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こんにちは、道具しらべの圭です。
Notionに会議の文字起こし機能が加わり、「専用の文字起こしアプリを別に契約しなくてもいいのでは」と考える人が増えました。会話を文章にするだけでなく、要約や次にやることまで同じページへ残せるので、普段からNotionを使っている人には魅力のある仕組みです。
ただし、ブラウザ版とデスクトップ版では録音できる音が異なり、利用できる料金プランにも条件があります。専用アプリのほうが録音時間や話者識別、音声ファイルの扱いに向く場合もあるため、文字起こしだけを見て決めるのは少し早いかなと思います。
この記事では、Notion公式の料金画面とヘルプに掲載された仕様を2026年8月27日時点で照合し、AIミーティングノートの使い方と選ぶ際の注意点をまとめました。使っていない機能を体験談のようには扱わず、確認できた仕様と私の判断を分けてお伝えします。
- Notionで会議を文字起こしする方法
- 対応プランと録音できる環境
- 専用文字起こしアプリとの違い
- 失敗を避けるための確認項目
Notionの文字起こしとは

Notionで会議を記録する機能の正式名称は「AIミーティングノート」です。会話の書き起こし、要約、重要事項、次にやることの作成を、Notionのページ内でまとめて行えます。
AIミーティングノートの機能
AIミーティングノートは、パソコンやスマートフォンのマイクなどから音声を取り込み、発言内容を文章として残す機能です。録音を停止すると、文字起こしの内容と事前に入力したメモをもとにAIが要約を作ります。
要約には会議の概要だけでなく、決まったことや担当者が対応する項目も含められます。要約の指示は変更できるため、社内会議、商談、面談、取材といった用途に合わせた書式を用意することも可能です。
さらに、要約から参照箇所をたどり、元の文字起こしを確認できます。AIが作った短い文章だけを信用するのではなく、重要な発言を原文まで戻って確かめられる設計です。
いちばん大きな利点は、議事録が最初からNotionページとして残ることです。別のアプリから文章をコピーし、案件ページへ移す手間を減らせます。
なお、2026年8月27日時点でAIミーティングノートはベータ版です。画面、利用条件、対応言語などが変更される可能性があるので、導入前にはNotion公式ヘルプ「AIミーティングノート」も確認してください。
文字起こし後にできること
会議終了後は、文字起こしとAI要約を通常のNotionページと同じように扱えます。データベースへ保存し、開催日、案件名、参加者、会議の種類、進行状況などの項目を付ければ、過去の議事録を探しやすくなります。
議事録から担当者へメンションを送り、関連するプロジェクトページや仕様書へのリンクを追加する使い方もできます。会議記録が単独で置かれるのではなく、その後の作業とつながるのがNotionらしいところです。
Notion Calendarを接続すると、予定から会議メモを作ったり、終了後に要約を開いたりできます。ただし、今後の会議を表示するには、NotionワークスペースとNotion Calendarで同じメールアドレスを使う必要があります。
一方、文字起こしの文章には誤変換が起こり得ます。人名、商品名、社内用語、数字、否定表現は特に確認したい部分です。AI要約は完成済みの議事録ではなく、確認時間を短くする下書きとして扱うのが安全でしょう。
対応言語と利用上限
公式ヘルプでは、日本語を含む複数の言語に対応すると案内されています。ただし、発言者名を自動で付ける話者ラベルは、2026年8月27日時点では英語のみの対応です。
日本語の会議でも話者の切り替わりを検出し、発言を別の行に分けることはあります。しかし、複数人が同じマイクへ話す対面会議や、大人数の打ち合わせでは、誰の発言かを正しく判断できない場合があります。
利用上限は1ユーザーにつき1日10時間です。また、要約を作るには300文字以上、時間にするとおよそ1分以上の発話が必要とされています。オフラインでは使えないため、通信環境も用意してください。
短い動作確認では要約に必要な文字数へ届かないことがあります。試すときは、1分を超える会話を録音してから停止すると機能の流れを確かめやすくなります。
利用できる料金プラン

Notionを無料で使っているからといって、AIミーティングノートを継続利用できるとは限りません。料金は人数に応じて変わるため、個人とチームでは負担の見え方も変わります。
対象はビジネス以上
AIミーティングノートを正式に利用できるのは、原則としてNotionのビジネスプランまたはエンタープライズプランです。対象となるモバイル契約など、一部に異なる条件もあります。
フリープランとプラスプランにはNotion AIの体験利用枠がありますが、会議を日常的に記録する契約としては考えないほうがよいでしょう。試用できる回数や対象機能は、ワークスペースによって違う可能性があります。
公式料金ページの米ドル表示では、ビジネスプランは月払いで1メンバーあたり月額20米ドルです。年払いでは割引が適用されます。日本円で支払う場合の請求額は、契約画面に表示される通貨、税、為替などで変わるため、ここで固定額とは言い切れません。
料金や対象機能は変更されることがあります。契約直前には、Notion公式の料金プランで、支払い周期とメンバー数を指定して確認してください。
Notionのビジネスプランを試して機能を確かめる場合は、試用終了日と自動更新の条件も一緒に見ておくと安心です。
人数分の料金に注意する
Notionの有料プランは、基本的にワークスペースへ所属するメンバーごとの課金です。会議を録音する1人だけでなく、同じ有料ワークスペースに何人のメンバーがいるかが総額に影響します。
例えば、議事録担当者だけが機能を使う予定でも、10人が有料メンバーとして参加していれば10人分の料金がかかる可能性があります。閲覧だけでよい人をゲストとして招待できるか、権限や運用も含めて検討してください。
ただし、料金だけをAIミーティングノートの代金と考えるのは公平ではありません。ビジネスプランにはNotion AI、細かなデータベース権限、非公開チームスペース、外部サービスとの接続なども含まれます。
すでにこれらの機能を仕事で使うチームなら、会議記録のために別サービスを追加しない選択には納得感があります。反対に、必要なのが月数回の文字起こしだけなら、人数分の契約は割高になるかもしれません。
無料で試す際の確認点
Notionでは、条件を満たす新規チームにビジネスプランの試用が案内されることがあります。公式ヘルプでは、対象チームに30日間の試用を提供するとされていますが、仕事用ドメインなどの条件があります。
試用画面が表示されない場合や、個人用メールアドレスで登録している場合は、同じ条件で利用できるとは限りません。アカウントを作れば必ず30日間無料になる、と決めつけないでください。
◆圭のワンポイントアドバイス
料金を比べるときは、月額だけでなく「対象メンバー数×利用月数」で見ます。さらに、別アプリからNotionへ議事録を移す時間も含めると、自分に合うサービスが見えやすいですよ。
会議を文字起こしする方法

AIミーティングノートの操作は複雑ではありません。ただ、オンライン会議では起動する環境によって相手の音声を拾えないことがあるため、操作手順と録音経路をセットで覚えておきましょう。
会議前に準備する
オンライン会議を記録するなら、最新のNotionデスクトップアプリを用意します。公式の利用条件はアプリのバージョン4.7.0以上で、MacはmacOS 13以降、Windowsは最新バージョンが必要です。
初回利用時には、マイク、システム音声、画面収録に関する権限を求められます。画面収録の権限は、会議画面そのものを動画として残すためではなく、相手側のシステム音声を取り込むために使われます。
会社が管理する端末では、利用者が権限を変更できないこともあります。その場合は会議直前に慌てないよう、情報システム担当者へ確認しておくとよいでしょう。
また、会議ページへ議題や背景を先に書いておくと、その内容も要約時に参照されます。「新商品の発売日を決める会議」など、目的を短く入れておくだけでも要約の焦点が合いやすくなります。
録音から要約までの手順
デスクトップアプリで任意のNotionページを開き、「/meet」と入力してAIミーティングノートのブロックを追加します。画面上の「文字起こしを開始」を選ぶと録音が始まります。
会議中は通常のメモも同じブロックへ書き込めます。重要な数字や固有名詞だけ手で補足しておけば、終了後の見直しが楽になります。発言をすべて自分で打ち込む必要はありません。
会議が終わったら「停止」を選択します。必要な発話量を満たしていれば、AIによる要約が自動で作成される流れです。途中で停止しても、設定メニューから文字起こしを再開できます。
作成した会議メモを特定のデータベースへ入れたい場合は、「設定」「Notion AI」「デフォルトの会議データベース」の順に開いて保存先を指定します。こうしておくと、新しい議事録を毎回移動する手間を省けます。
会議前は権限と保存先、会議中は録音表示、終了後は要約と原文を確認。この3段階を社内手順にすると、録音忘れや共有範囲の間違いを減らせます。
音声ファイルを取り込む
すでに録音した音声も、AIミーティングノートへアップロードして文字起こしできます。会議ブロック上部の設定アイコンを開き、「音声をアップロード」からファイルを選びます。
公式ヘルプに記載されている対応形式はAAC、M4A、MP3、WAVです。一方、MOV、MP4、Loomのファイルは、同じアップロード方法では対象外と案内されています。
あとから文字起こしできるので、ボイスレコーダーで収録した対面取材にも使えます。ただし、アップロードした音声はライブ録音とは保存方法が異なり、Notionのサーバーに保管されます。不要になった音声は、ブロックの設定から削除してください。
動画で受け取った会議記録を扱う場合は、対応形式への変換が必要になることがあります。変換後のファイルに機密情報が含まれるなら、会社の規則に反しない方法かどうかも先に確かめましょう。
録音環境ごとの違い

Notionの文字起こしでつまずきやすいのは、どの端末でも同じ音声を録れると思ってしまう点です。デスクトップアプリ、ブラウザ、スマートフォンでは、取り込める音が異なります。
デスクトップ版の録音
Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなどのオンライン会議では、デスクトップアプリが第一候補です。自分のマイクとパソコンのシステム音声を取り込めるため、ヘッドホンを使っていても双方の会話を文字にできます。
Notionは会議へ録音用のボットを参加させる方式ではありません。参加者一覧に見知らぬボットが現れない点は扱いやすいものの、録音している事実を相手へ知らせなくてよいという意味ではありません。
音声が入らない場合は、OSのマイク権限、画面収録権限、Notionアプリのバージョンを確認します。仮想デスクトップ上で使う会社では、音声が手元の端末から仮想環境へ届かず、自分の声しか記録されない場合もあります。
公式はWindows向けの仮想デスクトップ用プラグインも案内していますが、導入には社内管理者の判断が必要でしょう。勝手に追加せず、利用中の環境とセキュリティ規則を伝えて相談してください。
ブラウザ版の録音
ブラウザ版が取得するのは、基本的にマイクへ入った音です。パソコン内部で再生される会議相手の音声を、システム音声として直接取り込むことはできません。
ヘッドホンでオンライン会議へ参加すると、相手の声はマイクへ届かないため、文字起こしから抜ける可能性が高くなります。スピーカーから相手の声を流せば拾うこともありますが、音量や反響に左右される録音方法です。
そのため、ブラウザ版は同じ部屋で話す対面会議に向いています。オンライン会議を安定して残したいなら、ブラウザで無理に続けずデスクトップアプリを使うほうが現実的です。
ブラウザ版でヘッドホンを使うと、相手の発言が記録されないことがあります。録音開始後に双方の声が文字になっているか、短い会話で確認してください。
スマホ版の録音
スマートフォン版も、端末のマイクが拾った音を文字起こしします。同じスマートフォンでオンライン会議へ参加している場合、端末内部で再生される相手の声は録音できません。
特にイヤホンを使うと、相手側の音声がマイクへ届かず、自分の発言だけが残る結果になりがちです。スマートフォン版は、対面での打ち合わせや、別のパソコンから会議音声をスピーカー再生する場面に合います。
ただ、机の中央にスマートフォンを置いた大人数の会議では、遠くの人の声や複数人の発言が重なり、精度が下がるかもしれません。静かな場所を選び、話す人とマイクの距離を近づけるのが基本です。
◆圭のワンポイントアドバイス
本番で初めて録音するのは避けたいところです。デスクトップ、ブラウザ、スマホのどれを使う場合も、同僚と30秒ほど話し、双方の声が画面へ出るか確認してから会議へ持ち込むのがおすすめですよ。
専用アプリとの違い
「文字起こしアプリ Notion」の組み合わせを探している人にとって、知りたいのは専用サービスを置き換えられるかどうかでしょう。違いは精度だけではなく、議事録の保存先、録音方法、料金の単位にも表れます。
Notionが合う使い方
Notionが合うのは、会議の前後もNotionで仕事を進めている人です。議題、参考資料、文字起こし、要約、担当作業を1ページへまとめられるため、会議だけ別の場所に情報が残りません。
例えば、商品開発のデータベースに会議メモを保存し、案件、開催日、担当者を関連付ければ、議論と作業状況を行き来できます。あとからNotion AIへ過去の決定理由を尋ねる使い方にもつながります。
会議ボットを招待せず、パソコンの音声を直接記録できる点も特徴です。外部参加者が多く、ボットの入室を毎回説明するのが面倒な人には使いやすいでしょう。
すでにビジネスプランを契約しているなら、別の文字起こし料金を増やさずに始められます。Notion内で議事録まで完結できるプランを確認する価値は十分あります。
専用アプリが合う使い方
専用の文字起こしアプリは、録音と文字データの活用を中心に設計されています。サービスによっては、会議への自動参加、録画、単語登録、話者の修正、字幕ファイルの出力、再生速度の変更、無音部分の省略などを備えています。
取材や講義を大量に文字へ変えたい人、複数のファイル形式で書き出したい人、文字起こし担当者がNotionを使わない会社では、専用アプリのほうが作業に合う場合があります。
比較例となるNottaでは、2026年8月27日時点の公式料金画面に、無料プランが月120分、1回3分までと表示されています。年払いのプレミアムプランは月あたり1,185円、月1,800分、1回5時間までという案内です。いずれも税込表示ですが、料金と条件は変わり得ます。
NottaはNotionとの連携機能も掲載しているため、録音は専用サービス、保管はNotionという使い分けもできます。まず対応時間や書き出し方を確認したいなら、Nottaの無料登録で短い音声を試す
方法があります。
※Nottaの有料プラン(プレミアム・ビジネス)は、パソコンのWeb版からの申し込みが対象です。スマートフォンのアプリやブラウザから手続きすると対象外になる場合があるため、申し込みはパソコンから行ってください。
機能と費用の比較
どちらが優れているかを一言で決めるより、自分が何に時間を使っているかを見るほうが選びやすくなります。主な違いは次のとおりです。
| 比較項目 | Notion | 専用文字起こしアプリ |
|---|---|---|
| 主な目的 | 会議記録と社内情報を同じ場所で扱う | 録音と文字起こしを中心に扱う |
| 保存先 | Notionページやデータベース | 各サービス内が基本 |
| 料金の考え方 | ワークスペースのメンバー単位 | 利用者数や録音時間による |
| オンライン会議 | デスクトップ版でシステム音声を取得 | ボット参加や拡張機能などサービスごとに異なる |
| 議事録後の作業 | タスクや案件ページへ直接つなげやすい | 外部ツールへの共有や連携が必要な場合がある |
| 書き出し機能 | Notion内での利用が中心 | 複数形式に対応するサービスが多い |
普段からNotionを開き、会議の結論をそのまま案件へ反映したいならNotionが候補です。一方、文字起こし本数が多い、録音データを細かく編集したい、利用者を限定して費用を抑えたいなら専用サービスも比較してください。
精度はサービス名だけで決まりません。マイクとの距離、雑音、参加人数、発音、固有名詞、通信状態の影響も受けます。無料枠や試用期間があるなら、実際の利用場所で同じ音声を試すのが確実です。
利用前に知りたい注意点

会議の文字起こしには、操作とは別に同意、共有権限、音声の保存という問題があります。便利だからこそ、録音ボタンを押す前の決まりを用意しておきたいところです。
参加者の同意を得る
Notionで文字起こしを開始するときは、参加者全員から録音と文字起こしへの同意を得たことを確認する扱いになります。相手に知らせず記録する使い方は避けてください。
会議の冒頭で目的、保存先、閲覧できる人、保存期間を説明し、同意を確認する方法が分かりやすいでしょう。招待メールや会議の説明欄へ事前に記載しておけば、当日の確認も進めやすくなります。
Google Meet向けには、文字起こし中であることをチャットへ表示するNotion Meetings Add-onも案内されています。ただし、表示機能だけで自社の法務要件を満たせるとは限りません。
録音や個人情報に関するルールは、地域、会議内容、契約、社内規程によって異なります。顧客情報、人事面談、医療情報、未公開情報などを扱う場合は、会社の法務・情報管理担当者へ確認してください。
この記事は一般的な機能の解説であり、法律上の判断を示すものではありません。録音の可否に迷う会議では、自己判断で開始せず専門部署へ相談しましょう。
共有権限を確認する
AIミーティングノートの文字起こし、メモ、要約は、保存されているNotionページの権限を引き継ぎます。非公開ページで作れば、共有操作をしない限り同僚は閲覧できません。
逆に、広いチームスペースや多数のゲストへ公開されたページへ作ると、必要以上の人が内容を見られる可能性があります。会議開始前にページ右上の共有設定を確認してください。
会議データベースには、全社会議、顧客商談、人事面談など、公開範囲の異なる記録を混ぜないほうが安全です。用途ごとに保存先を分け、初期権限を設定すると、毎回の操作ミスを減らせます。
要約を外部へ共有するときも、元の文字起こしまで見える権限になっていないか確認が必要です。発言の言い直しや会議中の雑談まで残るため、要約だけを共有したい場面もあるでしょう。
音声と文字データの保存
デスクトップアプリやブラウザでライブ録音した音声は、リアルタイム処理のためNotionの再委託先へ送られます。公式説明では再委託先は音声を保存せず、端末内の一時コピーは処理成功後または24時間以内に削除されます。
処理に失敗した場合は、再試行のためアップロードされた音声がNotion側で最長3日保管されることがあります。スマートフォン版では処理方法や一時保存期間の一部が異なります。
音声のローカル保存は初期状態で無効です。有効にすると、録音した利用者の端末に直近10件の音声が保存され、ダウンロードできるようになります。文字起こしを削除すると、対応するローカル音声も削除されます。
一方、自分でアップロードした音声ファイルはNotionのサーバーに保存され、ブロックから音声を削除するか、そのページを削除するまで残ります。ライブ録音と同じ扱いではない点に注意してください。
機密性の高い会議では、再委託先、データ保持、削除手順を確認し、会社の基準に合うか判断します。エンタープライズプランではAI事業者によるゼロデータ保持など、ビジネスプランと異なる項目もあります。
誤変換を前提に確認する
文字起こしは議事録作成を助けますが、発言を一字一句保証するものではありません。特に数字の桁、日付、契約金額、製品名、人名、「する」と「しない」のように結論が逆になる表現は原文へ戻ってください。
要約では、複数の発言が短い一文にまとめられ、誰の意見か分かりにくくなる場合もあります。重要な決定には、決定者、期限、対象範囲を人が追記すると実務で使いやすくなります。
◆圭のワンポイントアドバイス
私はツールを選ぶとき、精度の宣伝文句より「間違った箇所へ戻れるか」を見ます。Notionは要約から文字起こしの参照箇所へ移れるので、数字や決定事項を確かめる運用と相性がいいですよ。
Notionが向く人の選び方

最後は機能数ではなく、会議のあとに何をするかで決めます。議事録を読む場所と作業する場所が同じならNotion、文字データそのものを加工する時間が長いなら専用アプリが候補です。
Notionを選びやすい人
議題、社内資料、プロジェクト、タスクをすでにNotionで管理している人は、AIミーティングノートを活用しやすいでしょう。会議終了後に文章を別サービスから移さず、その場で担当者と期限を付けられます。
週次会議や定例面談の記録を同じデータベースへ積み重ねたいチームにも向きます。開催日や案件で絞り込み、過去の経緯を参照しながら次の会議を準備できるからです。
また、録音用ボットを会議へ参加させたくない人にも候補になります。ただし、ボットが表示されないからこそ、参加者への説明を忘れない仕組みが必要です。
費用面では、文字起こしだけでなくNotion AIやビジネスプランの権限機能も利用する人ほど納得しやすくなります。会議記録以外の機能をほとんど使わない場合は、契約前に総額を計算してください。
専用アプリを選びやすい人
文字起こしだけを目的にしている個人や、長時間の取材音声を数多く扱う人は、専用アプリが合うかもしれません。月間の録音時間が明示され、用途に応じてプランを選べるサービスがあります。
字幕ファイルや文書形式で納品する仕事、単語登録を使いたい業務、録画も同時に残したい会議では、必要な出力形式を先に確認しましょう。Notionへ保存できることより、編集と書き出しのしやすさが優先されます。
同じ会社でも全員がNotionを使わず、文字起こし担当者だけがサービスを必要とするケースもあります。その場合、ワークスペース全体の人数に料金がかかるNotionより、対象者だけ契約できるサービスのほうが費用を読みやすくなります。
契約前の確認リスト
契約を決める前に、実際の会議を想定して次の項目を確認してください。
- 対面会議とオンライン会議のどちらが多いか
- デスクトップアプリを導入できる端末か
- Notionの有料メンバーは何人になるか
- 1日または1か月に何時間録音するか
- 音声や文字データをどこへ保存するか
- 話者名や専門用語をどこまで修正するか
- 議事録を誰と共有し何に使うか
- 社内の録音規程と同意手順を満たせるか
あなたが会議後に毎回Notionへ文章を貼り直しているなら、AIミーティングノートはその往復を減らせます。一方、Notionをほとんど開かないなら、専用アプリから比較するほうが自然です。
よくある質問

Notionの文字起こしを検討するときに出やすい疑問へ、公式仕様をもとに回答します。
Notionの文字起こしに関するよくある質問(FAQ)
Q1. Notionは無料で文字起こしできますか?
A. フリーまたはプラスプランでNotion AIの体験枠が表示される場合はありますが、AIミーティングノートを継続利用できる正式な対象は、原則としてビジネスまたはエンタープライズプランです。ワークスペースによって試用条件が異なる可能性があるため、契約画面で確認してください。
Q2. ZoomやGoogle Meetにも使えますか?
A. デスクトップアプリではマイクとシステム音声を取得できるため、Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなどの会議に利用できます。ブラウザ版はシステム音声を直接取得できないので、ヘッドホンを使うと相手の声が文字にならないことがあります。
Q3. スマホだけで会議を文字起こしできますか?
A. スマートフォンのマイクが拾える対面会議なら利用できます。ただし、同じスマートフォンでオンライン会議へ参加すると、端末内部で再生される相手の音声は取得できません。別端末のスピーカー音声を録るか、パソコンのデスクトップアプリを使う方法が適しています。
Q4. 録音済みの音声も文字起こしできますか?
A. AIミーティングノートの設定から音声をアップロードできます。公式に案内されている形式はAAC、M4A、MP3、WAVです。MOV、MP4、Loomファイルは同じ方法の対象外なので、対応形式への変換が必要になる場合があります。
Q5. Notionと専用アプリはどちらがおすすめですか?
A. 会議資料、議事録、タスクをNotionで一緒に扱うならNotionが便利です。文字起こしだけが目的で、長時間録音、単語登録、録画、複数形式への書き出しを重視するなら専用アプリも比較してください。実際の会議音声を使い、精度と総額の両方で選ぶのがおすすめです。
Notion文字起こしのまとめ
NotionのAIミーティングノートは、会話を文章へ変えるだけでなく、要約、決定事項、次にやることを同じワークスペースへ残せる機能です。普段の情報管理をNotionで行っている人なら、議事録を別サービスから移す手間を減らせます。
一方、正式利用は原則としてビジネスプラン以上で、メンバー単位の料金がかかります。オンライン会議ではデスクトップアプリ、対面会議ではブラウザやスマートフォンというように、録音環境も選ばなければなりません。
導入前には、参加者の同意、共有権限、音声の保存方法、文字起こしの確認担当も決めてください。AIが作った要約をそのまま確定情報にせず、金額、日付、担当者、否定表現を原文と照合することも大切です。
Notionで会議後の仕事まで続ける人にはAIミーティングノート、文字起こしそのものを細かく扱う人には専用アプリ。この基準で考えると、自分に必要な契約を選びやすくなります。

