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こんにちは、道具しらべの圭です。
画面録画を始めた瞬間に鳴る「ピコン」「ポン」という音。静かな場所で操作すると意外に目立ちますし、録画した動画にも入っているのでは、と気になりますよね。
ただ、ひと口に画面録画の音と言っても、端末から聞こえる開始音、動画に収録される内部音声、マイクが拾う周囲の音は別物です。ここを混同すると、マイクをオフにしたのに音が消えない、反対に必要な説明音声まで無音になった、という行き違いが起こります。
この記事では、iPhone、Android、Windows、Macに分けて、開始音への対処と録画データを無音にする方法を解説します。端末やOSの版によって表示名が異なる場合もあるため、設定を変えたあとの確認方法まで押さえていきましょう。
- 画面録画の開始音と録音される音の違い
- iPhoneとAndroidで開始音を抑える方法
- WindowsとMacで静かに録画する手順
- 開始音が動画に入った場合の直し方
画面録画の開始音が鳴る仕組み

まず確認したいのは、あなたが消したい音がどこから出ているかです。この章では、開始時の合図音、端末内の再生音、マイク音声を切り分けます。仕組みが分かれば、触るべき設定も見つけやすくなりますよ。
開始音と録音音声の違い
画面録画を始めるときの合図音は、録画状態へ切り替わったことを利用者へ伝えるために、OSや録画アプリが再生する操作音です。一方、完成した動画に含まれる音声は、ゲームや動画などの内部音声と、端末のマイクから入る外部音声に分かれます。
つまり、耳元で開始音が聞こえたとしても、その音が必ず録画ファイルに入るとは限りません。端末のスピーカーから出た音をマイクが拾えば入る可能性がありますが、OS側が録画開始前の合図として鳴らしているだけなら、保存された動画には残らないこともあります。
最初に確認するポイント
録画した動画の冒頭をイヤホンで再生し、開始音が実際に保存されているか確かめてください。端末から聞こえる音だけを消したいのか、完成動画を無音にしたいのかで対処法が変わります。
また、「マイクをオフにする」と「端末の音を録音しない」は同じ操作ではありません。マイクを切っても、アプリの音やゲーム音が内部音声として残る場合があります。逆に、内部音声を切っても、マイクがオンなら自分の声やキーボード音は入ります。
私は録画設定を確認するとき、十秒ほどの試し撮りをして、開始直後、アプリの再生音、話し声の三つを別々に確認します。この短いテストを挟むだけで、長時間収録をやり直す可能性をかなり減らせます。
開始音が鳴る主な理由
開始音が用意されている第一の理由は、録画の開始を分かりやすく知らせるためです。録画ボタンを押してもすぐには始まらず、数秒のカウントダウン後に収録へ移る端末もあります。音と画面表示を組み合わせることで、どこから動画に残るのか判断しやすくしているわけです。
もう一つは、意図しない録画を防ぐこと。画面録画では通知、写真、メッセージ、入力中の文字なども映る可能性があります。そのため、録画状態を赤い印やタイマー、通知、合図音で知らせる設計が採用されています。
開始音の大きさは、着信音量、通知音量、メディア音量のいずれかと連動する場合があります。どの音量に属するかは、OS、端末メーカー、利用している録画アプリによって一定ではありません。音量ボタンを下げても変わらないなら、別の音量項目が使われている可能性を考えましょう。
録画表示を隠す目的では使わないでください
開始音を抑えても、録画中の印や相手側への通知まで消えるとは限りません。オンライン会議、配信、通話、限定公開コンテンツを録画する場合は、サービスの利用条件や参加者の同意を先に確認する必要があります。
音が動画に入る経路
完成動画の冒頭に開始音が入る場合、いくつかの経路が考えられます。よくあるのは、端末のスピーカーから鳴った音を、オンになっているマイクが拾うケースです。端末音量が大きく、内蔵マイクとスピーカーが近いスマートフォンでは起こりやすくなります。
録画アプリ自身が開始音を鳴らし、そのアプリの音を内部音声として保存することもあります。この場合、端末を机から離したり、部屋を静かにしたりしても変化しません。録画アプリの設定に「効果音」「通知音」「録画開始音」「カウントダウン音」といった項目がないか確認してください。
さらに、開始音だと思っていたものが通知音である可能性もあります。録画を始めるタイミングでメッセージや予定の通知が届き、その音をマイクが拾っている状態です。画面上にも通知内容が映るため、説明動画や仕事用の録画では音以上に注意したいところ。
| 聞こえる音 | 主な発生元 | 先に確認する設定 |
|---|---|---|
| 録画直前のピコン音 | OSまたは録画アプリ | 通知音量、効果音、開始音 |
| ゲームや動画の音 | 端末内で再生中のアプリ | デバイス音声、システム音声 |
| 声や生活音 | 内蔵または外付けマイク | マイクのオンと入力先 |
| メッセージの着信音 | 別アプリからの通知 | 集中モード、通知設定 |
このように、開始音を消す操作と、録画ファイル全体を無音にする操作は分けて考えるのが近道です。録画前に音の入力元を選べる機種なら、目的に合わせて「なし」「マイク」「デバイスの音声」などを選びます。
マナーモードで消えない理由
スマートフォンをマナーモードにしたのに開始音が鳴ることがあります。これは、マナーモードがすべての音を一括して止める機能ではないためです。一般的には着信音や通知音を抑える機能であり、動画、音楽、ゲームなどのメディア音量は別に管理されます。
また、端末メーカーが録画開始音をシステム上の操作音として扱っている場合、メディア音量をゼロにしても残る可能性があります。反対に、メディア音量を下げるだけで小さくなる機種もあります。ここは端末差が大きいため、「マナーモードなら必ず無音」とは考えないほうが安全です。
試す順番は、マナーモード、メディア音量、通知音量、システム音量の順で十分。それぞれを変更して十秒のテスト録画を行えば、どの音量と連動しているか判断できます。
◆圭のワンポイントアドバイス
音量を一気に全部ゼロへ落とすと、必要なアプリ音まで消えて原因が分かりにくくなります。一項目ずつ変えて試すと、開始音だけの問題なのか、録音設定の問題なのか見つけやすいですよ。
録画が相手にバレる条件
画面録画の開始音を気にする人の中には、録画が相手へ通知されるのか知りたい人もいるでしょう。結論として、端末で鳴る開始音と、アプリが相手へ送る録画通知は別の仕組みです。開始音を小さくしても、サービス側の通知は止まりません。
通常のWebページや端末設定画面を録画するだけなら、閲覧先へ録画状態が送信されないケースが一般的です。しかし、ビデオ会議、通話、消える写真、著作権保護された動画などでは、録画の通知、映像の黒塗り、音声の除外、録画そのものの制限が設けられる場合があります。
特に仕事の会議や顧客との通話では、録画データに氏名、顔、発言、社内資料が含まれます。開始音が鳴るかどうかではなく、録画してよい情報なのか、どこへ保存するのか、誰と共有するのかを確認してください。
なお、開始音を消すことと、撮影を気付かれないようにすることは同義ではありません。相手やサービスが録画中であることを表示する仕様なら、その表示を回避しようとせず、必要な許可を取るのが基本です。
画面録画の開始音を消す方法

ここからは端末別の対処法です。開始音だけを個別にオフにできない機種もあるため、音量を抑える方法、マイクに拾わせない方法、録画後に取り除く方法を組み合わせます。
iPhoneで開始音を抑える
iPhoneの標準的な画面収録は、コントロールセンターから開始します。録画ボタンをタップすると三秒のカウントダウンが始まり、その後に収録状態へ切り替わります。基本手順は次のとおりです。
- 画面右上から下へスワイプしてコントロールセンターを開く
- 画面収録ボタンを長押しする
- 周囲の音が不要ならマイクをオフにする
- 収録を開始し、三秒のカウントダウンを待つ
- 録画後に写真アプリで冒頭を再生する
Appleの案内でも、画面収録ボタンを押したあとに三秒のカウントダウンが行われること、対応するアプリでは音声も録音できることが示されています。操作画面が異なる場合は、現在のiOSに対応した公式手順を確認してください。(出典:Apple「iPhone、iPad、iPod touchで画面を録画する」)
開始時に端末から聞こえる音を小さくしたい場合は、録画ボタンを押す前に音量を下げ、必要に応じて消音モードもオンにします。ただし、iOSの版や再生中のアプリによって挙動が変わるため、開始音だけを完全に止められるとは限りません。
マイクをオフにすると、自分の声、指が端末へ触れる音、周囲の会話などを拾いにくくできます。しかし、アプリ内で鳴る動画やゲームの音まで必ず消えるわけではありません。内部音声も不要なら、録画対象のアプリを消音するか、録画後に動画全体を無音にします。
開始前の三秒を活用
録画ボタンを押したらコントロールセンターを閉じ、目的の画面へ戻って待ちます。完成動画の冒頭に不要な操作が映った場合は、写真アプリの編集機能で前端を短く切り取れます。
なお、一部の動画配信アプリやコンテンツでは画面収録が許可されず、映像が黒くなったり音が保存されなかったりします。これは故障ではありません。録画制限を外す方法を探すのではなく、そのサービスが認めている保存・共有方法を使ってください。
Androidで開始音を抑える
Androidでは、端末上部からクイック設定を開き、「スクリーンレコード」「画面録画」などをタップして開始する方式が一般的です。開始前に、録音する音や画面上のタップ表示を選択できる機種があります。
GoogleのAndroidヘルプでも、画面録画を始める前に、音声を録音するか、画面上のタップを表示するか選べると案内されています。ただし、実際の項目名や選択肢は端末メーカーによって異なります。(出典:Google「Androidデバイスでスクリーンショットの撮影や画面の録画を行う」)
音声の選択欄が表示されたら、「音声なし」「デバイスの音声」「マイク」「デバイスの音声とマイク」などから目的に合うものを選びます。開始音をマイクに拾わせたくないだけなら、マイクを含まない選択肢が向いています。完成動画を完全に無音にしたいなら「音声なし」を選びましょう。
端末から鳴る開始音自体を抑えたい場合は、録画前にメディア、通知、システムの各音量を確認します。設定アプリの「音とバイブレーション」付近に、タッチ操作音やシステム効果音の項目がある機種では、そこをオフにすると変化するかもしれません。
メーカーごとの違いに注意
Pixel、Galaxy、Xperia、AQUOSなどでは、画面録画の名称や音声設定が同じとは限りません。説明どおりの項目が見つからない場合は、設定画面で「画面録画」「スクリーンレコード」「録音」と検索してください。
開始音を個別に無効化できない機種では、端末音量を下げ、マイクをオフにし、録画後の動画を確認するのが現実的です。Bluetoothイヤホンへ音の出力先を切り替える方法もありますが、接続状態によって録音される音声が変わるため、必ず試し撮りをしてください。
Windowsで静かに録画する
Windowsでは、Xbox Game BarやSnipping Toolの動画切り取り、利用中の録画ソフトなど、複数の方法があります。どの機能を使っているか分からないと設定場所も決まらないため、まず録画開始時に開く画面を確認しましょう。
Xbox Game Barを使う場合は、WindowsキーとGキーで操作画面を開けます。Windowsキー、Altキー、Rキーの組み合わせでは録画の開始と停止ができ、Windowsキー、Altキー、Mキーでは録画中のマイクを切り替えられます。
完成動画へ自分の声や室内音を入れたくないなら、録画前にマイクをオフにします。それでもパソコン内の再生音が入る場合は、Game Barの設定にあるキャプチャ関連の音声項目を確認してください。マイクとシステム音声は別々に扱われます。
開始時の合図音については、Windowsそのものではなく、使っている録画ソフトが鳴らしている可能性があります。ソフトの設定画面で「サウンド」「通知」「ホットキー」「カウントダウン」付近を探すのが近道です。通知音を切れない場合は、Windowsの音量ミキサーで、その録画ソフトの出力音量だけを下げられることがあります。
ただし、音量ミキサーで録画ソフトを消音すると、確認用の音まで聞こえなくなる場合があります。また、録画対象のアプリまで消音しないよう注意してください。会議資料の操作説明なら、開始前にWindowsの「応答不可」などを使い、別アプリの通知も抑えておくと安心です。
標準機能では録画範囲、音声入力、編集の自由度が足りない場合、録画と動画編集を一つのソフトで行える製品も候補になります。購入前には無料版で、開始音の設定、透かし、録画時間、書き出し形式を確認してください。開始音だけを消すために、いきなり有料ソフトを選ぶ必要はありません。
Macで静かに録画する
Macでは、Shift、Command、5の三つを同時に押すと、標準のスクリーンショット機能を開けます。画面全体または選択部分の収録を選び、「オプション」からマイクや保存先、タイマーなどを指定します。
自分の声や周囲の音を入れない場合は、オプション内のマイクを「なし」にします。ここで止められるのはマイク入力です。Mac内で再生されるアプリ音については、使う機能やアプリ側の対応によって扱いが異なります。
開始操作の音を抑えるなら、収録前にMacの出力音量を下げます。ただし、説明動画でアプリ音を聞きながら操作する必要がある場合、出力音量をゼロにすると作業しにくくなるでしょう。その場合はイヤホンを使い、マイクには開始音やスピーカー音が入りにくい状態を作ります。
外付けマイクを使う場合は、入力先が内蔵マイクへ戻っていないかにも注意してください。収録前にオプションを開き、利用するマイク名の横にチェックがあるか確認します。マイクを使用しない予定なら「なし」に設定するのが確実です。
◆圭のワンポイントアドバイス
イヤホンを使うとスピーカー音の回り込みを抑えられますが、内部音声を自動的に録音できるようになるわけではありません。聞こえる音と動画に保存される音は別なので、ここでも短い試し撮りが役立ちます。
毎回同じ条件で録画するなら、マイク、保存先、録画範囲を始める前に確認する習慣を付けるとミスが減ります。録画本数が増え、カットや音声調整にも時間がかかるようなら、開始前の設定から書き出しまでまとめて扱える画面録画ソフトを比較してもよいでしょう。
録画後に開始音を消す
すでに録画した動画へ開始音が入っていても、撮り直しが必要とは限りません。音が冒頭だけなら、動画の開始位置を少し後ろへ動かすトリミングが簡単です。iPhoneやAndroidの写真管理アプリ、Windowsの動画編集機能、MacのQuickTime Playerなどで前端を切り取れます。
ただし、開始音の直後から必要な画面や話し声が始まっていると、映像ごと切る方法では大切な部分まで失います。その場合は、音声編集に対応するソフトで冒頭部分だけ音量を下げるか、開始音がある瞬間だけ無音にします。
動画全体の音が不要なら、音声トラックを削除する方法が手早いでしょう。SNSやWebサイトへ投稿するときも、投稿画面のスピーカーアイコンなどから無音にできる場合があります。ただし、投稿サービス上だけで消音するより、元ファイルを編集して保存しておくほうが、別の場所へ再利用しやすくなります。
冒頭だけ切り取る場合
開始音のあとに一秒から数秒ほど余白があるなら、その余白ごとトリミングします。切りすぎに備えて、できれば元動画を複製してから編集してください。編集アプリによっては元へ戻せますが、書き出し後に上書きすると復元できないことがあります。
一部分だけ無音にする場合
音声の波形を表示できる編集ソフトなら、開始音の大きな山を見つけ、該当範囲だけ音量を下げます。範囲の前後へ短い音量変化を付けると、音が突然途切れる印象を和らげられます。話し声と開始音が重なっている場合は、完全に消すと声も不自然になるため、目立たない程度まで下げる方法が現実的です。
動画全体を無音にする場合
操作だけを見せる動画なら、音声トラックを削除してしまうのも一案です。説明が必要なら、無音化したあとにナレーションや字幕を加えます。不要音の除去や字幕追加に対応した動画編集ソフトを選ぶ場合は、対応OSと出力時の透かしを先に確認しましょう。
編集より録画前の余白が大切
録画開始後に二、三秒待ってから操作や説明を始めると、開始音やコントロール画面を切り取りやすくなります。終了時も話し終えてから一呼吸置くと、停止操作を自然に削れます。
画面録画の開始音FAQ
Q1. 画面録画の開始音は動画にも入りますか?
A. 必ず入るわけではありません。端末から聞こえるだけで動画に残らない場合もあれば、スピーカーの音をマイクが拾ったり、録画アプリの音が内部音声として保存されたりする場合もあります。十秒ほど試し撮りし、完成動画の冒頭をイヤホンで確認するのが確実です。
Q2. マナーモードでも開始音が鳴るのはなぜですか?
A. マナーモードが主に着信音や通知音へ作用し、メディア音やシステムの操作音を止めないことがあるためです。メディア、通知、システムの各音量を一つずつ下げて、開始音がどの項目と連動するか確認してください。
Q3. マイクをオフにすれば完全に無音になりますか?
A. 完全に無音になるとは限りません。マイクをオフにしても、ゲーム音や動画の音が内部音声として録音されることがあります。無音動画が必要なら、録画開始前に「音声なし」を選ぶか、録画後に音声トラックを削除してください。
Q4. 開始音を消せば録画は相手にバレませんか?
A. 開始音と相手側への通知は別の仕組みなので、開始音を消しても通知される可能性があります。会議、通話、消える写真などは、アプリ側で録画表示や制限が設けられる場合があります。参加者の同意とサービスの利用条件を確認したうえで録画してください。
Q5. 入ってしまった開始音だけ後から消せますか?
A. 冒頭だけに入っているなら、前端をトリミングする方法が簡単です。必要な声と重なっている場合は、動画編集ソフトで該当部分の音量だけを下げます。元動画を複製してから編集すると、切りすぎてもやり直せます。
画面録画の開始音への結論
画面録画の開始音は、端末や録画アプリによって扱いが異なります。個別の設定で消せる場合もありますが、標準機能では開始音だけをオフにできない機種もあります。
まず、端末から音が聞こえるだけなのか、完成動画にも保存されているのかを確かめてください。そのうえで、音量を下げる、マイクをオフにする、音声なしで録画する、イヤホンを使う、録画後に冒頭を切る、という順で試すと迷いにくくなります。
特に大切なのは、開始音、内部音声、マイク音声を分けて考えることです。マイクを切っただけでは内部音声が残ることがあり、マナーモードだけではシステムの操作音が消えない場合もあります。
そして、本番の前には十秒の試し撮りを一本。開始直後の音、必要なアプリ音、自分の声を再生して確認すれば、長い録画を終えてから無音や雑音に気付く失敗を防げます。静かな画面録画を作るうえで、いちばん効くのは派手な機能ではなく、この小さな確認です。

