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こんにちは、道具しらべの圭です。
Loomは、パソコンの画面や自分の声を録画し、完成した動画をURLで共有できるサービスです。資料を添付して長い説明を書く代わりに、実際の操作を見せながら話せるため、社内の引き継ぎや不具合報告と相性がいいですよ。
一方で、無料のStarterプランには、1本あたりの録画時間や保存できる動画数に上限があります。知らずに録画を始めると、説明の途中で時間切れになったり、必要な機能が有料だったりするかもしれません。
そこでこの記事では、Loomで画面録画を始める準備から、録画した動画をURLで共有するところまで順番に解説します。無料版でできることと有料版へ切り替える目安も、公式の料金表示を確かめたうえでまとめました。
- Loomで画面録画を始める手順
- 録画した動画をURLで共有する方法
- 無料Starterプランの主な制限
- 無料版と有料版を選ぶ基準
Loomは、5分以内の操作説明やフィードバックをすぐ共有したい人に向いています。無料版の上限で足りる間は無理に課金せず、長い動画や高画質が必要になった段階で有料版を検討するのが現実的です。
Loomでできること

Loomは一般的な画面録画ソフトと違い、録画、オンライン保存、共有までがひと続きになっています。まずは、仕事の中でどのように役立つのかを見ていきましょう。
画面と音声を同時に録画できる
Loomでは、パソコンに映っている画面とマイクから入る音声を同時に記録できます。画面だけを録ることも、自分の顔をカメラ映像として重ねることも可能です。
録画方法は、大きく分けて「画面とカメラ」「画面のみ」「カメラのみ」の3種類。表計算ソフトの操作を説明するときは画面のみ、顧客への提案やチームへのメッセージでは画面とカメラというように、目的に合わせて切り替えられます。
文字だけでは伝えにくいマウスの動き、設定画面の場所、操作する順番まで、そのまま見せられる点が便利です。説明する側にとっても、何枚ものスクリーンショットを撮り、矢印や注釈を加える手間を減らせます。
ただし、すべての説明を動画に置き換える必要はありません。URLや数値など、あとでコピーしたい内容は文章のほうが親切です。私は、短い結論を文章で書き、細かな操作だけをLoomで見せる使い方がちょうどいいと考えています。
録画後すぐにURLを発行できる
Loomの大きな特徴は、録画を停止すると動画がオンラインへ保存され、共有用ページが作られることです。動画ファイルを書き出し、オンラインストレージへアップロードしてから共有設定を行う、といった工程を挟まずに済みます。
生成されたURLをメールやチャットへ貼り付ければ、相手はブラウザ上で動画を再生できます。大きな動画ファイルを添付しないため、送信容量を気にする場面も減るでしょう。
視聴者は動画の内容を自分の都合がよい時間に確認できます。全員の予定を合わせるほどではないものの、文章だけでは説明しにくい内容を伝えたい場面にぴったりです。
◆圭のワンポイントアドバイス
Loomの良さは、動画を豪華に作れることより、録画から共有までの距離が短いことです。完成度を上げすぎず、要点を2分から3分で伝えると、撮る側にも見る側にも負担が残りません。
コメントでやり取りできる
共有した動画には、視聴者がコメントや絵文字の反応を付けられます。動画の特定の時点に結び付いたコメントなら、「このボタンを押したあとの動きについて確認したい」といった指摘もしやすくなります。
例えば、ウェブサイトの修正案をLoomで見せ、担当者が該当部分へコメントを残す流れです。メールを何往復もして対象箇所を確認するより、話の位置がずれにくくなります。
もっとも、コメント機能を使うかどうかは相手との関係や運用方法によります。動画を見るだけなら、Loomのアカウントを持っていない相手にもURLで共有できる設定があります。相手に新しい道具の使い方を覚えてもらわなくても、説明を届けられるわけです。
Loomを使い始める準備

LoomにはChrome拡張機能、Windows・Mac向けデスクトップアプリ、スマートフォンアプリがあります。どれを使っても録画できますが、対象となる画面や必要な機能から選ぶと迷いません。
アカウントを無料で作成する
最初にLoom公式サイトを開き、無料アカウントを作成します。Googleなどの対応アカウントを利用する方法と、メールアドレスで登録する方法があります。画面の案内に沿って認証を完了してください。
個人利用で試すなら、無料のStarterプランから始めれば十分です。登録画面で有料プランの体験を案内される場合は、体験終了後の扱いや請求条件を画面上で確かめてから選びましょう。
Loom公式サイトから無料で始める場合も、契約前には表示中のプラン名を確認してください。Loomの料金や機能は変更される可能性があるため、この記事の数値だけで判断せず、申込画面を見直すと安心です。
録画方法を選ぶ
ブラウザ内のタブや簡単な操作を録るなら、Chrome拡張機能が手軽です。拡張機能を追加すると、ブラウザのツールバーから録画画面を呼び出せます。
ブラウザ以外のソフト、複数のウィンドウ、画面上の広い範囲を録りたいなら、デスクトップアプリが使いやすいでしょう。公式案内でも、Chrome版は基本的な録画向け、より多くの録画機能を使う場合はデスクトップアプリという位置付けです。
| 録画方法 | 向いている用途 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| Chrome拡張機能 | ブラウザの操作説明 | タブや画面の共有範囲 |
| デスクトップアプリ | 複数ソフトや画面全体の録画 | OS側の録画権限 |
| スマートフォンアプリ | スマホ操作の説明 | 通知や個人情報の映り込み |
WindowsとMacの両方にデスクトップアプリが用意されています。スマートフォンではiOS版とAndroid版を利用できますが、対応するOSの版は更新される場合があるため、インストール前に各アプリストアで確認してください。
録画に必要な権限を許可する
初回録画時には、画面、マイク、カメラへのアクセス許可を求められます。音声付きで画面を撮るなら画面とマイク、顔も映すならカメラの権限も必要です。
Macでは、システム設定のプライバシーとセキュリティにある「画面収録」「マイク」「カメラ」などから、Loomの利用を許可します。設定を変更したあと、アプリやブラウザの再起動が必要になる場合もあります。
Chrome拡張機能を使う場合は、ブラウザ側でLoomにマイクやカメラの使用を許可してください。以前に「ブロック」を選んでいると、Loomの画面で機器を選択しても音や映像が入りません。
会社が管理するパソコンでは、管理者によって画面収録や拡張機能の追加が制限されていることがあります。設定を勝手に変更せず、社内の情報システム担当者へ確認してください。
Loomで画面録画する方法

準備ができたら、実際に画面を録画します。操作自体は難しくありませんが、録画範囲と音声を開始前に確かめることが失敗を減らすコツです。
録画モードを設定する
Loomの録画画面を開き、画面とカメラを一緒に録るか、画面だけにするかを選びます。顔を出す必要がなければ「Screen Only」にすると、操作内容へ視線を集めやすくなります。
次に、録画する対象を選択してください。選べる範囲は利用するアプリや環境によって異なりますが、画面全体、特定のウィンドウ、ブラウザのタブなどが代表的です。
画面全体を選ぶと、別のソフトへ移動する様子まで伝えられます。ただし、メール通知や社内チャット、デスクトップ上のファイル名も映り込む可能性があります。一つのソフトだけで説明が完結するなら、対象のウィンドウに限定するほうが安全です。
カメラを使う場合は、顔を表示する丸い枠が操作対象を隠していないかも見ておきましょう。画面の端へ移動させたり、不要な場面では非表示にしたりすると、肝心のボタンが見えなくなるのを防げます。
マイクと画面を確認する
録画を始める前に、使用するマイクを選択します。イヤホンや外付けマイクを接続していると、パソコン内蔵マイクを含む複数の候補が表示されることがあります。
声を出し、入力音量を示す表示が動くか確認してください。マイク名が合っていても、物理的なミュートスイッチが入っているケースがあります。10秒ほど試し撮りして再生するのが、最も確実な確認方法です。
また、録画する画面に顧客名、メールアドレス、請求情報、未公開資料などが表示されていないか見直します。通知を一時停止し、不要なタブを閉じておくと、録画途中のやり直しを減らせます。
説明する項目を「目的、操作、結果」の3つに絞った短いメモを手元に置くと、話が横道へそれにくくなります。無料版の5分以内へ収める方法としても効果的です。
録画を開始して停止する
設定を確認したら、録画開始ボタンを押します。カウントダウンが表示されたあとに録画が始まるため、慌てて話し出す必要はありません。
冒頭では「何のための動画か」と「見終わったあとに何をしてほしいか」を短く伝えましょう。例えば、「申請画面でエラーが出たため、再現する操作を共有します。最後の表示を確認してください」と言えば、視聴者が目的をつかめます。
録画中は、マウスを必要以上に動かさず、クリックする場所で一度止めます。操作と説明を同時に急ぐより、「ここを開きます」と話してからクリックするほうが、見る側には親切です。
説明が終わったら、Loomの操作メニューにある停止ボタンを押します。環境によってはブラウザの共有停止ボタンやショートカットから終了することも可能です。停止後は動画ページが開き、録画内容がオンラインへ保存されます。
録画後に内容を見直す
共有する前に、動画を最初から一度再生してください。音声が入っているか、文字を読める大きさか、個人情報が映っていないかを確認します。
Loomには録画後の編集機能がありますが、利用できる範囲はプランによって異なります。無料版では編集機能が限られるため、大きな言い間違いや不要な待ち時間が多い場合は、撮り直したほうが早いこともあります。
動画のタイトルも変更しておきましょう。「説明動画」だけでは、数日後に内容が分からなくなります。「経費申請で領収書を追加する方法」のように、対象と操作が分かる名前がおすすめです。
◆圭のワンポイントアドバイス
言い間違いを一つ残さず消そうとすると、短い説明にも時間がかかります。内容を誤解させない範囲なら、「今の箇所は右ではなく左です」とその場で言い直して進めても十分伝わりますよ。
録画した動画を共有する方法
Loomでは、動画ファイルを相手へ直接渡すのではなく、視聴ページのURLを送る方法が基本です。ただし、内容に応じて公開範囲を確認する必要があります。
共有リンクをコピーする
録画後の動画ページで共有ボタンを押し、リンクをコピーします。録画終了時にURLが自動でクリップボードへコピーされる環境もありますが、送信前に対象の動画が合っているか確かめましょう。
コピーしたURLは、メール、Slackなどの社内チャット、タスク管理ツールへ貼り付けられます。動画を見てほしい理由と確認期限を一文添えると、URLだけを送るより相手が動きやすくなります。
例えば、「新しい入力手順を3分で説明しています。明日の作業前に確認してください」と書けば、内容、所要時間、次の行動が伝わります。視聴する側にとって、長さが分からない動画は開きにくいもの。おおよその再生時間を添えるだけでも印象が変わります。
リンクの公開範囲を確認する
Loomでは、リンクを知っている人、ワークスペースのメンバー、指定した相手など、動画の公開範囲を設定できます。表示される選択肢は契約プランやワークスペースの設定によって変わる場合があります。
社外の相手へ送るときは、相手がログインせずに見られる設定になっているか確認しましょう。逆に、社内限定の資料を「リンクを知っている全員が閲覧可能」にすると、URLが転送された際に意図しない人へ見られるおそれがあります。
有料プランでは、パスワード保護など無料版にない共有機能も用意されています。ただし、パスワードを付ければ何を載せてもよいわけではありません。会社の情報管理規程で外部サービスへの保存が認められているかを先に確かめてください。
LoomのURLは短い連絡で共有できる反面、転送も簡単です。個人情報、顧客の機密情報、認証情報、社外秘資料を録画する前に、社内ルールと共有対象を確認しましょう。
相手側の見え方を確認する
共有後の行き違いを避けるには、ログアウトしたブラウザやシークレットウィンドウでURLを開く方法が役立ちます。自分には見えていても、相手にはログイン画面や権限エラーが表示される場合があるからです。
動画を差し替えたり、公開範囲を変更したりしたときも、同じURLから正しく再生できるか見直してください。特に顧客へ送る動画では、送信前の30秒確認があとからの説明を減らします。
なお、Loom側で動画をアーカイブまたは削除すると、それまで送ったURLから視聴できなくなることがあります。業務手順として長期間使う動画なら、誰が管理し、いつ更新するのかも決めておくと安心です。
Loom無料版の制限

無料のStarterプランでも主要な録画とURL共有を試せます。ただし、録画時間、動画数、画質などに上限があるため、自分の用途に収まるかを確認しましょう。
録画時間は1本5分まで
2026年9月1日にLoom公式料金ページで確認したStarterプランの録画時間は、1本あたり5分までです。5分を超える研修、製品紹介、講義などを一本の動画として残したい場合は、無料版では足りません。
一方で、操作手順を一つだけ説明する、デザインの修正箇所を伝える、不具合の再現手順を見せるといった用途なら、5分で収まることが多いでしょう。むしろ時間の上限があることで、話す内容を絞りやすくなります。
5分を超えそうなときは、「初期設定」「基本操作」「よくあるエラー」のように内容を分割する方法があります。ただし、連続した講義を無理に細切れにすると、視聴者は次のURLを開く手間が増えます。自然に章を分けられないなら、有料版を検討する合図です。
保存できる動画は25本まで
Starterプランでは、公式料金ページ上で1人あたり最大25本と案内されています。たまに短い説明を共有する程度なら足りますが、日常的に録画すると到達しやすい本数です。
古い動画を削除すれば運用を続けられる場合でも、削除した動画のURLは利用できなくなります。社内マニュアルや顧客向け案内として過去のURLを残しているなら、消す前に利用状況を確認してください。
短期的なフィードバック動画は作業完了後に削除し、繰り返し見る手順書だけを残す方法なら、無料版でも本数を抑えられます。動画のタイトルに対象案件や年月を入れておくと、あとで必要性を判断しやすいですよ。
無料版の画質は最大720p
Starterプランの動画品質は、公式料金ページでは最大720pとされています。一般的な操作説明なら内容を伝えられる画質ですが、小さな文字や細かな表をそのまま見せる用途では読みにくくなる可能性があります。
録画時には、ブラウザやソフトの表示倍率を上げ、不要な領域を閉じて対象を大きく映しましょう。文字が細かい表計算シートを画面全体で録るより、説明するセルの周辺を拡大したほうが伝わります。
高精細なデザイン確認、細部まで見せる製品実演、高画質で保存したい教材には、最大4Kに対応する有料プランが候補です。もっとも、視聴者の通信環境や画面サイズによっても見え方は変わるため、数字だけでなく実際の共有画面を試してください。
編集や保存方法にも差がある
有料のBusinessプランでは、公式料金ページ上で録画時間と動画本数が無制限になり、基本的な波形編集、Loomロゴの削除、動画のアップロードやダウンロードなどが案内されています。
Starterプランでは、動画ファイルのダウンロードが利用できない点にも注意が必要です。Loom上で共有するだけなら困りませんが、動画ファイルを社内サーバーへ保管したい人や、別の編集ソフトで加工したい人には制約になります。
また、Business + AIでは、自動要約、章分け、無音部分や言いよどみの削除など、AIを使った機能が含まれます。短い動画をたまに撮るだけなら必須ではありませんが、録画後の編集や文章化に時間を取られているチームなら検討余地があります。
| 比較項目 | Starter | Business |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 有料 |
| 動画数 | 1人25本まで | 無制限 |
| 画面録画時間 | 1本5分まで | 無制限 |
| 動画品質 | 最大720p | 最大4K |
| 動画のダウンロード | 対象外 | 対応 |
| Loomロゴの削除 | 対象外 | 対応 |
上の内容は2026年9月1日に確認した一般的な比較です。料金、上限、機能の対象は変更される可能性があります。契約時には、Loom公式料金ページで最新プランを確認するようにしてください。(出典:Loom「Pricing」)
無料版と有料版の選び方

プラン選びで大切なのは、機能の多さではなく、実際の録画時間と保存本数です。最初から高いプランを選ばず、無料版で仕事の流れに合うかを試すと無駄を抑えられます。
短い説明なら無料版で足りる
数分の操作案内、ウェブサイトへの修正指示、不具合の再現、週次の簡単な報告が中心なら、Starterプランから始めるのがおすすめです。
録画前に話す項目を3つほど書き出し、一つの動画に一つの目的だけを持たせれば、5分以内にまとめやすくなります。「あれもこれも」と詰め込まず、視聴者が次に行う作業を一つに絞る感覚です。
保存上限の25本についても、一時的なフィードバックを定期的に見直す運用なら対応できるかもしれません。まず1か月ほど使い、何本録画したか、平均何分だったかを確認してから判断するとよいでしょう。
長時間録画なら有料版を選ぶ
5分を超える動画を頻繁に撮るなら、有料版のほうがスムーズです。研修、顧客への詳しい提案、新人向けの業務説明、複数工程を含む操作マニュアルでは、時間を気にしながら話すこと自体が負担になります。
また、25本を維持するために毎週動画を削除している状態も、切り替えを考える目安です。削除する動画の確認に時間がかかり、必要な記録まで失うようなら、無料で使い続ける利点が薄くなっています。
動画をファイルとしてダウンロードしたい、Loomのロゴを外して顧客へ見せたい、細かな画面を高画質で残したい場合もBusinessが候補です。必要な機能が一つでも業務上欠かせないなら、録画時間だけで決める必要はありません。
Loom Businessを検討する際は、利用人数にも注意してください。有料プランは人数に応じて費用が変わるため、録画する人全員に有料の権限が必要なのかを確認しましょう。
AI機能は作業量で判断する
Business + AIは、動画を頻繁に作り、そのあとの要約や編集にも時間を使っている人向けです。録画が月に数本しかない場合、AI機能を使えること自体が目的になると、費用に見合わないかもしれません。
判断するときは、録画後のタイトル作成、要約、章分け、不要部分の削除に毎月何時間かかっているかを数えてみてください。その時間を減らせる見込みが、追加費用を上回るかで考えると分かりやすいでしょう。
なお、自動生成された文章や章分けは、内容が常に正しいとは限りません。顧客名、金額、操作手順など重要な情報は、人の目で確認してから共有する必要があります。
◆圭のワンポイントアドバイス
無料版で困っていない段階なら、急いで有料版へ移る必要はありません。「5分を超える」「25本を維持できない」「720pでは読めない」のどれかが繰り返し起きたときが、見直しやすいタイミングです。
録画で失敗しないコツ
Loomは簡単に録画できる反面、準備なしで始めると無音や情報の映り込みが起きます。共有後に慌てないため、最低限の確認方法を押さえておきましょう。
最初に短い試し撮りをする
本番前に10秒から20秒の試し撮りを行い、音声と画面を再生します。録画ボタンが動いていても、選択したマイクが違えば声は入りません。イヤホンを抜き差ししたあとや、オンライン会議の直後は特に確認したいところです。
システム音声も録る場合は、動画や通知音が意図した音量で入るか試してください。自分の声とパソコンの音が重なると、どちらかが聞き取りにくくなる場合があります。
試し撮りは余計な作業に見えますが、5分話したあとに無音だと分かるより、はるかに短く済みます。一度設定が安定しても、使用機器やアプリを変えた日は再確認しましょう。
通知と個人情報を隠す
録画前には、メール、チャット、予定表などの通知を停止します。通知本文には送信者名や案件名が表示されることがあり、数秒の映り込みでも外部共有には不向きです。
ブラウザのブックマーク名、開いているタブ、デスクトップ上のファイル名にも注意してください。録画対象だけを表示する専用ウィンドウを作り、必要のないソフトを閉じる方法が確実です。
入力操作を見せる場合は、本物の顧客情報ではなく、説明用の架空データを使うと安全性が高まります。パスワードや決済情報は、入力欄が伏せ字になる場合でも録画しないほうがよいでしょう。
共有前に視聴権限を見直す
動画の内容に合わせて公開範囲を選びます。広く案内する一般的な操作説明と、特定の顧客に関する報告を同じ設定で共有するのは避けてください。
URLを受け取った人がさらに転送する可能性も考えます。公開範囲の設定だけに頼らず、転送されて困る情報そのものを録画へ入れない判断が大切です。
共有済みの動画を編集、移動、削除した場合は、過去のURLが引き続き使えるか確認しましょう。手順書として社内に定着した動画ほど、リンク切れが起きると多くの人へ影響します。
Loomが向いている用途

Loomは会議や文章をすべて置き換えるサービスではありません。短い映像のほうが伝わりやすい仕事へ絞ると、効果を感じやすくなります。
操作手順や不具合を伝える
ソフトの設定方法やエラーの再現手順は、Loomの得意分野です。どのメニューを開き、何を入力し、どの時点で問題が起きたのかを連続して見せられます。
不具合報告では、動画に加えて使用した端末、OS、ブラウザ、発生時刻、エラーメッセージを文章で添えてください。映像だけでは検索やコピーがしにくいため、調査に必要な情報はテキストでも残すのがおすすめです。
同じ質問が繰り返される操作なら、一度録画した動画を手順書へ載せる使い方もできます。ただし、画面の仕様変更後は古い操作を案内することになるため、更新日を記載して定期的に見直しましょう。
社内の確認を非同期にする
資料への意見、制作物への修正指示、週次の進捗共有は、必ずしも全員を集める必要がありません。画面を見せながら数分で伝え、相手が都合のよい時間に確認すれば、予定調整を減らせます。
ただし、議論が必要なテーマや、その場で複数人の判断を合わせたい内容には会議が向いています。Loomを送ったあとにコメントが何十件も続くなら、短い打ち合わせへ切り替えたほうが早いでしょう。
一方向の説明はLoom、意見を出し合う場は会議という使い分けが分かりやすい基準です。録画すること自体を目的にせず、相手が判断しやすい形を選んでください。
顧客への説明に利用する
顧客ごとの設定方法や納品物の使い方を見せる際にもLoomを利用できます。定型文だけを送るより、相手の画面や案件に合わせて説明したほうが理解されやすい場合があります。
一方で、顧客情報を外部サービスへ保存することになるため、契約内容や社内規程の確認が欠かせません。共有範囲を限定し、不要になった動画をいつ削除するかも決めておきましょう。
無料版ではLoomのロゴを外せず、動画のダウンロードにも制限があります。自社ブランドとして継続的に顧客へ提供するなら、有料版の機能と費用を比べる価値があります。
Loomのよくある質問

最後に、Loomで画面録画を始める人から出やすい疑問へ回答します。細かな仕様は契約プランや利用環境で変わるため、実際の画面もあわせて確認してください。
Loomに関するよくある質問(FAQ)
Q1. Loomは無料で画面録画できますか?
A. 無料のStarterプランで画面録画とURL共有ができます。2026年9月1日に確認した公式料金では、画面録画は1本5分まで、動画は1人25本まで、画質は最大720pです。上限や対象機能は変更される場合があるため、利用開始時に公式料金ページも確認してください。
Q2. Loomを見る人にも登録が必要ですか?
A. リンクを知っている人が見られる設定なら、一般的にはアカウントがない相手もブラウザで視聴できます。ただし、ワークスペース限定や指定した相手だけに公開した場合は、ログインを求められることがあります。送信前にシークレットウィンドウで確かめると安心です。
Q3. Loomでパソコンの音も録音できますか?
A. Loomの録画機能はシステム音声に対応しています。ただし、録画方法、OS、共有する画面によって設定が異なる場合があります。本番前に短い動画を撮り、自分の声とパソコンの音が両方入っているか再生して確認してください。
Q4. 無料版で5分を超えるときはどうしますか?
A. 内容を自然な章ごとに分け、複数の動画として録画する方法があります。ただし、長い研修や連続した操作を頻繁に録るなら、視聴者の手間を考えて録画時間が無制限の有料プランを検討したほうがよいでしょう。
Q5. Loomの動画を保存できますか?
A. 録画した動画はLoom上のライブラリへ保存されます。一方、動画ファイルのダウンロードは、公式ヘルプではBusiness、Business + AI、Enterpriseの管理者やCreator向け機能と案内されています。ファイルを手元に保管したい場合は、契約前に対象プランを確認してください。
Loomの使い方まとめ
Loomは、画面と音声を録画し、完成後すぐURLで共有できるサービスです。短い操作説明、不具合報告、社内フィードバックなら、文章やスクリーンショットを何枚も用意するより早く伝えられる場面があります。
無料のStarterプランは、1本5分、1人25本、最大720pという上限があるものの、Loomの基本的な使い方を試すには十分です。まずは録画の目的を一つに絞り、短い動画から始めてみてください。
5分を超える録画が続く、25本では残したい動画を維持できない、高画質やダウンロードが必要という段階になったら、有料プランを検討しましょう。必要になってから切り替えるほうが、使わない機能へ費用を払わずに済みます。
Loom選びの基準はシンプルです。短い説明をすぐ共有するなら無料版、長時間の録画や継続的な動画管理が必要なら有料版。まず無料で実際の仕事に取り入れ、上限が作業の妨げになった時点で見直してみてください。

