消えたメモを復元する方法|最近削除した項目まで確認して対処

消えたメモを復元する方法|最近削除した項目まで確認して対処のイメージ Webツール

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こんにちは、道具しらべの圭です。

さっきまで見えていたメモが突然消えると、仕事の記録や大切な予定まで失ったように感じて、かなり焦ります。ただ、画面に表示されていないからといって、すぐに完全削除されたとは限りません。別のフォルダへ移動しただけ、違うアカウントを表示している、同期が一時的に止まっているといったケースもあります。

大切なのは、思いつく操作を片っ端から試すのではなく、データを残したまま確認できる場所から順番に見ることです。この記事では、iPhoneの標準メモを中心に、Google Keepなどのメモアプリにも応用できる復元方法をまとめました。

  • メモを消した直後に確認する場所
  • 最近削除した項目がない場合の原因
  • 同期やアカウントを安全に確認する方法
  • 復元できないときの判断と予防策

最初に行うのは、メモアプリの「最近削除した項目」または「ゴミ箱」の確認です。見つからなければ検索、フォルダ、アカウント、ブラウザ版、バックアップの順に進んでください。

メモを消した直後の確認順

机に置いたクリップボードとペンのイメージ

メモアプリの内容が消えたときは、操作の順番がかなり重要です。復元の可能性を残すため、まず端末や同期設定を大きく変えず、次の確認を上から進めていきます。

追加操作をいったん止める

最初に、メモの新規作成や大量編集、アプリの再インストールをいったん止めてください。特に、同期型のメモアプリでは、1台で行った削除や変更がほかの端末にも反映されることがあります。慌てて同期のオンとオフを繰り返すと、状況を把握しにくくなるかもしれません。

アプリが落ちた直後や入力中に内容が消えた場合は、同じメモを何度も編集するのも避けたいところです。自動保存によって、空になった内容や短くなった文章が新しい状態として保存される可能性があるためです。

可能なら、現在の画面、フォルダ名、使用中のアカウント、消えた時刻をスクリーンショットで残しましょう。問い合わせが必要になった場合も、「いつ、どこにあったメモが、どの操作後に見えなくなったか」を説明しやすくなります。

復元前に避けたい操作

メモアプリの削除、端末の初期化、ゴミ箱を空にする操作、アカウントの削除、同期設定の頻繁な切り替えは後回しにしてください。これらは復元作業ではなく、保存場所や同期状態を変える操作です。

元に戻す操作を試す

文章を選択して消した、入力中に本文が空になったという場合は、メモそのものを削除したわけではありません。このケースでは、ゴミ箱より先に「取り消す」操作を試します。

iPhoneなら、編集直後に画面を3本指で左へスワイプするか、3本指でタップして表示される編集メニューから「取り消す」を選べる場合があります。設定によっては、iPhoneを振って取り消す操作も利用可能です。外付けキーボードを使っている場合は、CommandキーとZキーの組み合わせも候補です。

ただし、メモを閉じたあとや、別の操作を何度も行ったあとでは取り消せないことがあります。うまく戻らないときは操作を繰り返さず、次の「最近削除した項目」へ進みましょう。

最近削除した項目を見る

iPhoneの標準メモを間違えて消した場合は、メモアプリを開いてフォルダ一覧まで戻り、「最近削除した項目」をタップします。対象のメモがあれば開き、画面内の「復元」を選ぶか、メモを別のフォルダへ移動してください。

Appleの案内では、削除したメモは「最近削除した項目」に移動し、通常は30日間保管されます。期限を過ぎたメモや、このフォルダから完全に削除したメモは復元できません。詳しい操作は、Appleサポート「iPhoneのメモでメモを削除する/復旧する」でも確認できます。

復元後は、元のフォルダに戻ったかどうかを確かめます。見つからないときは「すべてのiCloud」やアカウントごとのフォルダも見てください。復元したこと自体は成功していても、想定と違うフォルダへ移動している場合があります。

◆圭のワンポイントアドバイス

削除直後ほど、端末の設定を触る前にゴミ箱を確認するのが近道です。「何か直さなくては」と設定画面を開きたくなりますが、まずはメモが保留されている場所を探してみてください。

アプリ別の復元方法

ノートに置いたクリップマイクのイメージ

「メモアプリ」と呼ばれるものは一つではなく、保存先や削除後の保管期間も異なります。ここでは、利用者の多いiPhoneの標準メモとGoogle Keepを中心に、復元画面の探し方を確認します。

iPhone標準メモを戻す

iPhoneの標準メモでは、まず画面左上の戻るボタンを何度かタップし、フォルダ一覧を表示します。「iCloud」「このiPhone内」「Gmail」などの区分が見えたら、それぞれの中にある「最近削除した項目」を確認してください。

復元したいメモを開いたら、本文部分をタップして「復元」を選びます。表示方法によっては、一覧でメモを左へスワイプし、フォルダのアイコンから移動先を選ぶ操作になります。複数のメモを戻すなら、「編集」から対象を選び、まとめて移動できる場合もあります。

ここで気をつけたいのが、アカウントごとに保存場所が分かれている点です。iCloudに保存したメモとGmailに保存したメモは、見た目が同じアプリ内にあっても別の領域です。iCloud側だけを確認して「消えた」と判断せず、フォルダ一覧を最後まで見てみましょう。

また、削除したのが自分の所有していない共有メモなら、「最近削除した項目」に入らないことがあります。自分の一覧から外れただけで、所有者側には残っている可能性があるため、共有元の相手に確認するか、以前の共有リンクを開いてください。

iCloud.comから確認する

手元のiPhoneで見つからない場合は、パソコンや別の端末からiCloud.comへアクセスし、同じApple Accountでサインインして「メモ」を開きます。ブラウザ版のフォルダ一覧に「最近削除した項目」が表示されていれば、対象のメモを選んで復元できます。

ブラウザ版を確認する意味は、端末の表示だけに問題があるのか、iCloud上からもメモが消えているのかを切り分けられることです。iCloud.comにメモが残っているなら、少なくともクラウド上のデータまで失われた状態ではありません。

反対に、iPhoneとiCloud.comの両方で同じメモが見えない場合は、違うApple Accountでサインインしていないかも確認します。メールアドレスの一部が似ていると、本人でも別アカウントへの切り替わりに気づきにくいものです。

iCloud.comで対象のメモを見つけたら、内容を別の安全な場所にも控えてから同期状態を確認すると安心です。長い文章なら、テキストファイルなど別形式でも一時保存しておくとよいでしょう。

Google Keepのゴミ箱を見る

Google Keepでメモを削除してしまった場合は、アプリまたはブラウザ版を開き、メニューから「ゴミ箱」を選びます。対象のメモを開き、その他メニューにある「復元」を選択してください。アーカイブへ移しただけなら、ゴミ箱ではなく「アーカイブ」に残っています。

Googleの公式案内では、Keepで削除したメモをゴミ箱から復元できる期間は削除後7日間です。iPhone標準メモと同じ期間ではないので、「まだ数週間しかたっていない」と思っていても期限を過ぎていることがあります。操作と条件は、Google Keepヘルプ「メモやリストをアーカイブする」で確認できます。

KeepはGoogleアカウント単位で内容が分かれます。仕事用と個人用など複数のGoogleアカウントを利用しているなら、画面右上のアカウント画像を確認し、心当たりのあるアカウントへ切り替えてください。ゴミ箱が空でも、別アカウントの通常一覧やアーカイブに残っているかもしれません。

ほかのメモアプリを調べる

ほかのメモアプリでも、サイドメニューや設定内に「ゴミ箱」「削除済み」「Recently Deleted」といった項目が用意されていることがあります。まずアプリ内を確認し、次に同じサービスのブラウザ版を見てください。

仕事用のサービスでは、個人のゴミ箱とは別に、管理者が復元できる期間を設けている場合があります。会社や学校から付与されたアカウントなら、自分で初期化や再登録をせず、管理担当者へ早めに連絡するほうが安全です。

端末内だけに保存するメモアプリの場合、アプリを削除するとデータも一緒に失われることがあります。一方、会員登録して利用する同期型サービスなら、再ログインによって表示が戻る可能性もあるでしょう。どちらの方式か分からない段階でアプリをアンインストールするのは避けてください。

最近削除した項目がない原因

机に立てたUSBマイクのイメージ

「最近削除した項目がない」ときも、すぐに復元不能とは限りません。フォルダが表示される条件や、そもそもメモが見えなくなった理由を一つずつ確認します。

削除済みメモが入っていない

iPhone標準メモでは、「最近削除した項目」の中に対象がないと、フォルダ自体が表示されない場合があります。つまり、メニューの見落としではなく、現在のアカウントに復元対象が存在しない可能性があります。

考えられるのは、保管期限が過ぎた、最近削除した項目から完全に消した、別アカウントで削除した、または削除ではなく表示上の問題が起きているケースです。この段階では、メモの題名や本文に含まれていた言葉でアプリ全体を検索しましょう。

題名を正確に覚えていなくても、固有名詞、電話番号の一部、作成した場所など、ほかのメモには入りにくい語句が役立ちます。検索結果が多いときは、短い一般語ではなく、二つ以上の特徴的な言葉を試してください。

別フォルダへ移動している

一覧から消えたように見えても、指の操作で別フォルダへ移動しただけということがあります。すべてのフォルダを順に開き、並び順を更新日または編集日に変えられるなら、最近変更されたメモから探してみましょう。

Google Keepでは「アーカイブ」、iPhone標準メモではアカウント内の別フォルダも確認します。ピン留めの解除や並び順の変更によって、いつも見ていた位置から移っただけかもしれません。

検索して見つかったメモは、開いたあとに保存先のフォルダ名を確認してください。見つけて終わりにすると、次回も同じ場所で迷いやすくなります。必要なら普段使うフォルダへ移しておくと分かりやすいですよ。

違うアカウントを表示している

メモが突然まとめて消えた場合は、個別削除よりもアカウントの違いを疑います。機種変更、パスワード変更、会社アカウントの更新後などは、以前と違うアカウントだけが表示されていることがあります。

iPhoneなら「設定」からApple Accountを確認し、メモアプリのフォルダ一覧でiCloud、Gmail、このiPhone内などの区分を見ます。Google Keepなら、右上のプロフィール画像からログイン中のGoogleアカウントを確かめてください。

ただし、見覚えのないアカウントをすぐ削除するのはおすすめしません。そのアカウント内に、探しているメモが保存されている可能性があるからです。まずアカウント名と表示中のフォルダを記録し、ブラウザ版にも同じ内容があるか確認しましょう。

共有メモから外れている

共有メモは、自分が作成したメモと動きが異なります。所有者が共有を停止した、参加者から外した、共有元のメモ自体を削除した場合、自分の一覧から突然見えなくなることがあります。

自分が所有者ではない共有メモを一覧から削除したケースでは、相手側に内容が残っている可能性があります。以前届いた招待メール、メッセージ、共有リンクを検索し、再び開けるか試してください。

仕事の議事録など、複数人が関わるメモなら、相手に確認する際は「いつごろ共有された、どの題名のメモか」を具体的に伝えます。相手が所有者であれば、再共有や内容の書き出しに対応してもらえるかもしれません。

削除以外で消えた場合の対処

メモアプリの内容が消えたように見える原因は、削除だけではありません。同期の停止、通信状態、アプリ表示の不具合なども考えられるため、データを消さない確認から進めます。

検索とフォルダを見直す

まず、メモアプリ内の検索欄を使います。題名だけでなく、本文、チェックリスト、スキャンした書類に含まれる言葉などが検索対象になる場合もあります。検索結果に出たら、保存場所と更新日時を確認してください。

次に、フォルダ一覧を最上位まで戻します。普段は一つのフォルダしか見ていないと、「このiPhone内」や別のメールアカウントにあるメモを見落としがちです。折りたたまれた項目があれば開き、すべての保存先を確認しましょう。

ロックしたメモや共有メモも候補です。ロックされたメモは題名や表示内容が制限されるため、探しているメモだと気づきにくいことがあります。並び順を更新日の新しい順に変えるのも有効です。

通信と同期状態を確かめる

同期型のアプリでは、通信が不安定だと最新の一覧が読み込まれないことがあります。Wi-Fiとモバイル通信を切り替え、ブラウザで一般のWebページが開くか確認してください。ただし、この時点で同期のスイッチを何度も切り替える必要はありません。

iPhone標準メモなら、設定画面でiCloudの「メモ」が利用対象になっているかを確認します。設定の場所はOSの版によって多少異なりますが、Apple Account、iCloud、保存済み項目またはすべてを表示、メモという流れで見つかります。

スイッチがオフでも、すぐオンにする前にiCloud.comを見ておくと状況を判断しやすくなります。ブラウザ版にデータが残っていれば、クラウド上の内容を確認したうえで同期を再開できます。

◆圭のワンポイントアドバイス

同期はバックアップと同じではありません。便利な反面、削除もほかの端末へ伝わります。設定を変える前に、どの端末とどのアカウントにメモが残っているかを見比べるのがポイントです。

別の端末とブラウザで見る

同じアカウントを使っているパソコン、タブレット、以前のスマートフォンがあれば、メモが見えるか確認します。ただし、古い端末に重要なメモが表示された場合は、内容を確保するまで不用意に通信へ接続しないほうがよいこともあります。削除状態が同期される可能性があるためです。

安全に内容を確認できたら、スクリーンショットだけでなく、文章を別ファイルへ書き出す、印刷するなど、編集操作を伴わない方法で控えを作ります。画像や添付ファイルがあるメモは、それらも個別に保存してください。

ブラウザ版にだけ表示されるなら、必要な内容を確保したあと、端末側のログイン状況や同期設定を確認します。反対に端末にだけ残っている場合は、同期を直す前に書き出しておくほうが安心です。

アプリと端末を再起動する

検索、フォルダ、アカウント、ブラウザ版を確認しても表示だけがおかしい場合は、メモアプリを終了して開き直します。それでも変わらなければ、端末を通常の手順で再起動してください。

再起動は保存済みデータを削除する操作ではなく、一時的な表示不具合の解消に役立つことがあります。ただし、アプリの削除と再インストールは別です。端末内だけにあるメモが消える恐れがあるため、保存方式が分かるまでは行わないでください。

アプリやOSの更新も、復元作業の途中では急がなくて大丈夫です。まず残っているデータを確保し、その後に公式の案内や更新内容を確認して実施する順番が無難でしょう。

バックアップから戻す判断

机に置いたヘッドセットとノートパソコンのイメージ

ゴミ箱、アカウント、ブラウザ版のどこにもメモがない場合は、バックアップが候補になります。ただし、端末全体の復元は現在のデータへ影響するため、対象のメモ一つだけを戻す感覚で始めないでください。

同期とバックアップを分ける

同期は、複数の端末で同じ最新状態を使う仕組みです。ある端末でメモを削除すると、その削除がほかの端末にも反映されることがあります。対してバックアップは、ある時点の端末データを復元に備えて保存する仕組みです。

つまり、iCloudでメモを同期していたからといって、過去のメモが何世代も保存されているとは限りません。同期中のメモは、端末全体のバックアップへ重複して含まれない場合もあります。

「同期していたからバックアップにあるはず」と決めつけず、利用サービスの仕様を確認してください。メモの保存先、削除した時期、バックアップの作成日が分からないまま端末を復元しても、目的の内容が戻る保証はありません。

バックアップの日付を確認する

バックアップを使うなら、まず作成日時を確認します。必要なのは、メモを作成したあとで、削除する前に取得されたバックアップです。作成前のバックアップにはメモがなく、削除後のバックアップには削除状態が反映されている可能性があります。

また、復元によって端末全体がバックアップ時点の状態へ戻ると、現在の写真、メッセージ、アプリ内データなどに影響が出ることがあります。現在のデータを別の方法で確保できるか、復元対象にメモが含まれるかを確認してから判断してください。

会社支給端末や業務用アカウントの場合は、自分だけで初期化を進めず、管理担当者へ相談します。組織の保存方針や管理用バックアップが用意されているかもしれません。

端末全体の復元は最後にする

iPhoneのバックアップから端末全体を戻すには、通常、現在の端末を消去して初期設定をやり直す工程が伴います。これはメモアプリ内の「復元」ボタンとは影響範囲がまったく違います。

そのため、最近削除した項目、検索、別フォルダ、別アカウント、iCloud.com、共有元への確認を終えてから検討してください。メモがバックアップ対象だったと確認できない場合、初期化しても戻らず、現在のデータ管理だけが難しくなる可能性もあります。

端末全体の復元は最終手段です。実行前に、現在のデータの退避、バックアップ日時、メモの保存先、同期の有無を確認してください。不明点が残るなら、Appleサポートや利用サービスの窓口へ相談するのが安全です。

復元できる可能性の見分け方

机に立てたICレコーダーのイメージ

メモが戻るかどうかは、消え方と経過時間によって変わります。期待だけで操作を続けるのではなく、どの状態に近いかを見分けると、次に取るべき行動がはっきりします。

復元しやすい状態

削除してから日が浅く、最近削除した項目やゴミ箱に対象が見える状態なら、復元できる可能性は高いでしょう。別フォルダ、アーカイブ、別アカウント、ブラウザ版で見つかった場合も、データ自体は残っています。

本文を消した直後で、まだ同じ編集画面を開いている場合は「取り消す」が使えるかもしれません。共有メモから外れただけなら、所有者による再共有も候補になります。

この状態で大切なのは、見つけたメモをまず通常のフォルダへ戻し、内容が揃っているかを確認することです。題名だけ戻っても、本文や添付ファイルが欠けている可能性はあります。復元後に開き直し、必要な箇所を一通り見てください。

復元が難しい状態

ゴミ箱の保管期限を過ぎた、ゴミ箱から完全削除した、バックアップがない、端末内保存のアプリをデータごと削除した場合は、一般的な操作での復元が難しくなります。

また、メモ本文を上書きしたあとに編集を続け、取り消し履歴も残っていない場合、メモの項目自体は存在していても以前の文章へ戻せないことがあります。同期サービスに版の履歴が用意されているなら確認できますが、すべてのメモアプリが対応しているわけではありません。

完全削除後に、復元をうたう非公式ソフトへすぐ端末を接続するのは慎重に考えてください。対応条件、料金、個人情報の扱い、返金条件を確かめないまま利用すると、メモとは別の不安が増えてしまいます。

サポートへ伝える情報

自分で確認できる範囲を終えたら、アプリの提供元や端末メーカーのサポートへ相談します。その際は、端末名、OSの版、アプリ名、使用アカウント、メモが最後に見えた日時、行った操作を伝えてください。

「突然消えた」だけでなく、「昨日の午後に編集し、今朝アプリを開いたらフォルダごとなかった」「削除後に最近削除した項目を確認したが表示されない」など、時系列にすると状況が伝わりやすくなります。

ただし、サポート窓口でも完全削除された内容を必ず復元できるわけではありません。本人確認用のパスワードや認証コードを聞き出そうとする相手には注意し、必ずアプリやメーカーの公式窓口を利用しましょう。

同じトラブルを防ぐ方法

復元できたあとに、そのまま使い続けると同じ場面でまた慌てるかもしれません。重要なメモほど一つの場所だけに任せず、消えても困らない保存方法を作っておきます。

保存先を一つずつ把握する

最初に、自分のメモがどこへ保存されているかを確認します。iPhone標準メモなら、iCloud、このiPhone内、Gmailなど複数の候補があります。新規メモの標準保存先も設定で確認しておきましょう。

仕事用と個人用のアカウントを混ぜると、機種変更や退職時に必要なメモへアクセスできなくなることがあります。用途ごとにフォルダを分け、個人的に残すべき内容を会社のアカウントだけへ保存しないことも大切です。

保存場所を確認したら、試しに短いメモを作り、別端末やブラウザ版へ表示されるか見てみます。同期が動いていることを事前に確かめておけば、いざというときの確認場所も分かります。

重要なメモを別形式で残す

契約情報、仕事の手順、長時間かけて作った原稿などは、メモアプリだけを唯一の保存先にしないほうが安心です。定期的にテキストやPDFへ書き出し、信頼できる別の保存先へ控えを置きましょう。

画像や書類を添付している場合は、本文だけでなく添付ファイルも保存します。メモを共有しているなら、誰が所有者なのか、共有が終了したときに必要な記録をどう残すかも決めておくとスムーズです。

ただし、個人情報や会社の機密を私用サービスへ複製してよいとは限りません。勤務先の規則やサービスの利用条件に従い、許可された保存先を選んでください。

定期的に復元手順を確かめる

バックアップは、保存されているだけでは十分とは言えません。作成日時を定期的に確認し、どのデータが対象なのか、どの手順で戻すのかまで把握しておきます。

大切なデータを使わず、不要なテストメモを一つ作って削除し、ゴミ箱から戻す手順を試すのもよい方法です。実際の画面を一度見ておけば、本番で焦りにくくなります。テスト後は、必要に応じてそのメモを片づけてください。

アプリを乗り換えるときは、旧アプリを削除する前に書き出し結果を確認します。メモの件数だけでなく、本文、画像、チェック項目、作成日時などが移行できているかを見るのがポイントです。

◆圭のワンポイントアドバイス

バックアップは、非常時に開けて初めて役立ちます。重要なメモを一つ選び、「この端末が今使えなくなったら、どこから読めるか」を考えてみてください。答えが浮かばなければ、今が保存方法を見直すタイミングです。

復元前の確認一覧

真上から見たノートパソコンのイメージ

ここまでの手順を、実際に確認しやすい順番へまとめます。途中でメモが見つかったら、まず内容を別の安全な場所へ控えてから、必要な設定の見直しへ進んでください。

メモを復元するときの確認順

  • 編集直後なら「取り消す」を試す
  • 最近削除した項目またはゴミ箱を見る
  • アーカイブとすべてのフォルダを確認する
  • 題名や本文の言葉で検索する
  • ログイン中のアカウントを確認する
  • ブラウザ版や別の端末で表示する
  • 共有メモなら所有者へ確認する
  • バックアップの日付と対象を調べる
  • 端末全体の復元は最後に検討する

この順番なら、現在残っているデータへ与える影響を抑えながら、見落としやすい保存場所を確認できます。特にアプリの削除とアカウントの削除は、復元方法ではありません。状況が分かるまでは実行しないでください。

メモ復元のよくある質問

机に置いた白いカードの束のイメージ

最後に、メモアプリの復元で迷いやすい点へまとめて回答します。アプリによって保管期間や表示名が異なるため、実際の画面と公式案内も一緒に確認してください。

メモアプリ復元のよくある質問(FAQ)

Q1. iPhoneで消したメモは復元できますか?

A. 「最近削除した項目」に残っていれば復元できます。iPhone標準メモでは、通常は削除後30日間保管されます。メモアプリのフォルダ一覧から「最近削除した項目」を開き、対象のメモを復元または別フォルダへ移動してください。

Q2. 最近削除した項目がないのはなぜですか?

A. 復元できるメモが入っていない場合、フォルダ自体が表示されないことがあります。保管期限を過ぎたほか、別アカウントのゴミ箱に入っている、削除ではなく別フォルダへ移動したといった可能性もあります。検索、フォルダ、アカウントの順に確認してみてください。

Q3. メモの本文だけ消えた場合も戻せますか?

A. 編集直後であれば、「取り消す」操作で戻せる可能性があります。ただし、メモを閉じたあとや上書き後に編集を続けた場合は、以前の本文へ戻せないこともあります。版の履歴があるサービスなら、過去の内容を選べるか確認してください。

Q4. アプリを再インストールすればメモは戻りますか?

A. 必ず戻るとは限りません。会員アカウントへ同期されていれば再ログインで表示される可能性がありますが、端末内だけに保存していた場合は、アプリの削除によってデータも失うことがあります。保存方式とブラウザ版の内容を確認するまで、再インストールは避けてください。

Q5. バックアップからメモだけ復元できますか?

A. 端末全体のバックアップでは、メモ一つだけを選んで戻せない場合があります。また、同期中だったメモがバックアップ対象外になっている可能性もあります。現在のデータへの影響が大きいため、バックアップ日時と対象を確認し、ほかの方法を試したあとに検討してください。

消えたメモは順番に探そう

メモアプリの内容が消えたときは、最近削除した項目やゴミ箱を最初に確認し、次に検索、フォルダ、アカウント、ブラウザ版へ進むのが基本です。削除ではなく、表示場所やログイン先が変わっただけなら、この途中で見つかる可能性があります。

ゴミ箱にない場合も、慌ててアプリを削除したり、同期設定を何度も変えたりしないでください。バックアップからの端末復元は現在のデータにも影響するため、すべての確認を終えたあとの最終手段です。

復元できたら、重要なメモの保存先を確かめ、必要に応じて別形式の控えを残しておきましょう。いざというときに「どこを見れば戻せるか」が分かっているだけでも、次の焦り方はずいぶん変わります。

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