この記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれています。リンク経由で商品を購入すると、当サイトに報酬が発生する場合があります。
こんにちは、道具しらべの圭です。
会議の録音を文字にするだけなら、無料アプリでも選択肢はあります。ただ、実際の議事録作成では、誤変換を直し、発言者を割り当て、決定事項と担当者を拾い、読みやすい文章に仕上げる作業が残ります。文字起こしが終わっても、仕事そのものは終わらないわけです。
そこで注目したいのが、録音から話者分離、要約、決定事項の抽出、ToDoの洗い出しまで進められるAI議事録サービス。この記事では、各社が公開している機能や料金をもとに、会議の種類に合う選び方をまとめました。私が実際に確認できていない使用感や精度については、使ったように断定せず、無料プランで確かめるべき部分としてお伝えします。
- 会議向け文字起こしアプリの比較ポイント
- 無料版と有料版の違い
- 話者分離やAI要約の選び方
- 議事録を短時間で仕上げる運用方法
会議用途で見るべきなのは、文字起こし精度だけではありません。話者分離、要約、ToDo抽出、ZoomやMicrosoft Teamsとの相性まで含めて選ぶと、会議後の清書時間を減らしやすくなります。
会議向けアプリの比較結果

まずは、代表的な文字起こしアプリと会議サービスの特徴を比べます。料金や利用上限、搭載機能は変更されることがあるため、契約前には必ず各公式サイトで最新情報を確認してください。
| サービス | 主な特徴 | 無料利用 | 話者分離 | AI要約 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| Notta | 録音、文字起こし、要約、共有をまとめて扱える | あり | あり | あり | 対面会議とWeb会議の両方を扱う人 |
| Rimo Voice | 日本語会議の文字起こしやAI議事録に対応 | 無料トライアルあり | あり | あり | 日本語中心の法人やチーム |
| tl;dv | Web会議の録画と文字起こし、共有に対応 | あり | あり | 回数制限付きであり | ZoomやTeamsの会議が多い人 |
| Zoom AI Companion | Zoom内で要約やアクション項目を生成 | プランによる | 会議設定による | あり | すでにZoomを中心に使う組織 |
| TeamsとCopilot | 文字起こしや会議チャットをもとに要約 | 契約ライセンスによる | あり | あり | Microsoft 365を使う組織 |
| AI GIJIROKU | リアルタイム文字起こしや翻訳に対応 | 申込時に要確認 | あり | プランによる | 多言語会議や法人導入を考える人 |
迷ったときの基準はわりと単純です。対面会議とWeb会議を一つの場所で扱いたいならNottaやRimo Voice、Web会議の録画と振り返りを重視するならtl;dvが候補になります。すでにZoomやMicrosoft 365へ費用を払っている場合は、追加サービスを契約する前に標準機能や付帯するAI機能を確認しておきましょう。
なお、表の「あり」は、どのプランでも無制限に利用できるという意味ではありません。対象プラン、月間回数、会議時間、言語などに条件が付く場合があります。
総合候補はNotta
会議向け文字起こしアプリを一つ選ぶなら、最初に候補へ入れやすいのがNottaです。対面での録音、音声・動画ファイルの取り込み、Web会議の文字起こしに対応し、生成した文章の編集や共有まで一つの画面で進められます。
公式料金ページでは、2026年8月確認時点でフリープランが用意されています。フリーでは月120分の文字起こし枠がある一方、リアルタイム文字起こしは1回3分までという制限があります。そのため、60分の会議を無料版だけで丸ごと記録する用途には向きません。操作画面や短い音声で認識の傾向を確かめるためのプラン、と考えるのが自然です。
年間契約のプレミアムは、公式表示で月あたり1,185円、年間14,220円の一括払いです。月1,800分、1回5時間までの文字起こし、月100回のAI要約などが示されています。価格や上限は改定される可能性があるため、申込画面でもう一度確認してください。
Zoom、Google Meet、Microsoft Teams、Webexの会議を記録でき、話者識別にも対応しています。対面とオンラインの両方で使いたい人にとって、用途を分けずに済むのは便利なところです。
まずNottaの無料プランで、自社の会議音声と専門用語がどの程度認識されるか確かめる
と、有料契約後の食い違いを避けやすくなります。
※Nottaの有料プラン(プレミアム・ビジネス)は、パソコンのWeb版からの申し込みが対象です。スマートフォンのアプリやブラウザから手続きすると対象外になる場合があるため、申し込みはパソコンから行ってください。
機能と現在の利用上限は、Notta公式の料金プランで確認できます。
日本語会議ならRimo Voice
Rimo Voiceは、日本語の会議を中心に、文字起こし、発言者の設定、AI議事録、共有を進めたい場合の候補です。音声や動画を取り込み、文字起こし結果と元の録音を行き来しながら確認できます。
議事録を作る際に助かるのは、文字をクリックして該当する音声へ戻れる仕組みです。聞き間違いが許されない金額、納期、固有名詞などを確認するとき、長い録音を最初から探し直す必要がありません。共同編集にも対応しているため、担当者が下書きを作り、会議参加者が確認する流れにも合わせられます。
一方、公開されている料金体系や対象機能は時期によって変わる可能性があります。法人で使う場合は、必要なアカウント数、録音Bot、AI議事録、保存容量、管理機能を洗い出してから見積もりを確認してください。
日本語に配慮されたサービスでも、同時発言や小さな声まで必ず正しく処理できるとは限りません。自社の会議室、マイク、参加人数を再現した音声で試すことが大切です。
Web会議中心ならtl;dv
tl;dvは、Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsの会議を録画し、文字起こしやAIメモを残したい人に合います。会議映像と発言をひも付けて振り返れるため、商談、採用面接、顧客への聞き取りなど、発言の前後も確認したい場面で使いやすいタイプです。
2026年8月確認時点の公式ページでは、無料プランでも動画録画と30以上の言語の文字起こしが案内されています。ただし、AIメモやAIへの質問には回数制限があります。無料で録画できることと、議事録生成を無制限に使えることは別なので注意してください。
有料のプロプランは年払いの価格が表示されており、会議ごとのAIメモを多く使う人向けです。商談内容を顧客管理サービスへ反映する機能もあるため、単なる議事録より、営業記録の更新まで自動化したいチームに向いています。
Web会議用のアプリには、録画Botが参加者として表示されるものがあります。社外会議で使うなら、招待先が不審に感じないよう、録音目的とBotの参加を事前に伝えておくとスムーズです。
Zoom利用者は標準機能を確認
Zoomをすでに有料契約しているなら、別の文字起こしアプリへ申し込む前にZoom AI Companionを確認しましょう。Zoomの公式案内では、有料のZoom WorkplaceプランにAI Companionが追加料金なしで含まれるとされています。
ミーティング要約、会議中の質問、アクション項目の抽出などをZoom内で扱えるため、会議後に録音ファイルを別サービスへ移す手間を抑えられます。TeamsやGoogle Meetなどで使えるノート作成機能も案内されていますが、対象プランや利用できる地域、管理者設定によって条件が異なる場合があります。
Zoomだけで会議が完結する会社なら、既存契約を生かせるのが利点です。一方、対面会議や複数のWeb会議サービスを同じ場所に保存したい場合は、専用の文字起こしアプリのほうが扱いやすいかもしれません。
Teams中心ならCopilot
Microsoft Teamsを日常的に使う組織では、Teamsの文字起こしとMicrosoft 365 Copilot、またはTeams Premiumの組み合わせも有力です。会議のトランスクリプトやチャットをもとに、主な論点、決定事項、アクション項目を確認できます。
Teams内で議事録を完結できれば、別サービスへ会議データを移す必要がありません。既存の権限管理や社内アカウントを利用できる点も、法人では判断材料になります。
ただし、会議後にCopilotへ内容を質問するには、会議中のライブ文字起こしが必要になる場合があります。社外の組織が主催する会議では機能が制限されることもあるため、「Teamsなら常に同じように使える」とは考えないほうがよいでしょう。
ライセンス構成が複雑になりやすいので、Microsoft 365の管理者へ、現在の契約で文字起こし、インテリジェント要約、Copilotのどこまで使えるかを確認してください。
多言語ならAI GIJIROKU
AI GIJIROKUは、会議中の発言をリアルタイムで文字にし、話者識別や翻訳も利用したい場合の候補です。Zoomと連携し、音声認識結果や翻訳結果を字幕として表示する使い方も案内されています。
海外拠点との会議や外国語を含む打ち合わせでは、文字起こしだけでなく翻訳の対応言語、表示速度、固有名詞の扱いを確認しましょう。翻訳結果は便利ですが、契約条件や技術仕様を決める場では原文の確認が欠かせません。
法人向けの機能や料金は契約内容によって変わることがあります。必要な利用人数、月間会議時間、対応言語、管理機能をまとめ、デモや問い合わせを通じて判断するのが合っています。
会議向けアプリの選び方

比較表で候補を減らしたら、実際の会議を想定して選びます。音声認識の数字だけを見るより、議事録が完成するまでの作業全体を基準にしたほうが、導入後の満足度を判断しやすくなります。
話者分離を確認する
話者分離とは、文字起こしした文章を「話者1」「話者2」のように分ける機能です。誰が何を言ったのかが重要な会議では、欠かせない確認項目になります。
ただし、話者分離に対応しているだけで安心はできません。同じ人を途中から別の話者として扱ったり、似た声を一人にまとめたりする場合があるからです。参加者が順番に話す会議では判別しやすくても、複数人が重なると難しくなります。
さらに、話者を分ける機能と、氏名を自動で付ける機能は同じではありません。「話者1」と「話者2」に分かれていても、あとから人名を設定する作業が必要なサービスがあります。
取締役会や顧客との打ち合わせなど、発言者が重要な場面では、無料試用中に次の点を見てください。話者数が合うか、途中で話者が入れ替わらないか、氏名をまとめて変更できるか。この3点で清書の手間がかなり変わります。
要約の中身を比べる
AI要約は、長い文字起こしを短くする機能です。ただ短くするだけでなく、議題、結論、未決事項、次回までの課題に分けられるかを確認しましょう。
例えば、営業会議なら「顧客の課題」「提案内容」「予算」「次の連絡日」、社内会議なら「決定事項」「担当者」「期限」が必要です。見栄えのよい要約でも、仕事に必要な項目が抜けていれば、人が録音を聞き直すことになります。
AIが作った要約は完成品ではなく、確認しやすい下書きと捉えるのが安全です。金額、日付、担当者、否定表現は特に間違いの影響が大きいため、元の音声や文字起こしと照らし合わせてください。
◆圭のワンポイントアドバイス
要約の文章だけを眺めるより、実際に社内で使っている議事録の型へ当てはめて試すのがおすすめです。いつもの項目が埋まるかを見ると、そのサービスが仕事に合うか判断しやすいですよ。
ToDo抽出を試す
会議後の行動につなげるなら、ToDoやアクション項目の抽出が重要です。「田中さんが金曜日までに見積書を送る」のように、担当者、作業内容、期限がそろっている状態が理想となります。
とはいえ、会議中の言い方が曖昧だと、AIも正確に拾えません。「あとでやっておきます」では、誰がいつまでに何をするのか不明です。議事録アプリを導入するなら、会議の終わりに担当者と期限を声に出して確認する運用も合わせて取り入れましょう。
AIに任せる部分と、会議の進め方を変える部分はセットです。発言が明確になれば、文字起こしの精度だけでなく、人が読んだときの理解もしやすくなります。
Web会議との相性を見る
Zoom、Microsoft Teams、Google Meetとの連携方法はサービスごとに異なります。録画Botを会議へ参加させる方式、パソコンの音声を直接取り込む方式、会議終了後に録音ファイルをアップロードする方式などがあります。
自動参加は記録漏れを防ぎやすい反面、社外の会議へBotが入ることを好まれない場合もあります。手動録音は柔軟ですが、開始ボタンを押し忘れる可能性があるでしょう。どちらがよいかは、社内会議と社外会議で分けて考えても構いません。
定例会議が多いなら、カレンダー連携、自動録画、終了後の要約通知まで確認してください。毎回数分の操作でも、会議数が増えると無視できない手間になります。
編集と共有方法を見る
文字起こしには誤変換がつきものです。そのため、認識精度と同じくらい、修正のしやすさが大切になります。音声と文章が時間でひも付いているか、再生速度を変えられるか、無音部分を飛ばせるか、検索と置換ができるかを見ましょう。
共有方法も要確認です。URLだけで社内共有できるのか、閲覧者にもアカウントが必要なのか、Wordやテキストとして書き出せるのかで運用が変わります。顧客情報を含む場合は、共有リンクへのパスワード設定や公開範囲も重要です。
議事録を社内のNotion、Google Drive、Microsoft SharePointなどへ保存しているなら、直接連携できるか、少なくとも扱いやすい形式で書き出せるかを確かめてください。
セキュリティを確認する
会議の録音には、氏名、声、取引内容、顧客情報、未公開の計画などが含まれます。便利だからと個人判断で外部サービスへアップロードすると、社内規程や取引先との契約に触れる可能性があります。
法人利用では、通信と保存時の暗号化、保存先の地域、データの保持期間、削除方法、管理者権限、共有範囲、外部認証の取得状況を確認しましょう。AIの学習へ入力データが使われるかどうかも、利用規約やプライバシーポリシーで確かめたい項目です。
個人情報保護委員会のQ&Aでは、録音音声から特徴情報を抽出し、本人認証ができるデータへ変換した場合、そのデータは個人識別符号に該当すると説明されています。録音音声が一律に同じ扱いになるわけではありませんが、声のデータを軽く考えないほうがよいでしょう。(出典:個人情報保護委員会「個人情報保護法ガイドラインに関するQ&A」)
録音前には参加者へ目的を伝え、了承を得る運用が安心です。医療、法務、人事、機密開発などを扱う会議では、組織の担当部署や専門家にも確認してください。
無料アプリの注意点

無料の文字起こしアプリは、導入前の確認に役立ちます。ただし、無料という理由だけで決めると、会議時間や書き出し機能の制限にぶつかりやすいため、使える範囲を先に確認しましょう。
時間と回数に上限がある
無料プランでは、月間の文字起こし時間だけでなく、1回あたりの連続録音時間やAI要約の回数が制限されることがあります。月120分と書かれていても、1回3分までなら、60分の会議をそのまま記録する使い方には合いません。
確認したいのは、月間時間、1回の上限、ファイル取り込み数、AI要約回数、保存期間の5点です。会議を月に何本行うか計算し、無料枠で足りるかを見てください。
議事録作成の流れを試す目的なら、短い模擬会議でも十分です。複数人で10分ほど話し、専門用語、数字、固有名詞を入れて録音すると、認識と編集の傾向をつかめます。
書き出し制限を確認する
無料版では画面上で文字起こしを読めても、テキストや字幕ファイルのダウンロードが有料になる場合があります。コピーできる範囲、書き出し形式、共有リンクの利用条件を確認しましょう。
会議後にWordへ貼り付けるのか、Notionへ保存するのか、動画字幕として使うのかによって必要な形式は異なります。無料版で文章が生成できても、その先の業務へ渡せなければ二度手間です。
無料は比較テストに使う
無料プランのいちばんよい使い方は、費用をかけずに自社との相性を調べることです。同じ10分の音声を複数サービスへ入れ、誤変換、話者分離、要約、編集時間を比べます。
このとき、文字起こしの正解率を細かく計算する必要はありません。最終的な議事録へ直すまでに何分かかったかを測るほうが、仕事への効果が見えます。
無料登録できる候補を二つ程度に絞り、同じ会議音声で比較する
と、広告上の言葉だけでは分からない違いを判断できます。機密情報を含まないテスト用音声を用意してください。
有料版の費用対効果

有料版へ切り替えるかは、料金の安さではなく、議事録に使っている時間がどれだけ減るかで判断します。毎週作成する人ほど、小さな時短が積み重なります。
清書時間まで計算する
例えば、60分の会議後に文字起こし、話者の割り当て、要約、ToDo確認へ45分かかっているとします。週4回なら月に約12時間。ここが半分になれば、一般的な目安として月6時間ほどを別の仕事へ回せます。
ただし、この数字はあくまで計算例です。会議時間、求める議事録の細かさ、音質、担当者の慣れによって結果は変わります。自社では、導入前後の作業時間を実際に測ってください。
月額料金だけを見れば無料が魅力的です。しかし、無料版の制限を避けるために録音を分割したり、要約を手作業で書いたりすれば、人件費側で負担が増えます。費用対効果は「アプリ代」と「人が使う時間」の合計で考えるものです。
毎週使うなら有料版
月に一度、短い会議を記録するだけなら無料版で足りる可能性があります。一方、毎週議事録を作り、会議後に30分以上かけているなら、有料のAI議事録サービスを試す価値があります。
特に、話者名の修正、要約、ToDo抽出、共有まで一つの流れで進められると、アプリを行き来する回数が減ります。文字起こし精度が少し高いだけのサービスより、議事録の完成まで早いサービスのほうが費用対効果を出しやすいでしょう。
無料版で精度と操作を確認し、会議本数が上限を超える段階で有料プランへ切り替える
流れなら、不要な契約を避けやすくなります。
チーム利用は管理も見る
複数人で使う場合は、一人あたりの価格だけでなく、ワークスペース、権限設定、利用状況の確認、請求の一元化も見ます。個人アカウントをばらばらに作ると、担当者の退職時にデータを引き継げないことがあります。
誰が録音できるか、誰が閲覧できるか、社外共有を禁止できるか、管理者がデータを削除できるか。このあたりが法人利用の分かれ目です。人数が増えるほど、便利な機能より管理機能の不足が問題になりやすいですよ。
◆圭のワンポイントアドバイス
有料プランは、最初から全社員へ広げる必要はありません。議事録を頻繁に作る数人で試し、作業時間と修正箇所を記録してから対象部署を増やすと、必要な機能が見えやすくなります。
議事録を効率化する手順

アプリを導入しただけでは、議事録作成は自動的に安定しません。録音前、会議中、会議後のやり方を少し決めておくと、AIが作った下書きを使いやすくできます。
録音前に設定を確認する
会議前には、マイク、入力音声、保存先、文字起こし言語を確認します。Web会議なら録画Botが参加できるか、社外参加者がいる場合は録音の了承を得ているかも見てください。
専門用語、商品名、人名が多い会議では、単語登録や辞書機能があれば事前に追加します。誤変換を一つずつ直すより、よく使う言葉を登録したほうが継続的に手間を減らせます。
会議中は発言を重ねない
同時発言は、人にとってもAIにとっても聞き分けにくいものです。進行役が発言順を調整し、遠くの参加者には会議用マイクを使ってもらいましょう。
対面会議では、スマートフォンを机の端へ置くより、参加者の中央へ置いたほうが声量の差を抑えられます。広い会議室なら、端末内蔵マイクだけで済ませず、人数に合う外部マイクを検討してください。
決定事項が出たときは、「この件は採用」「担当は佐藤さん」「期限は8月31日」のように言葉へ出します。これだけでも、AI要約からToDoを見つけやすくなります。
会議後は重要箇所を確認する
会議後は、AI要約をそのまま配らず、決定事項、数値、日付、担当者、否定表現を優先して確認します。全文を一字一句直す必要がない会議なら、重要箇所に確認範囲を絞るのも一つの方法です。
例えば、「導入する」と「導入しない」の誤認は結論を逆にします。「100万円」と「1,000万円」の違いも重大です。こうした部分は元の音声へ戻って確認してください。
最後に、議事録の末尾へ決定事項とToDoを置き、担当者へ共有します。記録を美しく仕上げることより、次に何をするかが伝わることのほうが大切です。
導入前の確認リスト

候補を比較するときは、機能の数ではなく、自社の会議で必要な条件を満たすかを確認します。次の項目を無料試用やデモでチェックしてください。
- 実際の会議時間がプランの上限に収まるか
- 対面会議と利用中のWeb会議に対応するか
- 話者を正しく分けて名前を修正できるか
- 決定事項とToDoを読みやすく抽出できるか
- 専門用語や固有名詞を登録できるか
- 音声を聞きながら文章を修正できるか
- 必要なファイル形式で書き出せるか
- 共有範囲や管理者権限を設定できるか
- データの保存場所と削除方法が明確か
- 自動更新や解約条件を確認できるか
無料試用では、機密情報を含まない模擬会議を使いましょう。各サービスへ同じ音声を入れ、議事録が完成するまでの時間を測れば、比較しやすくなります。
また、月額表示が年払い契約を月換算した金額になっているケースがあります。支払総額、自動更新、途中解約時の扱い、税の表示まで確認してから申し込んでください。
文字起こしアプリのFAQ

会議向け文字起こしアプリを検討するときによく出る疑問へ、選び方の観点から回答します。
会議文字起こしのよくある質問
Q1. 無料アプリで会議全体を文字起こしできますか?
A. 月間時間に余裕があっても、1回の連続録音時間やAI要約回数に制限がある場合があります。短い会議なら無料で完結する可能性がありますが、60分前後の定例会議を継続的に記録するなら、有料プランも含めて比べてください。
Q2. 話者分離は何人でも正確にできますか?
A. 対応人数や言語はサービスによって異なり、同時発言、声の似た参加者、マイクから遠い人がいると判別を誤ることがあります。実際の参加人数に近い模擬会議で、話者数と発言の割り当てを確認するのが確実です。
Q3. AIが作った議事録はそのまま共有できますか?
A. そのまま共有するのはおすすめしません。AIの出力には、誤変換、要点の抜け、担当者や期限の取り違えが含まれる可能性があります。少なくとも決定事項、金額、日付、固有名詞、ToDoは元の録音と照らし合わせてください。
Q4. 会議を無断で録音してもよいですか?
A. 会議内容、社内規程、取引先との契約、利用目的によって判断が変わります。トラブルを避けるため、録音の目的、保存先、共有範囲を参加者へ伝え、了承を得てから開始する運用が安心です。機密性の高い会議では、社内の法務や情報管理部門にも確認してください。
Q5. おすすめアプリを一つに絞るならどれですか?
A. 対面会議とWeb会議をまとめて扱いたい人は、Nottaから試すと比較を始めやすいでしょう。日本語中心の法人利用ならRimo Voice、Web会議の録画と共有ならtl;dv、ZoomやTeamsに利用環境が統一されている組織なら各サービスの付帯AI機能も候補です。最終的には、同じ音声を使った無料試用で決めてください。
会議の文字起こしまとめ
会議向け文字起こしアプリは、音声を文章へ変える精度だけで選ぶものではありません。話者分離、AI要約、ToDo抽出、Web会議との連携、編集、共有、セキュリティまで確認することで、議事録が完成するまでの時間を減らせます。
対面とWeb会議を幅広く扱うならNotta、日本語中心のチーム利用ならRimo Voice、ZoomやTeamsの録画を振り返るならtl;dvが候補です。すでにZoom WorkplaceやMicrosoft 365へ費用を払っている場合は、付帯するAI機能で目的を満たせないかも確認しましょう。
無料プランは、長時間の会議を継続運用するためというより、自社の音声、専門用語、参加人数との相性を確かめるために使うのが現実的です。同じ模擬音声を候補へ入れ、議事録の完成までにかかった時間を比べてください。
毎週のように議事録を作る人ほど、録音後の清書時間まで短くできる有料サービスを選ぶ意味があります。あなたの会議で大切なのは、完璧な全文記録でしょうか。それとも、決定事項と次の行動がすぐ伝わることでしょうか。必要な完成形から逆算すると、選ぶべきアプリが見えてきます。

