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こんにちは、道具しらべの圭です。
Canvaには、パソコンの操作画面を録画し、その映像をCanva上で編集できる画面録画機能があります。ソフトの操作説明、社内マニュアル、商品デモなどを作るときに、録画から編集まで同じ場所で進められるのが便利です。
ただし、ブラウザ版Canvaを開いても、同じ画面録画機能は利用できません。2026年9月時点ではMacまたはWindows向けのデスクトップアプリ限定であり、1回の録画時間は25分、ファイル容量は1GBまでです。
この記事では、Canvaで画面録画を始める手順から、録画後の編集、音声が入らないときの確認事項までまとめます。短い説明動画にCanvaを使うべきか、ほかの録画ツールを選ぶべきかも判断できるようになりますよ。
- Canvaで画面録画を始める手順
- 録画できる範囲と25分・1GBの制限
- 録画した動画を編集して共有する方法
- 画面や音声を録画できない場合の対処法
Canvaの画面録画が向いている人
数分から20分程度の操作説明を録画し、文字や図形、音楽を加えて見やすい動画に仕上げたい人です。反対に、会議や講義を長時間そのまま保存する用途には向きません。
Canvaの画面録画とは

まず、Canvaの画面録画で何ができるのかを確認しましょう。「自分を録画する」機能やプレゼンテーション録画とは似ていますが、記録する対象と利用できる環境が異なります。
パソコン画面全体を記録できる
Canvaの画面録画は、Canvaの編集画面だけでなく、パソコンに表示している画面全体を動画として記録する機能です。ブラウザでサービスを操作する様子、表計算ソフトへの入力手順、アプリの設定方法などを見せられます。
録画中は操作パネルが表示され、必要に応じて一時停止や削除が可能です。録画開始前にはカウントダウンが入るため、開始ボタンを押した瞬間から慌てて操作する必要もありません。
終了後の映像は、Canvaの動画として自動的に保存・アップロードされます。そのまま動画編集へ進み、不要部分のカットや説明文の追加を行える仕組みです。
こうした仕様は、Canvaヘルプセンター「Record your screen」でも案内されています。画面録画の対応環境や上限は変更される可能性があるので、仕事で使う前には公式案内も確認してください。
カメラ映像と音声も加えられる
画面だけでなく、対応するカメラとマイクを選び、話している自分の映像や声を一緒に記録できます。説明者の顔が画面の隅に表示される形式は、オンライン講座や商品紹介と相性がいいですね。
顔を出したくない場合は、カメラをオフにして画面と音声だけを録画できます。さらに、声も不要ならマイクをオフにし、あとから字幕やナレーションを追加する方法もあります。
一方、Canvaの「自分を録画する」は、主にWebカメラの映像を素材としてデザインへ追加する機能です。スマートフォンでも自分の映像は撮影できますが、パソコン画面全体を記録する画面録画とは別物だと考えてください。
画面録画と自分を録画する機能の違い
パソコン上の操作を見せたい場合は「画面録画」、話している人物だけを素材にしたい場合は「自分を録画する」を選びます。名前が似ているので、ここを取り違えやすいところです。
録画後すぐに編集へ移れる
Canvaを使う大きな理由は、録画そのものよりも録画した映像をデザイン素材として扱えることにあります。別の録画ソフトで撮影し、動画ファイルを書き出してから編集ソフトへ読み込む手間を減らせます。
たとえば、クリックする場所へ矢印を置く、操作名をテロップで表示する、冒頭にタイトルを入れるといった加工が可能です。Canvaのテンプレート、図形、写真、動画素材なども組み合わせられます。
完成した動画はMP4形式でダウンロードできるほか、Canvaの共有ボタンからリンクで渡すことも可能です。説明内容を少し直したいときにも、元のデザインを開いて編集し直せます。
◆圭のワンポイントアドバイス
画面を撮るだけなら、パソコンに標準搭載された録画機能でも足ります。Canvaを選ぶ価値が出るのは、録画後にタイトル、字幕、矢印などを足して「人に見せる動画」へ仕上げたいときかなと思います。
Canvaで画面録画する準備

録画ボタンを探す前に、使用環境と権限を確認します。ここが整っていないと、機能が表示されなかったり、映像は撮れても音声が入らなかったりします。
デスクトップアプリを用意する
2026年9月時点で、Canvaの画面録画に必要なのはMacまたはWindows向けデスクトップアプリです。ブラウザ版やスマートフォン版では、パソコンの画面全体を記録する同機能を利用できません。
普段ブラウザ版を使っている人は、Canva公式サイトからデスクトップアプリをダウンロードし、いつものCanvaアカウントでログインします。非公式な配布サイトではなく、公式の配布ページから入手してください。
アプリを入れたあとも画面録画が見当たらない場合は、アプリを最新版へ更新して再起動します。段階的に機能が反映される場合もあるため、表示名やメニューの位置が公式案内と多少異なる可能性はあります。
Canva Proを利用すると、豊富な動画素材や一部の高度な編集機能も組み合わせられます。ただし、画面録画だけを目的に、最初から有料プランを契約する必要があるとは限りません。まず現在のアカウントで必要な作業ができるか確認し、使いたい素材や機能に制限がある場合にCanva Pro公式ページで最新のプラン内容を確認するのが無難です。
録画権限を許可する
デスクトップアプリを用意したら、パソコン側でCanvaによる画面録画を許可します。初回利用時に確認画面が出た場合は、表示内容を読み、画面収録の権限を有効にしてください。
Macでは、システム設定の「プライバシーとセキュリティ」にある画面収録関連の項目から、Canvaを許可する流れが一般的です。設定変更後は、Canvaアプリの終了や再起動を求められることがあります。
Windowsでも、プライバシー設定やセキュリティソフトの設定によって、マイクやカメラへのアクセスが止められる場合があります。Canva側だけを操作して直らないときは、OS側の許可状況を見直しましょう。
機密情報が映らない状態にする
画面全体を録画すると、通知、メールの件名、顧客名、保存済みパスワードの候補などが映り込むおそれがあります。不要なアプリを閉じ、通知を止め、録画に使う画面だけを開いてから始めてください。
マイクとカメラを確認する
音声付きの説明動画を作る場合は、使用するマイクをあらかじめ確認します。ノートパソコンの内蔵マイクでも録音できますが、周囲の音やキーボードの打鍵音を拾いやすい点には注意が必要です。
外付けマイクやイヤホンマイクを使うなら、録画画面で正しい入力機器が選ばれているか見ます。Bluetooth機器は接続が切り替わることもあるので、録画直前に短いテストを行うと安心です。
顔も映す場合は、背景に個人情報や生活用品が入り込んでいないか確認してください。カメラの高さを目線に近づけ、顔の正面から光が当たるようにすると、特別な照明がなくても見やすくなります。
安定した通信環境を確保する
Canvaの公式案内では、画面録画の利用条件として安定したインターネット接続も挙げられています。録画後の動画はCanvaへ自動的にアップロードされるため、通信が不安定だと保存に時間がかかったり、処理が完了しなかったりする可能性があります。
容量の大きいファイルを扱うので、可能なら安定したWi-Fiや有線接続を使いましょう。ほかの端末で大容量のダウンロードをしている場合は、録画とアップロードが終わるまで止めるのも一案です。
録画終了後、Canva上に動画が表示される前にアプリを強制終了するのは避けてください。アップロードや変換処理が完了したことを確認してから、次の作業へ移るほうが安全です。
Canvaで画面録画する方法

準備ができたら、デスクトップアプリから画面録画を開始します。アプリの更新によって表示位置が変わる可能性はありますが、基本的な流れは同じです。
ホーム画面から録画を開く
Canvaデスクトップアプリを起動し、ホーム画面から動画関連の項目を開きます。「動画」を選んだあと、「画面録画」または画面収録を示す項目へ進み、録画を開始します。
公式案内では、ホーム画面のほか、ファイルメニュー、MacやWindowsのシステムトレイ、編集中のデザインにある「アップロード」からも画面録画へアクセスできるとされています。
すでに動画デザインを編集中なら、アップロード欄から開くと、その後の編集へつなげやすいでしょう。まだデザインを作っていない場合は、ホーム画面から始めると迷いにくいです。
画面と入力機器を設定する
録画画面が開いたら、収録対象とマイク、カメラの設定を確認します。操作説明なら画面を有効にし、声も入れるならマイクをオンにします。顔を表示する必要がなければ、カメラはオフで構いません。
Canvaの画面録画は、公式ヘルプ上では画面全体を記録する機能として案内されています。録画前に、デスクトップ上の不要なファイル、ブラウザのブックマーク、別アプリのウィンドウなどを片付けておきましょう。
音声入力の表示が反応しているかも確認します。マイクへ話しかけても反応がない場合は、選択中の機器かOSのアクセス権限に問題があるかもしれません。その状態で長く撮るより、先に設定へ戻るほうが早道です。
録画を開始して操作する
設定を終えたら録画ボタンを押します。カウントダウン後に収録が始まるので、用意しておいた台本や操作順に沿って進めてください。
録画中は、一時停止や削除を選べる操作パネルが表示されます。途中で大きく言い間違えた場合は、一時停止して話す内容を確認してから再開できます。ただし、停止前後の間は編集時に切ったほうが自然です。
マウスポインターを素早く動かしすぎると、視聴者がどこを見ればよいか分からなくなります。ボタンの上で一呼吸置き、クリックしてから画面が切り替わるまで待つのがコツ。普段の操作より少しゆっくり進めるくらいでちょうどいいですよ。
◆圭のワンポイントアドバイス
台本は一字一句を書き込むより、「ログイン」「設定を開く」「保存を確認」のように操作単位でメモしておくと話しやすくなります。録画する前に一度だけ通して操作し、読み込み待ちが発生する場所も把握しておきましょう。
録画を終了して保存する
説明が終わったら、操作パネルの終了に当たるボタンを選びます。録画した映像は保存され、Canva動画として自動的にアップロードされます。
収録直後は、映像の処理に少し時間がかかる場合があります。長めの動画ほど待ち時間が延びる可能性があるため、画面を閉じずに完了を待ってください。
保存後は、最初と最後を再生して、映像と音声が入っているか確かめます。さらに途中を数か所確認し、音声がずれていないか、隠すべき情報が映っていないかも見ておきましょう。
録画した動画を編集する
収録したままでも共有できますが、冒頭と末尾を切り、要点を文字で補うだけで動画の分かりやすさが変わります。ここからがCanvaを使うメリットです。
不要な部分をカットする
まず、録画開始前の待ち時間、読み込みで止まっている部分、言い直した箇所を短くします。動画クリップを選び、タイムラインやトリミング機能を使って必要な範囲を残してください。
操作手順そのものを削ってしまうと話が飛ぶため、一度に大きく切らず、前後を再生しながら調整します。待ち時間をすべてなくす必要もありません。画面が切り替わったことを理解できる程度の間は残したほうが見やすいでしょう。
長い動画を無理に一本へ収めず、「初期設定」「基本操作」「書き出し」のように分ける方法もあります。視聴者は必要な部分へ移動しやすく、作り手も修正箇所だけを撮り直せます。
文字や図形で操作を補う
音声だけでは伝わりにくいメニュー名や注意点は、画面上へ短い文字を置きます。視聴者が読む時間を考え、文章を詰め込まず、一画面につき一つの要点へ絞るのが見やすくするコツです。
クリック位置には、矢印や枠線、丸形などを置けます。色は背景と区別しやすいものを選び、動画を通して同じ役割には同じ色を使ってください。
ただし、装飾を増やしすぎると、本来見せたい操作画面が隠れます。画面録画では、主役はあくまで操作内容。字幕や図形は、視線を案内する標識くらいに考えるとよいでしょう。
音量と再生速度を調整する
録音した声が小さい場合は、動画や音声素材の音量を調整します。BGMを加えるなら、説明の声を邪魔しない大きさまで下げてください。イヤホンだけでなく、パソコンやスマートフォンのスピーカーでも聞いて確認すると安心です。
単調な入力作業や読み込み待ちは、再生速度を上げることで短縮できます。一方、設定値を入力する場面や重要なボタンを押す場面まで速くすると、視聴者が追いつけません。場面ごとに速度を変えるのが自然です。
Canvaでは録画映像の切り抜き、反転、速度や音量の変更などが案内されています。また、一部の高度な動画編集機能はプランによって利用条件が異なります。
背景除去や有料素材まで使って動画を仕上げたい場合は、Canva Proの対象機能や料金内容をあらかじめ把握しておくと安心です。料金や無料体験の内容は時期によって変わる可能性もあるため、検討する際は最新の提供条件を基準にするとよいでしょう。
MP4やリンクで共有する
完成した動画は、MP4形式でダウンロードできます。社内のファイル共有サービスへ置く、動画配信サービスへ投稿する、学習管理システムへ登録するといった使い方が可能です。
ファイルを送らず、Canvaの共有リンクで見せる方法もあります。この場合は、閲覧権限を必ず確認してください。編集可能な設定で渡すと、相手が元のデザインを変更できる可能性があります。
社外へ公開する動画では、使用した写真、音楽、映像素材のライセンスも確認が必要です。Canva内の素材だから無条件であらゆる使い方ができる、という意味ではありません。公開先や利用目的に応じて、Canvaの最新のライセンス条件を確認してください。
Canva画面録画の制限

Canvaの画面録画を仕事へ取り入れるなら、時間と容量の上限を先に知っておく必要があります。無料か有料かだけでなく、録画用途に合う仕様かを見て判断しましょう。
デスクトップアプリ限定
Canvaの画面録画は、MacまたはWindows向けデスクトップアプリだけで利用できます。ChromeやEdgeなどでCanvaへログインしても、同じ画面録画機能は使えません。スマートフォンやタブレットのCanvaアプリにも非対応です。
ブラウザ版で利用できるWebカメラ録画と、デスクトップアプリの画面録画を混同しないようにしましょう。スマートフォン版では自分の映像を撮って素材へ加えられますが、端末画面の操作をCanvaで収録する機能ではありません。
会社や学校のパソコンでは、利用者が自由にアプリをインストールできない場合もあります。その場合は、管理担当者へ導入を依頼するか、利用を許可された別の録画手段を選ぶ必要があります。
録画時間は1回25分まで
Canva公式ヘルプによると、1回の録画時間は最大25分です。これは一般的な目安ではなく、公式に案内されている機能上の上限となります。
25分を超える説明は、内容を複数の動画へ分ける必要があります。20分前後でいったん終了する構成にしておけば、言い直しや予定外の待ち時間が生じても上限まで多少の余裕を残せます。
長い講義、会議、ウェビナーを最初から最後まで収録する目的には不向きです。途中で録画を切り替えると説明が途切れ、ファイル管理や編集の手間も増えます。長時間録画が主目的なら、時間制限に余裕のある専用ツールを検討してください。
ファイル容量は1GBまで
録画時間とは別に、1回あたり最大1GBというファイル容量の上限もあります。映像の内容や画面の変化量などによって容量は変わるため、必ず25分まで録画できるとは限りません。
動きの多い動画、細かな映像が頻繁に切り替わる画面などは、容量が増える可能性があります。長さが上限以内でも、1GBに達すれば収録や保存へ影響することを想定しておきましょう。
そのため、重要な説明を25分ぎりぎりの一本へ詰め込むのはおすすめしません。5分から15分程度の短い章へ分けたほうが、容量面だけでなく、撮り直しや視聴のしやすさでも有利です。
25分以内でも必ず保存できるとは限りません
通信状態、パソコンの動作状況、1GBの容量上限なども関係します。重要な収録では短いテスト録画を行い、アップロードと再生まで確認してから本番へ進んでください。
長時間録画には向かない
Canvaは録画専用ソフトというより、録画素材を動画デザインへつなげるサービスです。そのため、長時間の連続収録、細かな録画品質の設定、複数音声の個別管理などを重視する人には物足りない可能性があります。
一方、数分の操作説明を撮り、文字や図形を足してすぐ共有する用途なら、複数のソフトを行き来しなくて済みます。短いチュートリアルを何本か作る形なら、25分の上限も大きな問題になりにくいでしょう。
選ぶ基準は、「何分録画できるか」だけではありません。録画後にどこまで編集するのか、誰へどの方法で共有するのかまで考えると、自分に合う道具が見えてきます。
◆圭のワンポイントアドバイス
一本の動画が25分を超えそうなら、Canvaで無理に分割収録する前に、視聴者が本当にその長さを見続けられるか考えてみてください。操作説明はテーマ別に短く分けたほうが、あとから目的の場面を探しやすいですよ。
録画できない場合の対処法

画面録画が表示されない、画面が映らない、音声が入らないといった場合は、原因を一つずつ切り分けます。いきなり再インストールするより、利用環境と権限から確認するのが近道です。
機能が見つからない場合
最初に、ブラウザ版ではなくCanvaデスクトップアプリを使っているか確認します。ブラウザのCanvaとデスクトップアプリは見た目が似ているため、気づかずブラウザ版を開いていることがあります。
次に、アプリを最新版へ更新し、いったん完全に終了してから起動し直してください。ホーム画面だけで見つからない場合は、ファイルメニュー、システムトレイ、デザイン編集画面のアップロード欄も確認します。
それでも表示されない場合は、OSの種類とバージョン、Canvaアプリのバージョンを控え、Canvaのヘルプセンターで最新の対応状況を確認しましょう。組織で管理されたアカウントでは、管理設定の影響も考えられます。
画面が映らない場合
画面が黒くなる、録画を始められない場合は、OSの画面収録権限を見直します。MacではCanvaを許可したあと、アプリの再起動が必要になることがあります。
特定の動画配信サービスや保護されたコンテンツは、不正コピーを防ぐ仕組みにより黒く表示される場合があります。権限を変更して回避しようとせず、各サービスの利用規約や著作権を守ってください。
また、パソコンへの負荷が高いと正常に処理できない可能性があります。不要なアプリやブラウザのタブを閉じ、空き容量を確認してから、短い録画で動作を試しましょう。
音声が入らない場合
映像だけ撮れて音声が入らないときは、Canvaの録画設定でマイクがオンになっているか確認します。入力機器が複数ある場合は、実際に使用するマイクを選び直してください。
続いて、OSのプライバシー設定でCanvaによるマイク利用が許可されているか見ます。ほかの会議アプリがマイクを使用中なら、そのアプリを終了してから再度試しましょう。
外付け機器を使っている場合は、接続の抜き差しや再接続も有効です。いきなり本番を撮らず、「テストです」と数秒話して保存し、再生音を確かめてください。
保存やアップロードが進まない場合
録画終了後の処理が進まないときは、まず通信状態を確認します。Wi-Fiが不安定ならルーターに近づくか、可能であれば有線接続へ切り替えます。
処理中に同じボタンを何度も押したり、アプリを強制終了したりすると、状況が分かりにくくなります。少し待っても変化がなければ、録画時間とファイル容量、Canvaの障害情報を確認してください。
重要な動画では、一本を短くして保存回数を分けるのも有効です。一度に失う範囲を小さくでき、問題が起きた区間だけ撮り直せます。
Canvaが向いている用途
Canvaの画面録画は、すべての録画作業を置き換えるものではありません。便利さが生きる場面と、専用ツールを使ったほうがよい場面を分けて考えます。
短い操作マニュアル
社内システムへの入力方法、オンラインサービスの初期設定、ファイルの提出手順など、数分で説明できる操作マニュアルには向いています。
手順を画面で見せながら、重要な箇所へ矢印や文字を足せるため、文章と静止画だけのマニュアルより操作の流れを伝えやすくなります。画面構成が変わった場合も、該当する短い動画だけ更新できます。
ただし、顧客情報や社内限定の画面を収録する場合は、共有範囲を慎重に設定してください。録画前にテスト用のデータへ置き換え、実在する個人情報を映さない運用が安心です。
商品やサービスのデモ
Webサービスの使い方や商品の購入手順を案内するデモ動画にも使えます。最初に完成イメージを見せ、そのあと実際の操作へ進む構成にすると、視聴者が目的を理解しやすくなります。
Canva内で表紙、ロゴ、説明文、終わりの案内まで加えられるため、録画しただけの映像より見栄えを整えやすいでしょう。WebサイトやSNS向けのサイズへ合わせてデザインを作ることもできます。
動画制作を継続し、有料テンプレートや素材を幅広く使う場合はCanva Proも選択肢になります。ただ、必要な機能は人によって異なるため、画面録画の用途だけでなく、実際に使う素材や保存容量、共同作業の有無なども含めて検討するとよいでしょう。
長い会議や講義は別ツール
30分を超える会議や講義を中断せず記録したい場合、1回25分までのCanvaは適しません。録画を分けるたびに操作が必要となり、発言の途中で上限へ達するおそれもあります。
ゲーム実況のように動きが多い映像、高いフレームレートを指定したい収録、複数の音声を分けて編集したい作業も、録画専用ソフトのほうが対応しやすいでしょう。
Canvaを選ぶ目安は、短く撮って、そのまま分かりやすく加工したいかです。録画時間や画質の細かな制御が最優先なら、別の道具を選んだほうが遠回りになりません。
使いやすい動画にするコツ

画面録画は、正しく撮れているだけでは十分とは限りません。見る人が迷わず操作を再現できるよう、録画前の準備と編集方法を少し工夫します。
一動画一テーマに絞る
一本の動画には、一つの目的を設定します。「アカウントを作る」「通知を変更する」「PDFで保存する」のように分ければ、視聴者は必要な説明だけを選べます。
一つの動画へ多くの操作を詰め込むと、タイトルと内容が合わなくなり、見たい場面を探す時間が増えます。修正するときも、関係のない部分まで録り直さなければなりません。
結果として、短い動画へ分けることは、Canvaの25分制限を避けるだけでなく、視聴と更新の両方を楽にします。目安として時間を機械的に決めるより、一つの目的が達成された場所で区切ってください。
台本とテスト録画を用意する
録画前には、最初に伝える内容、操作する順番、最後に確認する結果をメモします。完璧な読み上げ原稿でなくても、順序が見えるだけで言い直しを減らせます。
本番前に30秒ほどテスト録画し、文字の大きさ、マウスポインターの見やすさ、音量を確認しましょう。操作対象が小さすぎる場合は、ブラウザやアプリの表示倍率を上げます。
テストは遠回りに感じるかもしれません。しかし、15分話したあとでマイクが無音だったと気づくより、短い確認を挟むほうがずっと早いですよ。
個人情報と通知を隠す
録画前に、メール、チャット、予定表などの通知を止めます。ブラウザの履歴候補、アカウント名、デスクトップ上のファイル名にも注意が必要です。
説明用アカウントやダミーデータを用意できるなら、本番環境を直接映すより安全です。公開後にぼかしを入れる方法もありますが、最初から記録しないほうが漏えいの危険を抑えられます。
共有前には、できれば録画した本人以外にも確認してもらいましょう。操作へ集中している本人には見慣れた情報でも、第三者には個人情報だと気づける場合があります。
画面録画のよくある質問

最後に、Canvaの画面録画を使う前に確認されやすい疑問へ回答します。似た録画機能との違いや利用環境を押さえておきましょう。
Canva画面録画のよくある質問(FAQ)
Q1. Canvaの画面録画は無料で使えますか?
A. Canvaは画面録画機能を無料の動画録画機能として案内しています。ただし、録画後に使う素材や背景除去など、一部の編集機能は有料プランの対象です。アカウントや提供条件によって表示が異なる可能性もあるため、契約前に現在の編集画面とCanva公式サイトで確認してください。
Q2. ブラウザ版Canvaで画面録画できますか?
A. 2026年9月時点で、パソコン画面全体を録画する機能はCanvaデスクトップアプリ限定です。Webカメラで自分を録画する機能と混同しやすいのですが、ブラウザ版では同じ画面録画機能を利用できません。
Q3. スマートフォンの画面も録画できますか?
A. Canvaの画面録画はMacまたはWindows向け機能であり、スマートフォン画面の収録には対応していません。スマートフォン版Canvaではカメラを使って自分を録画できますが、端末の操作画面を記録する機能とは異なります。
Q4. 25分を超える動画は録画できますか?
A. 1回の録画上限は25分なので、それを超える内容は複数回に分ける必要があります。なお、ファイル容量にも1GBの上限があります。長時間の会議や講義を連続して残すことが目的なら、長時間録画に対応した別のツールが適しています。
Q5. 録画した動画はダウンロードできますか?
A. 録画した映像はCanva動画として自動的に保存され、編集後にMP4形式でダウンロードできます。共有ボタンからリンクで渡したり、ほかのCanvaデザインへ組み込んだりすることも可能です。共有時は閲覧・編集権限を確認してください。
Canva画面録画のまとめ
Canvaの画面録画は、パソコンの操作を撮影し、そのまま文字、図形、音楽などを加えて説明動画にできる機能です。MacまたはWindows向けデスクトップアプリを使い、画面収録やマイクの権限を許可してから録画します。
- 画面録画はCanvaデスクトップアプリ限定
- ブラウザ版とスマートフォン版は非対応
- 1回の録画時間は最大25分
- 1回のファイル容量は最大1GB
- 録画後はCanva上で編集可能
- MP4の保存とリンク共有に対応
短い操作説明や商品デモを録画後すぐに編集したい人には便利です。特に、矢印や字幕を加えたチュートリアルを手早く作りたい場合は、録画と編集を一つのサービスで進められます。
一方、25分を超える会議や講義、画質や音声を細かく設定する収録には向きません。長時間録画そのものが目的なら、専用の画面録画ツールを選ぶべきです。
まずは数十秒のテスト動画を作り、画面、音声、保存まで問題なく進むか確かめてみてください。そのうえで、録画後の編集までCanvaで済ませられることに価値を感じるかどうか。それが、Canvaを選ぶ一番分かりやすい判断基準です。

