LINE WORKS AiNote文字起こし|無料版の使い方

LINE WORKS AiNote文字起こし|無料版の使い方のイメージ Webツール

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こんにちは、道具しらべの圭です。

LINEで話した内容をそのまま文字にできるのか、LINE WORKSなら会議の議事録まで作れるのか。このあたりはサービス名が似ていて、少し分かりにくいところです。

今回、LINE WORKS AiNoteの料金表と公式の利用案内を確認したところ、無料のフリープランでも月300分まで文字起こしを試せます。ただし、普段使っている個人向けLINEの通話を直接録音する機能ではありません。ここを取り違えると、登録後に「思っていた使い方と違った」となりがちです。

この記事では、無料版の始め方だけでなく、有料版との違い、LINE WORKSとの連携、旧CLOVA Noteとの関係、ほかの文字起こしサービスを選んだほうがよいケースまで見ていきます。

  • LINEとLINE WORKS AiNoteの違い
  • 無料版で使える時間と機能
  • 録音やファイル取込みの手順
  • ほかの文字起こしサービスとの選び分け

AiNoteの結論

片付いた机に置いたノートのイメージ

LINE WORKS AiNoteは、会議の録音、文字起こし、編集、共有を一つの場所で進められる会議記録サービスです。特にLINE WORKSを社内で使っている場合は、メンバーや会議とのつながりを保ったまま記録を扱える点が魅力になります。

LINE WORKSを仕事の連絡やWeb会議に使っているなら、AiNoteを最初に試す価値があります。一方、個人の取材、講義、YouTube動画、ZoomやGoogle Meet中心の環境なら、ほかの文字起こしサービスも比べたほうが選びやすいでしょう。

無料版から試すのが確実

文字起こしの使い勝手は、料金表だけでは判断できません。マイクとの距離、参加人数、話す速さ、専門用語、周囲の雑音によって、同じサービスでも変換結果が変わるからです。

AiNoteのフリープランは月額0円で、月300分まで文字起こしできます。1回当たりの上限は60分なので、30分の打ち合わせなら月10回程度、60分の会議なら月5回程度が一般的な目安です。

まず実際の会議に近い音声を10分ほど録り、固有名詞、数字、担当者名がどの程度正しく変換されるか見てください。精度を見るときは誤字の数だけでなく、あとから直す時間まで測るのがコツですよ。

たとえば、60分の音声が数分で処理されても、修正に40分かかるなら十分な時短とは言いにくいでしょう。反対に多少の誤変換があっても、発言を検索して要点を拾うだけなら実用になるかもしれません。

全員に向くわけではない

AiNoteの良さは、単に音声を文章へ変えることだけではありません。録音、発言の確認、メモ、共有までをLINE WORKS系の環境で扱えるところにあります。そのため、社内共有まで含めて考えると便利です。

しかし、個人で月に数本の音声ファイルを処理するだけなら、LINE WORKSの利用環境を開設する手間が気になる可能性があります。無料版でもLINE WORKSプラットフォームの開設が必要だからです。

また、無料版ではAI要約とWeb会議録音が使えません。Zoomなどへ録音用Botを参加させたい人は、無料版の範囲だけで目的を満たせない点に注意してください。

◆圭のワンポイントアドバイス

無料だからという理由だけで選ぶより、「文字になった後、誰にどこで渡すか」を考えてみてください。共有先がLINE WORKSならAiNoteが自然です。Wordやメールで納品する個人の仕事なら、書き出し方法や月間時間を比べるほうが大切になります。

LINEとの違い

机に置いた紙コップとノートのイメージ

「文字起こしアプリ LINE」や「文字起こしアプリ ライン」と検索する人が最初に確認したいのは、個人向けLINEとLINE WORKS AiNoteは別のサービスだという点です。できることを切り分けておきましょう。

LINE通話は直接録音できない

個人向けLINEの音声通話やビデオ通話を、AiNoteが直接録音して議事録にすることはできません。つまり、友だちとのLINE通話を開始すると、自動的にAiNoteが立ち上がって文字になる仕組みではないということです。

LINEユーザーを含めて会議を記録したい場合は、AiNote側で自動録音会議を用意し、相手をその会議へ招待する方法があります。いつものLINE通話を録音するのではなく、AiNoteで記録できる会議へ参加してもらう形ですね。

端末の画面録画や別の録音アプリを使って通話音声を保存する方法を思い浮かべるかもしれません。しかし、端末や基本ソフトの仕様によって相手の音声が入らないことがあります。さらに、無断録音は相手との信頼関係や社内規程にも関わるため、録音目的と共有範囲を事前に伝えるのが安全です。

録音前に参加者の同意を確認してください。顧客情報、採用面接、医療・法律相談などを含む場合は、勤務先の情報管理規程や契約条件も確かめる必要があります。

LINE WORKS会議と連携する

LINE WORKSとAiNoteの両方を利用している環境では、LINE WORKSの音声・ビデオ通話からAiNoteを使った会議記録につなげられます。普段の業務連絡がLINE WORKSに集まっている会社ほど、別の保管場所を増やさずに済むメリットを感じやすいでしょう。

会議終了後に録音データだけが残るのではなく、発言を文章として検索できる状態になります。「あの件を誰が話していたか」を音声の頭から聞き直す必要が減るわけです。

一方、社外の相手がZoomやGoogle Meetを指定することが多い場合は、会議URLから録音用Botを参加させる運用になります。これは有料プランの対象です。また、会議サービス側の仕様変更により、連携が一時的に利用できなくなる可能性も公式案内に記載されています。

CLOVA Noteとの関係

「文字起こしアプリ クローバー」を探している人の多くは、旧CLOVA Noteを思い浮かべているはずです。LINE WORKS AiNoteは、CLOVA Note βで培われた音声認識や操作性を引き継ぐ位置付けのサービスです。

ただし、名称が変わっただけの同一アプリと考えるのは正確ではありません。AiNoteはLINE WORKSの基盤を利用し、組織での管理やメンバー間の共有を意識した作りになっています。利用開始時にもLINE WORKSプラットフォームの環境が必要です。

そのため、以前CLOVA Noteを個人的なメモとして使っていた人は、現在の登録方法、無料枠、データの扱いを改めて確認してください。過去の使い方をそのまま当てはめないほうが戸惑いません。

無料版でできること

机に置いたメモ帳とペンと紙コップのイメージ

フリープランは、音声認識の精度と基本操作を確かめるための入口として十分使えます。ただし、有料版との差は料金だけではありません。利用時間、会議連携、要約、保存条件をまとめて比べます。

料金と機能を比較

項目 フリー ソロ チーム
月額料金 0円 年額契約で月1,440円
月額契約で月1,600円
年額契約で月19,800円
月額契約で月22,000円
月間文字起こし 300分 600分 6,000分
1回の上限 60分 180分 180分
AI要約 利用不可 月12回 月120回
Web会議録音 利用不可 利用可能 利用可能
利用人数 最大30人 1人または少人数向け 無制限
音声データの学習利用 あり なし なし
音声の保管期間 1年間 3年間 5年間

料金は税抜表示で、2026年8月時点の公式情報を基にしています。契約時期や販売経路によって条件が変わる可能性があるため、申込み画面で最終金額を確認してください。

無料版で特に見落としやすいのが、AI要約を利用できないことです。音声は文章になりますが、決定事項や作業項目を自動でまとめてもらうところまでは含まれません。

もう一つはWeb会議録音です。フリーではZoom、Google MeetなどへAiNote Botを参加させる機能を使えないため、対面会議を端末で録音するか、保存済みの音声ファイルを取り込んで試すのが基本になります。

(出典:LINE WORKS公式「AiNoteの料金プラン」)

月300分をどう使うか

月300分は、文字起こしを毎日使う人には多くありません。しかし、週1回の短い会議や月数回の取材なら、無料のまま収まることがあります。

利用可能時間は毎月1日に更新され、残った時間を翌月へ繰り越すことはできません。また、月の途中で利用を始めると、その月の付与時間は日割りになります。登録直後に300分より少なく表示されても、不具合とは限らないわけです。

試用するときは、いきなり60分の本番音声を何本も入れないほうがよいでしょう。最初は5分から10分の音声で、録音位置を変えながら結果を比較します。これなら無料枠をあまり消費せず、聞き取りやすい置き場所も探せます。

会議室で使う場合は、端末を一人の手元に置くより、参加者の中央へ置いたほうが声量の差を抑えやすくなります。オンライン会議なら、スピーカーから流した音を別端末で拾うより、有料版の会議連携や音声ファイルの取込みを使うほうが明瞭になりやすいでしょう。

無料版のデータに注意

フリープランでは、サービス向上や音声認識・自然言語処理技術の性能向上のため、提供した録音音声が利用される場合があることへの同意が利用条件に含まれます。有料プランはデータの学習利用なしと案内されています。

機密性の低い社内打ち合わせで試すのか、顧客の個人情報を含む面談を扱うのかでは、選ぶべきプランが変わります。無料枠の金額だけでなく、入力する音声の中身に合ったデータ条件かを見てください。

無料版の音声保管期間は1年間です。必要な記録は期限が来る前に書き出し、社内で認められた保管場所へ移しておくと安心でしょう。なお、解約時には一定期間後にノートのデータが削除されるため、契約変更前のバックアップも欠かせません。

◆圭のワンポイントアドバイス

無料版は「本番運用をずっと無料にする道具」というより、実際の音声で相性を確かめる場所として使うのがおすすめです。社名や商品名を含まないテスト会議から始めれば、精度と操作性を落ち着いて見られます。

無料版の使い方

開いたノートとノートパソコンを並べたイメージ

AiNoteはブラウザ版とモバイルアプリから利用できます。ここでは、初めて使う人が迷いやすい登録、録音、ファイル取込み、編集と共有の流れを順番に解説します。

アカウントを登録する

最初にLINE WORKS AiNoteの公式ページから利用登録へ進みます。個人でも利用できますが、AiNoteだけの単独アカウントを作るというより、LINE WORKSプラットフォームの利用環境を開設する形です。

登録時には、管理者として利用する人の情報、サービス環境を識別するための内容、ログイン情報などを設定します。すでに会社でLINE WORKSを使っている場合は、勝手に別環境を作らず、まず社内の管理者へ確認してください。

既存の会社環境と個人で作った環境が分かれると、社内メンバーへ共有できなかったり、管理者が記録を把握できなかったりします。仕事の音声を扱うなら、誰が契約者で、どの環境にデータが残るのかを先に決めておきましょう。

登録が完了したらブラウザ版へログインするか、スマートフォンへAiNoteアプリを入れます。LINEアプリの中に文字起こしボタンが追加されるわけではないため、AiNote側から操作してください。

対面会議を録音する

対面会議では、AiNoteで新しいノートを作り、録音する言語を選んで開始します。対応言語には日本語、英語、韓国語、中国語の簡体字と繁体字があります。

録音開始前に、端末のマイク利用を許可してください。許可されていないと、時間だけが進んで音声が入らない可能性があります。初回は数秒録音し、再生できることを確かめてから本番へ移ると安全です。

録音中はブックマークやメモを残せます。決定事項が出た瞬間に印を付けておけば、会議終了後に長い文字列を最初から読む手間を減らせるでしょう。

複数人が同時に話すと、話者の判定や文章の区切りが崩れやすくなります。「結論を言う人が一人ずつ話す」「数字は復唱する」といった小さな工夫も、議事録の直しやすさにつながります。

音声ファイルを取り込む

録音済みの音声がある場合は、新規ノートの作成画面からファイルをアップロードします。取材用レコーダーやスマートフォンで収録した音声を、あとから文字にしたいときに便利です。

アップロード前には、ファイルが再生できるか、必要な区間がすべて入っているかを確認してください。長い無音部分があるなら先に取り除くと、文字起こし時間の無駄を抑えられます。

また、ステレオ録音や高音質な音声でも、話者から遠く反響が多ければ認識しにくくなります。ファイル形式だけに目を向けず、声そのものが聞き取れるかをイヤホンで確認するのが近道です。

無料版は1回60分が上限なので、それより長い録音は範囲内に分けてから取り込む必要があります。分割するときは話の途中で切らず、休憩や議題の切り替わりに合わせると、あとでノートをつなぎやすくなります。

文章を修正して共有する

文字起こしが終わったら、まず人名、会社名、金額、日付を確認します。この4種類は議事録の意味を左右しやすく、変換ミスをそのまま共有すると行き違いの原因になりかねません。

音声と文字が時間で結び付いているため、気になる文章から該当部分を再生して聞き直せます。全文を音声で再確認するのではなく、重要な発言と認識が不自然な部分を優先すると効率的です。

共有リンクを作る場合は、閲覧できる相手やパスワードの設定を確認してください。AiNoteの共有は組織内で安全に扱うことを意識した仕組みです。誰でも見られる公開ページとして配る用途とは異なります。

社外へ議事録を渡すときは、必要な部分だけを文書へ移し、社内向けのメモや雑談を除いてから送るほうが安心でしょう。文字起こしは会話をほぼそのまま残すので、完成した議事録とは役割が違います。

有料版を選ぶ目安

無料枠を使い切ったからといって、すぐ有料版へ移る必要はありません。利用時間だけでなく、AI要約、Web会議録音、データ条件、共有人数が必要かどうかで判断します。

ソロプランが合う人

ソロプランは、個人事業主やフリーランスが一人または少人数で使う場合の候補です。年額契約では月額換算1,440円、月額契約では1,600円で、月600分まで文字起こしできます。金額はいずれも税抜です。

フリーとの差は時間が倍になるだけではありません。1回当たり180分まで処理でき、月12回のAI要約、Web会議録音、学習利用なしといった違いがあります。長い取材やオンライン会議を扱うなら、こちらの差のほうが重要かもしれません。

月600分は、60分の会議なら月10回程度です。毎週2回ほど定例会議がある人には収まりやすい一方、毎日会議がある場合は不足するでしょう。有料プランでは100分単位の追加オプションもありますが、毎月追加する状態なら他プランとの総額を比べてください。

年額契約は月額換算が安いものの、年間の利用を前提とします。数か月だけ必要なら、多少単価が上がっても月額契約のほうが総支払額を抑えられる場合があります。

チームプランが合う会社

チームプランは年額契約で月19,800円、月額契約で月22,000円。月6,000分をサービス環境内のメンバーで共有し、AI要約は月120回、利用人数は無制限です。こちらも公式料金は税抜表示となっています。

一人当たりの固定料金ではなく、組織全体の共有時間で考えるのがポイントです。たとえば10人で使うなら、一人ずつ同じ時間が割り当てられるのではなく、利用量の多い人も少ない人も合計6,000分から消費します。

導入前には、対象者数だけでなく会議時間を集計しましょう。週1回60分の定例会議が10チームあるなら、単純計算で月約2,400分。そこへ商談、面談、臨時会議を足して、余裕を持った枠を選びます。

LINE WORKSで参加者管理や社内連絡を行っている会社なら、文字起こし後の共有経路を増やさずに済むのが大きな利点です。逆にLINE WORKSをほとんど使わない会社では、既存の会議ツールや文書管理との相性も比較してください。

無料から有料へ変える前

有料化の前に、1か月で処理した音声時間、修正にかかった時間、共有した人数を記録します。感覚ではなく実際の利用量で見ると、ソロとチームのどちらが合うか判断しやすくなります。

AI要約も、回数だけを見てはいけません。要約をそのまま議事録として使うのか、決定事項を拾うための下書きにするのかで価値が変わります。重要な会議では必ず元の発言を確認し、AIの要約だけを根拠にしないでください。

法人向けの有償プランには無償トライアルも用意されています。ただし、フリープラン利用済みの環境では対象外になる場合があるため、会社として試す予定があるなら登録順を管理者と相談したほうがよいでしょう。

他サービスとの比較

机に置いたイヤホンとメモ帳のイメージ

文字起こしアプリを選ぶときは、精度だけを横一列に並べても答えが出ません。入力方法、会議への参加方法、共有先、データ管理、料金の単位を合わせて比べる必要があります。

Nottaとの違い

Nottaは、録音、音声・動画ファイルの取込み、Web会議Bot、文字起こし、要約などを提供する文字起こしサービスです。Zoom、Microsoft Teams、Google Meet、Webexといった会議へBotを参加させる使い方にも対応しています。

AiNoteはLINE WORKSを中心とした社内利用と相性がよく、Nottaは複数の会議環境や個人の録音をまたいで使いたい場合に比較しやすい候補です。どちらが上という話ではなく、記録が最後にどこへ流れるかの違いですね。

個人利用で複数の端末やWeb会議を扱うなら、Nottaの無料登録で実際の会議を試す
と、AiNoteとの操作差を把握できます。ただし、無料枠、1回の処理時間、AI機能の回数は変更されることがあるため、登録前に公式料金表を確認してください。

※Nottaの有料プラン(プレミアム・ビジネス)は、パソコンのWeb版からの申し込みが対象です。スマートフォンのアプリやブラウザから手続きすると対象外になる場合があるため、申し込みはパソコンから行ってください。

(出典:Notta公式「料金プラン」)

Rimo Voiceとの違い

Rimo Voiceは、日本語の会議や取材音声を文字にし、発言と音声を結び付けながら確認できるサービスです。個人向けには文字起こしを中心としたプランと、AI議事録機能を含むプランがあります。

保存済みの音声や動画を大量に処理するライター、研究、取材用途では、月間の処理可能時間と書き出し方法が判断材料になります。LINE WORKSとのつながりを重視するAiNoteに対し、Rimo Voiceは音声ファイルを中心に作業したい人が比較しやすいでしょう。

月額だけを見ると安く感じても、必要な機能が上位プランに含まれている場合があります。話者分離、AI要約、Web会議Bot、動画の取込み、字幕形式の書き出しなど、自分が使う機能をそろえて総額を見てください。

選び方を用途で分ける

主な使い方 検討しやすいサービス 確認したい点
LINE WORKSの社内会議 LINE WORKS AiNote 既存環境への追加方法と共有範囲
個人の短い録音 各サービスの無料版 月間時間と1回の上限
複数のWeb会議 AiNote有料版やNotta 対応する会議ツールとBotの参加条件
取材音声や動画 NottaやRimo Voice 対応形式、書き出し、処理可能時間
機密情報を含む会議 法人向け有料プラン 学習利用、保管期間、管理者機能

無料で試す順番としては、まず現在使っている連絡・会議環境に近いサービスから始めるのが効率的です。LINE WORKS利用中ならAiNote、会議ツールが毎回変わるなら複数サービス対応の文字起こしSaaSを先に試すとよいでしょう。

同じ5分の音声を各サービスへ入れ、誤変換、処理時間、修正時間、共有のしやすさを比べる方法もあります。ただし、機密音声を複数社へ無計画にアップロードするのは避け、比較用に自分で読み上げた文章を使ってください。

◆圭のワンポイントアドバイス

私は比較するとき、正解率を細かく数えるより「共有できる状態まで何分かかったか」を見ます。文字起こしが少し正確でも、書き出しや権限設定で手間取るなら、毎日の仕事では続きにくいからです。

導入前の注意点

机に置いたクリップボードとペンのイメージ

文字起こしは便利ですが、録音すれば自動的に完成した議事録になるわけではありません。導入後の行き違いを減らすため、精度、情報管理、運用方法を先に決めておきます。

精度は録音環境で変わる

AI文字起こしの精度は、参加人数やマイクとの距離に左右されます。空調音、キーボード音、机の振動、オンライン会議の音切れも誤変換の原因です。

また、社内だけで通じる略称、製品型番、人名、地名は間違いやすい部分になります。よく使う単語を登録できる機能がある場合は、会議前に候補を追加すると修正が楽になるでしょう。

特に数字は注意が必要です。「15」と「50」、「1月」と「7月」のような誤りは、文章として自然に見えるため見逃しやすいもの。見積額、納期、数量、契約期間は、音声を再生して人が確認してください。

録音と共有の同意を取る

会議の冒頭で、文字起こしの目的、保存場所、共有相手を伝えます。「議事録作成のために録音し、参加者だけで共有します」と説明すれば、相手も何に使われるか分かります。

録音への同意と、社外への共有への同意は同じではありません。採用面接や顧客ヒアリングを社内研修へ転用する場合など、当初と異なる目的で使うなら改めて確認するのが無難です。

退職者や異動者が作ったノートを誰が引き継ぐかも決めておきましょう。個人のアカウントだけに重要な記録が残る運用では、担当者が離れたときに閲覧できなくなるおそれがあります。

議事録は人が仕上げる

文字起こしは会話を残す工程、議事録は決定事項を伝える工程です。似ていますが役割が違います。雑談、言い直し、保留中の案をすべて載せると、読む側は何をすべきか分からなくなります。

会議後は、決まったこと、担当者、期限、次回までの作業を抜き出してください。AI要約を使えるプランでも、発言の意図や社内事情まで必ず理解できるわけではありません。

完成前の確認項目

人名、金額、日時、担当者、期限、公開範囲の6点を確認すると、文字起こしを実務で使える議事録へ変えやすくなります。

よくある質問

机に置いた白いカードの束のイメージ

LINE WORKS AiNoteを検討するときに出やすい疑問を、無料版とLINEとの違いを中心にまとめました。

AiNoteに関するよくある質問(FAQ)

Q1. LINE通話を無料で文字起こしできますか?

A. 個人向けLINEの通話をAiNoteで直接録音し、そのまま文字起こしすることはできません。LINEユーザーを含めたい場合は、AiNote側の自動録音会議へ招待する方法を検討してください。録音前には相手の同意も必要です。

Q2. AiNote無料版は何分使えますか?

A. フリープランは月300分、1回当たり60分まで利用できます。利用時間は毎月更新され、残りを翌月へ繰り越せません。月途中に登録した場合は日割りとなるため、初月は300分より少ないことがあります。

Q3. 無料版でAI要約は使えますか?

A. 無料のフリープランではAI要約を利用できません。文字起こし結果を自分で読み、決定事項などをまとめる必要があります。AI要約やWeb会議録音が必要なら、ソロ以上の有料プランを検討してください。

Q4. 個人でもAiNoteを利用できますか?

A. 個人でも利用できます。ただし、AiNoteの利用にはLINE WORKSプラットフォームの開設が必要です。普段の個人向けLINEアカウントだけで、そのまま通話を文字起こしするサービスではありません。

Q5. CLOVA Noteの代わりになりますか?

A. AiNoteはCLOVA Note βの知見を活用した文字起こしサービスなので、後継候補として検討できます。ただし、LINE WORKS基盤での登録や組織共有を意識したサービスへ変わっています。無料枠やデータ条件を確認してから利用してください。

AiNoteのまとめ

LINE WORKS AiNoteのフリープランは、月300分、1回60分まで無料で文字起こしできます。精度や編集画面を確かめるには使いやすい入口です。

ただし、個人向けLINEの通話を直接録音するアプリではありません。無料版ではAI要約とWeb会議録音も利用できず、音声データの学習利用に関する条件があります。

LINE WORKSを日常的に使う会社なら、AiNoteとの連携メリットは大きいでしょう。会議の記録から社内共有までを同じ仕事環境へ寄せやすいからです。

一方、個人利用やZoom、Google Meet、取材ファイルの処理が中心なら、NottaやRimo Voiceなども候補になります。無料版へ同じテスト音声を入れ、修正から共有までにかかる時間を比べてみてください。

文字起こしの目的は、文章を大量に作ることではなく、会議後の確認や共有を楽にすることです。あなたの共有先と会議環境にすっと収まるサービスを選ぶ。それが、結局いちばん効率のよい決め方かなと思います。

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