」「ほかの契約と重複していないか」を考えてみてください。
無料プランを実際の作業で試し、必要な人だけ上位プランを選ぶほうが、機能表だけで契約するより納得しやすいはずです。
課金前に確認すること
月額と年額の違い、自動更新の有無、解約後に残る機能、保存データの扱いを確認しましょう。アプリストア経由と公式サイト経由で料金や解約方法が異なる場合もあります。
安全に使うための注意点

便利なメモアプリでも、保存する情報によっては事故につながります。無料か有料かに関係なく、次の点は利用前に決めておきたいところです。
機密情報をそのまま書かない
パスワード、クレジットカード番号、個人番号、顧客の機密情報を通常のメモへそのまま保存するのは避けてください。検索しやすいことは、端末を他人に触られたときにも見つかりやすいということです。
パスワードは専用のパスワード管理アプリを使い、会社の情報は社内規定で認められた場所へ保存しましょう。個人向けメモアプリの暗号化や認証機能だけで、勤務先の要件を満たせるとは限りません。
端末側では画面ロックと生体認証を設定し、使わなくなった端末はアカウントから解除してください。共有パソコンのブラウザへログイン状態を残さないことも大切です。
定期的に書き出しておく
重要なメモは、月に一度など間隔を決めて書き出しておくと安心です。メモの更新頻度が高ければ毎週、ほとんど変わらなければ数か月ごとでも構いません。
バックアップを作っただけで満足せず、ファイルを開けるかも確認してください。専用形式の場合は、同じアプリがない環境でも読めるテキストやPDFを併せて残す方法があります。
保存先も一つに集中させないほうが安全です。ただし、会社のデータを許可されていない個人用ストレージへ複製してはいけません。安全対策は、所属先の規定を守ることが前提になります。
無料条件を定期確認する
無料プランの内容は固定ではありません。以前は複数端末で使えたサービスが1台へ変わったり、作成数に上限が設けられたりすることがあります。
アプリ内に料金変更や利用条件の通知が出たら、後回しにせず確認しましょう。特にメモ数、端末数、保存容量、書き出し機能の変更は、日常の作業へ直接影響します。
条件が合わなくなったときに慌てないためにも、移行先の候補を一つ決めておくと安心です。無料サービスを使うこと自体が問題なのではなく、出口を持たずに依存することが危険なんですよ。
メモアプリのよくある質問

無料メモアプリを選ぶときに出やすい疑問へ、実用面を基準に回答します。
無料メモアプリのよくある質問
Q1. 完全無料で使えるメモアプリはありますか?
A. Google KeepやSimplenoteは、一般的なメモ、同期、検索を無料で利用できます。Joplinもアプリ自体は無料ですが、複数端末で同期するときは保存先の準備が必要です。「完全無料」という言葉だけで決めず、添付容量、端末数、書き出し方法まで確認してください。
Q2. 広告なしの無料メモアプリはどれですか?
A. 今回取り上げたGoogle Keep、OneNote、Notion、Simplenote、Joplin、Evernoteは、メモ本文の途中へ一般的な広告を差し込む使い方ではありません。ただし、有料プランや追加機能の案内が表示される場合はあります。外部広告と運営会社による案内は分けて判断しましょう。
Q3. パソコンとスマホで無料同期できますか?
A. Google Keep、OneNote、Notion、Simplenoteは、アカウントへログインすることで複数端末から利用できます。Joplinは同期先の設定が必要です。Evernoteの無料プランは同期端末が1台までなので、パソコンとスマートフォンを常時行き来する用途では制限を感じやすいでしょう。
Q4. 仕事で無料メモアプリを使っても安全ですか?
A. 無料か有料かだけでは安全性を判断できません。勤務先が利用を許可しているか、保存場所、共有範囲、認証方法、退職時のデータ管理まで確認する必要があります。顧客情報やパスワードなどを、許可なく個人アカウントへ保存しないでください。
Q5. 無料版から有料版へ移るべき時期はいつですか?
A. メモ数、端末数、容量、履歴の制限によって作業が止まるようになった時期です。まだ上限に余裕があり、有料機能も使わないなら急いで契約する必要はありません。解消したい不便を決めてから、その不便に合うプランを選ぶと無駄を抑えられます。
無料メモアプリのまとめ
無料メモアプリは、料金が0円かどうかだけで選ばないことが大切です。作成できるメモ数、同期端末数、保存容量、広告や案内の表示、書き出し方法まで確認すると、自分に合うものが見えてきます。
短いメモをすぐ残すならGoogle Keep、文章中心ならSimplenote、資料を含む長いノートならOneNoteが使いやすいでしょう。表を使って仕事を管理したい人にはNotion、データの保存先や形式を自分で決めたい人にはJoplinが候補です。
Evernoteは豊富な機能を試せる一方、無料版ではメモ50件、ノートブック1冊、同期端末1台という制限があります。大量のメモを無料で蓄積するより、操作を試して有料版が必要か見極める用途に合います。
無料範囲で必要な機能が足りている間は、そのまま使って問題ありません。制限によって作業が止まり、回避する手間が増えた段階で有料プランを検討すれば十分です。
あなたがメモへ求めているのは、豊富な機能でしょうか。それとも、思いついた瞬間に迷わず書けることでしょうか。毎日使う道具だからこそ、機能表の長さではなく、実際の使い方に合う一つを選んでみてください。
◆圭のワンポイントアドバイス
候補を二つまで絞ったら、同じ内容を両方へ1週間書いてみるのがおすすめです。起動、検索、同期、書き出しを試すと、表だけでは見えない相性がわかります。そこで不便がなければ、無料のまま使い続けて大丈夫ですよ。

