iPhone文字起こしアプリおすすめ比較|無料で使える定番を厳選

iPhone文字起こしアプリおすすめ比較|無料で使える定番を厳選のイメージ Webツール

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こんにちは、道具しらべの圭です。

iPhoneで会議や取材を録音したあと、音声を最初から聞き直して文章にするのは、かなり骨が折れます。録音時間が1時間なら、確認や修正まで含めて2時間以上かかることも珍しくありません。

そこで役立つのが、録音した声を自動で文章に変える文字起こしアプリです。ただし、App Storeには似た名前のアプリが多く、無料と表示されていても、実際には文字起こし時間や書き出し機能が限られる場合があります。

私が文字起こしツールを選ぶときは、認識精度だけで決めません。無料枠の条件、1回の録音時間、音声ファイルの取り込み、話者の区別、要約、書き出しまで確認します。仕事で使うなら、録音できたことよりも、完成した文章を次の作業へ渡しやすいかが大事だからです。

この記事では、iPhoneやiPadで使える定番を比較し、無料で足りる人と専用アプリを選ぶべき人の違いまで紹介します。料金や無料枠は変更されることがあるため、契約前には各公式画面も確認してください。

  • iPhoneで使いやすい文字起こしアプリの違い
  • 無料版で確認するべき利用時間と機能
  • 会議や取材に合うアプリの選び方
  • 録音と文字起こしの精度を上げる方法

おすすめアプリの比較

机に並べた複数の機器のイメージ

候補を早く絞りたい人向けに、iPhoneやiPadで利用できる文字起こしサービスを比較しました。無料枠の数字だけでなく、録音、ファイル取り込み、話者分離、要約の流れも見てください。

下表の料金や無料枠は、2026年8月に確認できた一般的な目安です。契約方法、キャンペーン、App Store経由か公式サイト経由かによって条件が変わる可能性があります。

サービス 無料利用 iPad ファイル取込 話者分離 要約 向いている人
Appleメモ 端末の標準機能 対応 既存音声の扱いは限定的 本格対応ではない 対応機種で利用可能 短いメモを無料で残したい人
Notta 月120分まで 対応 対応 対応 無料枠あり 会議や取材を一つのサービスで扱いたい人
LINE WORKS AiNote 月300分まで 対応 対応 対応 対応 複数人の会議を記録したい人
Texter 無料利用あり 対応 音声や動画に対応 対応 対応 iOSアプリ内で作業したい人
Geode 月5時間の案内あり 対応 音声や動画に対応 用途による 対応 端末内処理を重視する人
Rimo Voice プランにより試用可能 ブラウザ中心 対応 対応機能あり 上位プランで充実 長い音声や議事録をパソコンでも編集する人

迷ったときの目安はシンプルです。自分の声や短い打ち合わせを残すだけならAppleメモ、会議から共有まで一通り試したいならNotta、複数人の発言を扱うならLINE WORKS AiNoteが候補になります。

無料時間を多く見せるサービスでも、1回あたりの録音時間が短いと会議には使いにくいものです。反対に、無料枠が少なくても、音声を聞きながら文章を直せたり、テキストを書き出せたりすれば、実務では助かるかもしれません。

用途別のおすすめ早見表

費用をかけずに短い音声メモを作るならAppleメモが手軽です。新しく会員登録する必要がなく、対応するiPhoneやiPadなら、録音から文章の確認まで標準アプリ内で進められます。

会議、インタビュー、講義など、長めの音声を扱うなら専用サービスが便利です。特にファイル取り込み、話者名の変更、検索、共有を使いたい場合、標準機能だけでは手作業が増えます。

選び分けの目安

短い個人メモはAppleメモ、毎月数回の会議はNottaやLINE WORKS AiNote、動画や字幕も扱うならTexter、端末内での処理を優先するならGeode、パソコンで議事録を仕上げるならRimo Voiceが候補です。

なお、「無料」と「無料トライアル」は別物です。無料プランは利用上限の範囲で継続できますが、無料トライアルは期間終了後に有料契約へ移る場合があります。申込画面では、終了日、自動更新、解約場所まで見ておきましょう。

無料で使える標準機能

開いたノートに置いた小型マイクのイメージ

専用アプリを入れる前に、iPhoneとiPadの標準機能で目的を満たせるか確認してみてください。短い記録なら、追加料金なしで十分に使える場合があります。

Appleメモで録音する

対応するiPhoneのメモアプリでは、メモの中で音声を録音し、その内容を文字に起こせます。文字起こしした文章の検索、コピー、メモへの追加も可能です。

操作は、メモを開いて添付ボタンから「オーディオを録音」を選び、録音を開始する流れです。終了後に文字起こし表示を開けば、文章を読みながら該当部分の音声を再生できます。

Appleの案内では、文字起こしはiPhone 12以降で、端末の言語などの条件を満たす場合に利用できます。日本語も対応言語に含まれています。機種や基本ソフトによって表示される機能が違うため、詳しい条件はAppleサポート「メモでオーディオを録音して文字に起こす」で確認してください。

Apple Intelligenceに対応した環境では、文字起こしした内容の要約も使えます。ただし、すべてのiPhoneで要約まで使えるわけではありません。文字起こしに対応する機種と、Apple Intelligenceに対応する機種は分けて確認する必要があります。

◆圭のワンポイントアドバイス

数分のアイデアメモなら、最初から有料アプリを探さなくても大丈夫です。Appleメモで録音、検索、コピーまで試し、不便が見えた段階で専用アプリへ進むと、余計な契約を減らせますよ。

標準機能が向く場面

Appleメモが向いているのは、自分の声による備忘録、短い対面会話、あとで読み返すための簡単な記録です。アプリを追加せずに始められ、文字起こしした内容を普段のメモと一緒に保管できます。

また、無料枠の残り時間を気にしたくない人にも扱いやすい選択です。クラウド型サービスのように「今月あと何分」という管理をする必要がありません。

一方、参加者が多い会議では、誰の発言なのかをあとから割り当てる作業が残ります。すでに録音済みの音声や動画をまとめて取り込みたい場合も、専用サービスほど自由ではありません。

議事録として提出するなら、発言者、決定事項、担当者、期限を整える必要があります。録音内容を文章にできることと、議事録が完成することは同じではないのです。

音声入力との違い

iPhoneのキーボードにある音声入力も、話した言葉を文章へ変換する機能です。しかし、録音を保存してあとから聞き直す文字起こしアプリとは使い方が異なります。

音声入力は、メールの下書き、検索語、短いメモをその場で入力するときに便利です。基本的には入力欄へ直接文章を入れる機能なので、会議音声を長時間保存し、再生位置と文章を照合する用途には向きません。

自分が文章を吹き込むなら音声入力、会話の記録を残すなら録音と文字起こしと考えると区別しやすいでしょう。似た機能に見えますが、後日の確認が必要かどうかで選択が変わります。

専用アプリのおすすめ

ノートに置いたクリップマイクのイメージ

ここからは、録音だけでなく、音声ファイルの取り込み、話者分離、要約、共有まで求める人に向くサービスを見ていきます。それぞれ無料条件と得意な作業が違います。

Notta

Nottaは、iPhoneやiPadでの録音、音声ファイルの取り込み、話者識別、文章の編集、AI要約に対応する文字起こしサービスです。スマートフォンで録音した内容を、あとからパソコンのブラウザで確認したい人にも使いやすい構成になっています。

2026年8月に公式料金ページで確認できるフリープランは、月120分まで利用でき、クレジットカードの登録は不要です。ただし、1回につき3分までという制限があります。そのため、無料枠が月120分残っていても、60分の会議をそのまま無料で録音する使い方には向きません。

プレミアムの年払いは、月あたり1,185円、12か月合計14,220円の表示です。月1,800分、1回5時間までの文字起こし、データのダウンロード、単語登録などが含まれます。価格や機能は改定される可能性があるため、申込前にはNotta公式料金プランを確認してください。

Nottaの良さは、録音から修正、要約、共有までを一つの場所で進めやすい点です。専門用語や固有名詞をよく使う仕事では、単語登録があると修正回数を減らせることがあります。

一方、フリープランの1回3分という条件は見逃せません。数分の試し録りで、声の拾い方、句読点、固有名詞、話者の区別を確認するためのプランと考えるのが現実的です。

Nottaを無料で試す
場合は、静かな場所で2人程度の会話を3分以内に録音し、文章の修正量と共有画面まで確認すると判断しやすくなります。

※Nottaの有料プラン(プレミアム・ビジネス)は、パソコンのWeb版からの申し込みが対象です。スマートフォンのアプリやブラウザから手続きすると対象外になる場合があるため、申し込みはパソコンから行ってください。

LINE WORKS AiNote

LINE WORKS AiNoteは、会議やインタビューの音声を文章にし、発言者ごとに内容を確認できるサービスです。iPhoneとiPad向けのアプリが用意され、録音、話者の認識、重要部分の表示、検索、共有、AI要約などに対応しています。

フリープランは月300分まで利用できる案内です。週1回、60分程度の会議なら、時間だけを見ると無料枠に収まりやすい計算になります。ただし、要約回数、保存期間、共有機能など、時間以外の上限も必ず確認してください。

LINE WORKSを使っていない個人でも候補になりますが、名称が似ているため、通常のLINEアプリと同じ感覚で使えると決めつけないほうがよいでしょう。アカウント作成やサービス環境の開設が必要になる場合があります。

このサービスが合いやすいのは、複数人の発言を分けて確認したい人です。会議では認識された全文を読むだけでなく、「誰が決めたのか」「誰が次に動くのか」を追う必要があります。話者を区別できると、その後の議事録作成が楽になります。

LINE WORKS AiNoteのフリープランは、月に数回の会議で使い勝手を確認したい場合の候補です。有料プランへ進む前に、参加者の声が正しく分かれるか、要約から決定事項を拾えるかを見てください。

Texter

Texterは、iPhone、iPad、Apple Watchで使える日本語対応アプリです。マイク録音に加え、音声、動画、画像からの文字起こしに対応し、話者識別、無音部分の処理、要約、翻訳、字幕編集などをまとめて扱えます。

iPhoneで動画を撮影し、その音声から字幕の元になる文章を作りたい人には便利な候補です。また、文字起こし結果と動画の再生位置を照らし合わせながら直せると、聞き直す場所を探す手間が減ります。

ただし、App Storeで「無料」と表示されることは、すべての機能を無制限に使えるという意味ではありません。アプリ内購入があり、利用時間や機能によって契約が必要になる場合があります。

Texterを試すなら、録音だけで判断せず、普段使う形式の音声や動画を取り込んでみてください。共有先、書き出し形式、要約テンプレートが自分の作業に合うかまで見ると、契約後の食い違いを避けられます。

Geode

Geodeは、iPhoneやiPadで音声を録音し、端末内で文字起こしできることを特徴とするアプリです。音声や動画ファイルの取り込み、翻訳、要約にも対応し、無料プランでは月5時間の文字起こしが案内されています。

クラウドへ音声を送ることに抵抗がある人にとって、端末内処理は注目したい条件です。ただし、すべての機能が必ず端末内で完結するとは限りません。クラウド文字起こしやクラウド要約を選んだ場合のデータ処理は、利用前にプライバシーポリシーで確認してください。

端末内処理では、通信環境が不安定な場所でも使える可能性があります。その一方で、対応機種、空き容量、発熱、電池消費などが使い心地に関係します。古いiPhoneで長時間録音する場合は、短い音声で動作を試すのが安全です。

機密性の高い会議では、アプリだけを見て判断せず、勤務先の情報管理規程も確認しましょう。端末への保存が許可されていても、個人所有のiPhoneで録音すること自体が認められていない場合があります。

Rimo Voice

Rimo Voiceは、音声や動画ファイルをアップロードし、文字起こし結果をブラウザで編集したい人に向くサービスです。録音と文章の位置を照らし合わせながら修正でき、会議の要約や共有にも対応します。

公式ヘルプで確認できる個人向け文字起こしプランは月額1,650円、年払いでは月あたり1,100円です。プロプランは月額4,950円、年払いでは月あたり3,300円で、会議用の機能やAI議事録などが加わります。

iPhoneだけですべてを完結したい人より、iPhoneで録音し、パソコンの広い画面で文章を仕上げたい人に合いやすいでしょう。長文の修正では、キーボードと大きな画面を使えることが、そのまま作業時間の差になります。

無料で試せる範囲や期間は、選択するプランによって変わります。トライアルへ申し込む場合は、終了後の扱い、カード登録の有無、自動課金の条件を申込画面で確認してください。

無料版で確認すること

机に置いたクリップボードとペンのイメージ

文字起こしアプリの無料版は、単に費用を節約するためのものではありません。自分の声、録音場所、専門用語との相性を調べる検証期間として使うと、選びやすくなります。

無料時間と録音上限

最初に見るのは、毎月の無料時間と1回あたりの上限です。この2つは似ていますが、意味が違います。

例えば、月120分まで無料でも、1回3分までなら、60分会議を一度に処理できません。反対に、月300分で1回の長時間録音に対応するなら、週次会議を数回試せます。

無料時間が「録音時間」を指すのか、「文字起こし処理をした時間」を指すのかも確認しましょう。失敗した録音を処理し直した場合に、同じ音声で利用枠をもう一度消費するサービスも考えられます。

そのため、無料枠の数字だけを横並びにしても、本当の使いやすさは分かりません。あなたが普段録音する長さを基準に、1回で処理できるかを見ることが大切です。

ファイルを取り込めるか

すでにボイスメモやICレコーダーで録音している人は、音声ファイルの取り込みが欠かせません。リアルタイム録音だけに対応するアプリでは、過去の録音を文章にできない場合があります。

対応形式も確認してください。iPhoneのボイスメモで使われる音声、会議ツールから保存したファイル、カメラで撮影した動画など、実際に使う形式を一つ取り込むのが確実です。

さらに、ファイルの容量や長さに上限が設けられることもあります。2時間の取材を録音したのに、アップロード時点で止まると困りますよね。長時間音声を扱うなら、分割が必要かどうかも見ておきましょう。

書き出しと共有の範囲

仕事で使うなら、文字起こし結果を外へ出せるかが重要です。画面上で全文を読めても、コピーやダウンロードが有料というサービスがあります。

確認したい形式は、一般的な文章、Wordで扱える形式、字幕用の形式などです。単純な議事録なら文章のコピーで足りますが、動画字幕では時刻情報が付いたファイルが必要になる場合があります。

共有リンクを発行するときは、リンクを知っている人なら誰でも開けるのか、パスワードを付けられるのか、公開期限を設定できるのかも確認してください。会議音声には個人名や未公開情報が入りやすいため、手軽さだけで公開範囲を決めないことが大切です。

◆圭のワンポイントアドバイス

無料版では認識精度ばかり見がちですが、私は最後に「この文章をメールや文書へ渡せるか」を見ます。コピーや書き出しで止まると、文字起こしが成功しても仕事は終わりません。

自動更新の条件

無料プランと期間限定トライアルは、申込画面で明確に区別してください。クレジットカードを登録しない無料プランなら、通常は利用上限へ達した時点で機能が制限されます。

一方、3日間や7日間の無料トライアルでは、期間終了後に年間プランなどへ自動更新される場合があります。アプリを削除しただけでは解約にならず、iPhoneの設定やサービスの契約画面から手続きが必要なこともあります。

試す前に、料金、更新日、更新後の契約期間、解約場所をスクリーンショットで残しておくと安心です。特に年間契約は一度の請求額が大きくなるため、「月あたり」の表示だけで判断しないようにしてください。

失敗しない選び方

おすすめ順位だけで決めるより、自分が録音する場面から逆算したほうが失敗を減らせます。ここでは、比較時に優先したい条件を具体的に説明します。

利用目的から決める

自分用の音声メモ、社内会議、顧客への取材、大学の講義では、必要な機能が違います。

自分用のメモなら、話者分離や高度な共有機能は不要です。Appleメモのように、起動してすぐ録音できることのほうが役立ちます。

会議では、話者分離、要約、決定事項の抽出、共有が候補になります。取材なら、音声と文章の再生位置が連動し、聞き間違いを原音で確かめられることが重要です。

講義では、長時間録音、検索、見出し作成が便利でしょう。ただし、授業や講演の録音が認められているか、事前に担当者へ確認してください。

日本語の精度を試す

文字起こしの精度は、サービス名だけでは決まりません。話す速さ、声の距離、周囲の雑音、方言、専門用語、参加人数によって結果が変わります。

そこで、普段の環境に近い3分程度の音声を用意し、同じファイルを候補サービスへ取り込んで比べます。固有名詞、数字、否定表現、参加者の切り替わりを見ると、違いが分かりやすいです。

「できます」と「できません」の取り違えは、議事録の意味を反対にします。認識された文字数の多さではなく、重要な発言が正しく残っているかを確認してください。

誤変換があっても、音声をタップして該当位置へ移動できれば修正は早くなります。したがって、精度と編集機能はセットで評価するのが現実的です。

話者分離を確認する

複数人の会議では、話者分離があると発言者ごとに文章を読めます。しかし、自動判定が常に正しいわけではありません。声が似ている人、短い相づち、同時発言では分離を間違える可能性があります。

無料版で試す際は、2人以上で数分話し、発言者の切り替わりを見てください。あとから話者名をまとめて変更できるかも重要です。一つずつ直す仕様では、参加者が多い会議ほど手間が増えます。

会議冒頭で参加者が順番に名乗る、同時に話さない、iPhoneを全員から近い場所へ置くと、話者を判別しやすくなることがあります。

情報管理を確認する

会議や取材の音声は、内容によって個人情報や営業秘密を含みます。無料で便利だからという理由だけで、勤務先の許可なく外部サービスへアップロードするのは避けてください。

確認したいのは、音声と文章の保存場所、通信時と保存時の保護、データの利用目的、削除方法、退会後の扱いです。法人利用では、管理者機能、アクセス制限、操作記録などが求められる場合もあります。

また、録音することを参加者へ伝え、目的と共有範囲を説明するのが基本です。通話録音では、端末や地域によって相手へ録音開始の通知が行われることもあります。

仕事の音声を個人アカウントへ保存する前に確認

会社の情報管理規程、録音への同意、保存期間、共有相手を確認してください。文字起こし後に音声が不要なら、サービス上のデータとiPhone内の元ファイルをどこまで残すかも決めておきましょう。

精度を上げる録音方法

ICレコーダーとヘッドホンを並べたイメージ

文字起こし結果は、アプリの性能だけでなく録音品質に大きく左右されます。高いプランへ変える前に、iPhoneの置き方や話し方を変えるだけで読みやすくなることがあります。

机の中央へ置く

対面会議では、iPhoneを特定の一人の前ではなく、参加者の中央付近へ置きます。マイクを資料、衣服、ケースなどで塞がないようにしてください。

机をたたく音やキーボードの振動は、声より大きく録音される場合があります。iPhoneの下へ薄い布や振動を抑える台を置くと、接触音が入りにくくなることもあります。

広い会議室で参加者との距離が離れるなら、iPhone一台ですべての声を拾うのは難しくなります。外付けマイクや会議用マイクを検討する前に、短い試し録りを再生し、最も遠い人の声が聞こえるか確かめましょう。

発言を重ねない

人間の耳なら会話の流れから補える同時発言も、自動文字起こしでは文章が混ざりやすくなります。進行役が発言順を整え、一人ずつ話すだけでも結果は変わります。

数字、日付、製品名、人名などは、少しゆっくり発音すると修正しやすくなります。「来週」だけでなく具体的な日付を言うと、あとで議事録を読んだ人にも伝わります。

専門用語を頻繁に使うなら、単語登録に対応したサービスが便利です。登録できない場合は、会議後に検索と置換を使えるか確認してください。

短く試し録りする

本番前に30秒ほど録音し、声量と雑音を確認します。録音ボタンを押したつもりでも開始できていない、マイクが塞がれている、空調音が大きいといった失敗を防げます。

長時間の会議では、充電残量と空き容量も見ておきましょう。録音中に電池が切れれば、どれほど精度の高いアプリでも記録は残りません。

通知音や着信が気になる場合は、業務上問題のない範囲で集中モードを利用します。ただし、録音中に別のアプリを開いた場合の動作はサービスごとに違うため、画面を消した状態でも録音が続くか事前に試してください。

iPadで使う場合の違い

机に伏せて置いたスマートフォンとメモ帳のイメージ

iPad対応の文字起こしアプリは、録音機能そのものがiPhoneと大きく変わらなくても、確認や編集のしやすさに利点があります。

編集画面を広く使える

iPadでは、文字起こし結果を広い画面で読み、音声を再生しながら文章を直しやすくなります。外付けキーボードを使えば、長い議事録の修正も進めやすいでしょう。

画面分割に対応する環境なら、文字起こしアプリと文書作成アプリを並べ、決定事項だけを転記できます。録音中の操作よりも、録音後の仕上げでiPadの良さを感じやすい部分です。

ただし、iPhone版があるサービスでも、iPadではiPhone用画面を拡大して表示するだけの場合があります。App Storeの対応端末欄と画面例を確認してください。

録音端末を分ける

オンライン会議へiPadで参加し、同じiPadの文字起こしアプリで音声を録る場合、会議音声を期待どおり取得できないことがあります。基本ソフトの制限やアプリ同士のマイク利用が関係するためです。

確実性を上げたいなら、会議へ参加する端末と録音する端末を分ける方法があります。例えば、パソコンで会議へ参加し、机上のiPhoneで音声を録音する形です。

ただし、スピーカーから出た音を再録音するため、音量や反響によって精度が落ちる可能性があります。Web会議を頻繁に記録するなら、ZoomやTeamsなどとの連携機能を持つサービスも検討してください。

よくある質問

机に置いた白いカードの束のイメージ

iPhoneやiPadの文字起こしアプリを選ぶときに出やすい疑問へ、実際の選定ポイントに沿って回答します。

iPhone文字起こしのよくある質問(FAQ)

Q1. iPhoneだけで無料の文字起こしはできますか?

A. 対応機種ならAppleメモの録音と文字起こしを利用できます。短い自分用メモなら標準機能で足りることがあります。話者分離、長時間録音、ファイル取り込み、共有まで必要なら、専用アプリの無料プランも試してください。

Q2. 完全無料で長時間使えるアプリはありますか?

A. 無料プランを継続できるサービスはありますが、月間時間、1回の長さ、要約回数、書き出しなどに制限が設けられるのが一般的です。「月に何分使えるか」と「1回で何分録音できるか」を分けて確認してください。

Q3. ボイスメモの音声も文字にできますか?

A. 音声ファイルの取り込みに対応したNotta、Texter、Geodeなどが候補です。共有メニューやファイルアプリを経由して取り込む方法があります。ただし、対応形式、容量、録音時間の上限はサービスごとに異なります。

Q4. 電話の通話も文字起こしできますか?

A. 対応するiPhoneと基本ソフトでは、電話やFaceTimeオーディオ通話を録音し、メモで文字起こしを確認できる場合があります。録音開始時には相手へ通知されます。利用条件を確認し、相手の同意を得たうえで使ってください。

Q5. 仕事用ならどのアプリがおすすめですか?

A. 会議から共有まで進めたい個人にはNotta、複数人の発言を扱うならLINE WORKS AiNote、パソコンで長い議事録を仕上げるならRimo Voiceが候補です。文字起こしサービスの有料プランを選ぶ前に、自分の会議音声で認識精度、書き出し、共有範囲を試してください。

自分に合うアプリの結論

iPhoneでは、短い音声メモや簡単な打ち合わせなら標準のAppleメモで足りることがあります。新しいアプリを増やさず、無料で録音と文字起こしを始められるのが魅力です。

しかし、長時間録音、既存ファイルの取り込み、話者分離、要約、書き出し、パソコンとの連携まで必要なら、専用アプリが便利です。

選び方は、無料時間の多さだけではありません。1回の録音上限、普段使うファイル形式、話者名の修正、文章の書き出し、共有時の公開範囲まで確認してください。

おすすめの進め方は、同じ3分程度の音声を候補サービスで試し、重要な固有名詞や数字の誤変換を比べることです。そのあと、文章を修正して外部へ共有するところまで操作します。

この記事の結論

  • 短い個人メモならAppleメモから試す
  • 会議全体を扱うならNottaやLINE WORKS AiNoteを比べる
  • 動画や字幕も扱うならTexterを候補にする
  • 端末内処理を重視するならGeodeを確認する
  • 長文をパソコンで直すならRimo Voiceも検討する

文字起こしアプリは、録音ボタンを押すところがゴールではありません。あなたが本当に減らしたいのは、聞き直し、修正、要約、転記にかかる時間ではないでしょうか。

だからこそ、まず無料版で録音と日本語の認識を試し、仕事用途なら書き出しと共有まで確認する。この順番なら、料金だけで選んで使わなくなる失敗を避けやすいですよ。

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