ゲーム画面録画の方法|OBS・NVIDIA・Game Bar比較

ゲーム画面録画の方法|OBS・NVIDIA・Game Bar比較のイメージ Webツール

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こんにちは、道具しらべの圭です。

ゲームを録画し始めた途端にFPSが落ちる、映像は滑らかなのに音が入っていない、VALORANTだけ黒い画面になる。画面録画では、こうした小さなつまずきがわりと起こります。

録画方法を選ぶときに大切なのは、機能の多さだけではありません。普段遊ぶゲーム、使っているGPU、残したい音声、編集の有無まで含めて考える必要があります。手軽に試すならXbox Game BarやNVIDIAの録画機能、映像と音声を細かく作り込みたいならOBS Studioが候補です。

この記事では、3つの方法を同じ観点から比べながら、VALORANTやVRChatを録画するときの設定、VCを入れる方法、FPS低下を抑える考え方まで解説します。あなたのパソコンで安定する方法を見つけるための判断材料にしてください。

  • OBS・NVIDIA・Game Barの違い
  • FPS低下を抑える録画設定
  • VALORANTやVRChatの録画方法
  • ゲーム音やVCを録音する方法

ゲーム画面録画の選び方

机に並べた2つの機器を見比べるイメージ

3つの録画方法には、それぞれ得意な使い方があります。最初から細かな設定値を比べるより、何を残したいのか、録画後に何をするのかを決めるほうが選びやすいですよ。

手軽さと編集目的で選ぶ

短いプレイ動画をすぐ保存したいなら、Xbox Game BarやNVIDIAの録画機能が向いています。ゲーム中にショートカットキーを押すだけで録画でき、映像の配置を作る作業もほぼありません。

NVIDIA製GPUを搭載したパソコンなら、NVIDIAアプリの録画機能も有力です。通常録画に加えて、少し前のプレイをさかのぼって保存できるインスタントリプレイがあります。好プレイが出るか分からない対戦ゲームとの相性がよい機能です。

一方、ゲーム画面、マイク、ウェブカメラ、画像などを自由に配置したい場合はOBS Studioが合います。音声を別々のトラックへ記録できるため、録画後に「自分の声だけ小さくする」といった編集もしやすくなります。

迷ったときの目安

すぐ録るならXbox Game Bar、GeForce搭載PCで好プレイを残すならNVIDIA、実況動画や複数音声を作り込むならOBS Studioから試すと選びやすいです。

パソコンとの相性で選ぶ

画面録画の負荷は、ソフト名だけでは決まりません。GPUに搭載された録画用の回路を使えるか、ゲームがどの程度GPUを使っているか、保存先の速度に余裕があるかによって結果が変わります。

NVIDIAの録画機能は、対応するGeForce環境で使う方法です。対象のGPUがあることを前提にしていますが、ゲーム画面を手早く録画でき、設定項目もOBSほど多くありません。

Xbox Game BarはWindows 10またはWindows 11に用意されており、追加の録画ソフトを入れずに始められます。ただし、デスクトップ全体やエクスプローラーなど、録画対象によっては思いどおりに取り込めません。ゲームやアプリ単位の録画として考えるのが分かりやすいでしょう。

OBS StudioはWindows、macOS、Linuxで利用できます。ただし、Windows版で使えるゲームキャプチャが、ほかのOSでも同じように使えるとは限りません。対応OSだけでなく、利用できるキャプチャ方式まで確認してください。

高FPS録画の意味を知る

ゲームが240FPSで動いていても、録画動画まで240FPSにする必要があるとは限りません。YouTubeへの投稿や一般的なプレイ記録なら、60FPSでも動きは十分に伝わります。ゲーム内FPSと録画FPSは、分けて考えて大丈夫です。

録画FPSを高くすると、1秒間に保存する画像の枚数が増えます。その分だけGPUの処理、動画の圧縮、保存先への書き込み、必要容量が増えやすくなる仕組みです。高FPSは滑らかさを得られる反面、パソコンと保存容量に余裕が必要になります。

スロー再生を使う検証動画や、細かな視点移動を確認する用途なら120FPS以上を選ぶ意味があります。しかし、通常の実況動画なら、ゲーム側のFPSを優先しながら録画を60FPSにするほうが安定しやすいかなと思います。

◆圭のワンポイントアドバイス

高FPSという数字だけで録画方法を決めないのがコツです。録画中の操作感が崩れたら本末転倒。まず1080p・60FPSで試し、用途がある場合だけ録画FPSを上げていきましょう。

3つの録画方法を比較

ノートに置いたクリップマイクのイメージ

OBS Studio、NVIDIA、Xbox Game Barを、導入しやすさ、録画の自由度、音声設定、負荷という観点で比べます。どれか1つに固定せず、用途によって使い分ける方法もあります。

比較項目 OBS Studio NVIDIA Xbox Game Bar
始めやすさ 初期設定が必要 対応GPUなら簡単 Windowsですぐ使える
画面構成 自由に配置可能 基本はゲーム中心 基本はアプリ単位
音声の調整 細かく設定可能 ゲーム音とマイク中心 簡単な選択が中心
直前の保存 リプレイバッファ インスタントリプレイ バックグラウンド記録
向いている用途 実況・編集・配信 対戦ゲーム・クリップ 手軽なプレイ記録

OBSは構成を作り込める

OBS Studioの魅力は、録画する素材を「ソース」として追加し、表示順や大きさを決められることです。ゲーム画面の隅にウェブカメラを置く、名前を隠す画像を重ねる、待機画面とプレイ画面を切り替える、といった構成を作れます。

Windowsでゲームを録る場合は、まずゲームキャプチャを試してください。OBS公式も、3Dゲームを効率よく取り込む方法としてゲームキャプチャを案内しています。画面全体を取り込むディスプレイキャプチャは分かりやすいものの、通知や別のウィンドウまで映る可能性があります。

録画の出力形式では、突然の終了に備えるならMKVが候補です。録画中にOBSやパソコンが終了しても、MP4よりファイル全体が壊れにくい利点があります。編集ソフトがMP4を求める場合は、OBSの再多重化機能を使って録画後に変換できます。

また、OBSではゲーム音、マイク、VCを別トラックに分けられます。編集時の自由度は大きいですが、トラックを有効にしただけでは完成しません。どの音声ソースをどのトラックへ送るか、詳細音声プロパティでも指定が必要です。

設定の自由度があるぶん、最初は項目が多く見えます。そこで、自動構成ウィザードを起点にして、ゲームキャプチャとハードウェアエンコーダーを設定する流れがおすすめです。(出典:OBS Project「Quick Start Guide」)

NVIDIAは録画が手軽

画面録画で「エヌビディア」と検索している人が探しているのは、多くの場合NVIDIAアプリのShadowPlay録画です。Alt+ZでNVIDIAオーバーレイを開き、録画やインスタントリプレイの設定へ進めます。手動録画の開始と停止はAlt+F9が基本です。

インスタントリプレイを有効にすると、ゲームを裏側で一時的に記録し、キーを押した時点から直前の映像を保存できます。試合全体を保存し続けなくても、エースや珍しい場面だけを残せるのが便利なところ。

NVIDIA公式では、対応環境において4K・120FPSなどの録画やAV1コーデックが案内されています。さらに一部の新しいGPUとアプリでは、より高いFPSでの録画にも対応しています。ただし、利用できる解像度、FPS、コーデックはGPU世代やアプリの版によって異なるため、あなたの設定画面に表示される項目を基準にしてください。

AV1は同程度の見た目でファイル容量を抑えやすい形式ですが、古い編集ソフトや再生機器では扱いにくいことがあります。編集時の互換性を優先するならH.264、容量と画質を重視し、利用する編集ソフトも対応しているならAV1という選び方ができます。(出典:NVIDIA「NVIDIAアプリ」)

NVIDIAの画面録画が見つからない場合は、NVIDIAアプリの設定でオーバーレイが有効か確認します。古い解説ではGeForce Experienceという名称が使われていることもあるため、画面の違いに注意してください。

Game Barは導入が簡単

Xbox Game Barは、Windowsキー+Gで開けるWindowsの機能です。録画したいゲームを起動し、Windowsキー+Alt+Rを押すと録画を開始できます。同じキーをもう一度押せば停止です。

録画ファイルは通常、ビデオフォルダー内の「キャプチャ」にMP4形式で保存されます。ファイル名にアプリ名と日時が入るため、短い動作確認や不具合の記録なら、そのまま共有しやすいでしょう。

マイクはWindowsキー+Alt+Mでオンとオフを切り替えられます。また、Game Barの設定では、ゲームのみ、すべての音など録音対象を選べます。とはいえ、OBSのように複数の音声を別トラックへ細かく分けたい用途には向きません。

名前にXboxと付いていますが、Windows PCのゲーム録画にも使えます。一方、Xbox本体に保存されたゲーム映像をPCへ外部入力する機能とは別物です。家庭用ゲーム機の長時間録画をOBSへ取り込みたい場合は、キャプチャーボードを検討します。

FPS低下を抑える設定

開いたノートとノートパソコンを並べたイメージ

録画負荷を減らすには、設定を一度に高くしすぎないことが大切です。解像度、録画FPS、エンコーダー、ゲーム側の描画負荷を順番に見直すと、原因を見つけやすくなります。

ハードウェア方式を使う

録画では、取り込んだ映像を保存しやすい動画へ圧縮します。この処理をCPU中心で行うのがソフトウェアエンコード、GPUなどに搭載された専用機能で行うのがハードウェアエンコードです。

ゲームと録画を同時に動かす場合は、NVIDIA NVENC、AMD、Intel Quick Syncなど、利用できるハードウェアエンコーダーから試してみてください。CPU側の負担を抑えやすく、ゲーム中の急なカクつきを避けられる場合があります。

ただし、ハードウェアエンコーダーなら負荷がゼロになるわけではありません。OBSは画面の合成や縮小にもGPUを使います。ゲーム側がGPUをほぼ使い切っていると、専用エンコーダーを選んでもOBSが映像を描画する余裕を失うことがあります。

解像度とFPSを決める

最初の基準には1920×1080、60FPSが使いやすいです。動きが少ないゲーム、攻略手順の記録、会議のような用途なら30FPSまで下げても内容は伝わります。逆に、視点移動が速いFPSゲームでは60FPSを保つ価値があります。

高解像度モニターを使っていても、必ず元の解像度で保存する必要はありません。4Kで遊びながら1080pで録画すれば、録画処理と保存容量を抑えられます。投稿先で1080pまでしか使わないなら、現実的な設定です。

120FPSや240FPSの録画は、対応GPUだけでなく、高速な保存先と編集環境も必要になります。数値上は選択できても、録画ファイルのコマ落ち、編集画面の重さ、容量増加につながるかもしれません。数分の試し撮りをしてから本番へ進んでください。

ゲーム側に余裕を残す

録画中にFPSが落ちるときは、録画品質だけでなくゲーム側の設定も確認します。特にフレームレートを無制限にしていると、GPUが出せる限界までゲーム描画に使われ、録画へ回す余裕がなくなりがちです。

そこで、ゲーム内FPSの上限をモニターのリフレッシュレート付近に設定します。240Hzモニターなら240FPS、144Hzなら144FPSを一つの目安にできます。それでも録画が乱れる場合は、上限を少し下げるか、影、反射、アンチエイリアスなどの描画設定を調整しましょう。

数値はパソコン構成やゲームによって変わるため、あくまで一般的な目安です。タスクマネージャーや録画ソフトの統計を見ながら、GPU使用率が張り付いていないか、エンコード遅延やコマ落ちが出ていないか確かめてください。

◆圭のワンポイントアドバイス

設定変更は一項目ずつ行うと原因が見えます。解像度、FPS、画質、ゲーム設定を同時に変えると、何が効いたのか分かりません。30秒程度の同じ場面を録り、ゲーム内FPSと完成動画を比べる方法が確実です。

保存先と容量を確認する

録画中は大きな動画データが連続して書き込まれます。空き容量が少ないドライブや、ほかの処理で読み書きが集中しているドライブでは、録画停止や映像の乱れにつながることがあります。

長時間録画を行うなら、開始前に空き容量を確認してください。必要容量は解像度、FPS、映像の動き、ビットレート、コーデックで変わるため、「1時間なら必ず何GB」とは言い切れません。実際の設定で5分録画し、そのファイル容量を12倍すると、1時間分のおおよその目安を出せます。

ゲームと録画ファイルの保存先を分けたい場合は、録画向けの外付けSSDも選択肢です。製品を選ぶときは公称速度だけでなく、端子の規格、ケーブル、パソコン側の対応、長時間書き込み時の速度も確認しましょう。

ゲーム別の録画方法

机に立てたUSBマイクのイメージ

同じ設定でも、ゲームによって取り込みやすさが変わります。ここでは検索されることが多いVALORANT、VRChat、Xbox関連の録画で確認したい点を見ていきます。

VALORANTを録画する

VALORANTの画面録画では、まずNVIDIAまたはXbox Game Barで短く録ってみるのが手軽です。試合全体ではなく好プレイだけ残すなら、NVIDIAのインスタントリプレイやWindowsのバックグラウンド記録が扱いやすいでしょう。

実況動画として作るならOBS Studioを使い、ソースにゲームキャプチャを追加します。取り込みモードは「特定のウィンドウをキャプチャ」にしてVALORANTを指定すると、別の画面へ切り替えたときの映り込みを減らせます。

VALORANTは一瞬の入力が結果に関わるゲームです。そのため、録画解像度を高くするより、プレイ中のFPSとフレーム時間が安定する設定を優先してください。録画を60FPSにしてもゲーム自体は144FPSや240FPSで動かせます。

OBSで黒い画面になる場合は、OBSとゲームで使用しているGPUが一致しているか確認します。そのうえでOBSのゲームキャプチャ設定、管理者としての起動、ほかのオーバーレイとの重複を一つずつ見直してください。対戦中に初めて試すのではなく、射撃場などで映像と音を確認しておくと安心です。

ゲームの更新、録画ソフト、オーバーレイ、セキュリティ機能の組み合わせにより、挙動が変わる場合があります。非公式な回避ツールを導入せず、ゲームと録画ソフトを最新版へ更新したうえで正規の機能を使ってください。

VRChatを録画する

VRChatの画面録画は、デスクトップ表示を録る方法と、VRヘッドセット側の映像を取り込む方法で見え方が変わります。まず、視聴者に見せたい構図がパソコン画面に出ているかを確認しましょう。

OBS Studioなら、VRChatのウィンドウまたはゲーム画面をソースとして追加できます。アバターやワールドを見せるだけならシンプルな構成で十分ですが、チャット表示、カメラ映像、配信用の枠を重ねるならOBSが扱いやすいです。

VRではゲーム描画だけでもGPU負荷が高くなりやすく、録画を追加するとヘッドセット内の動きに影響することがあります。最初から高解像度や高FPSにせず、1080p・60FPSまたは30FPSで試してください。ヘッドセット側の快適さが落ちるなら、録画の解像度やゲーム内の描画設定を下げます。

また、VRChatでは周囲の人の声や姿が録画に入ります。公開動画を作る場合は、録画中であることを伝え、相手やワールドのルールを確認する配慮が欠かせません。名前表示や個人的な会話が入ったときは、公開前に編集で隠す判断も必要です。

Xboxのゲームを録画する

「画面録画 Xbox」には、Windows PCでXbox Game Barを使いたい場合と、Xbox本体の映像を録りたい場合があります。この2つは方法が異なるので、先に切り分けましょう。

Windows PCのゲームならXbox Game Barで録画できます。Xboxアプリから起動したゲームでも、録画対象として認識されればWindowsキー+Alt+Rで開始可能です。短い共有用クリップなら、この方法から試せます。

Xbox本体にはゲームクリップを保存する機能があります。一方、長時間の実況、画面上への素材追加、複数音声の管理まで行うなら、HDMI映像をパソコンへ入力するゲーム録画対応のキャプチャーボードとOBS Studioを組み合わせる方法があります。

キャプチャーボードを選ぶ際は、入力可能な解像度とFPSだけでなく、映像をモニターへ通すパススルー性能も確認してください。「4K対応」と書かれていても、4K入力、4K録画、4Kパススルーは同じ意味ではありません。遊びたい解像度と保存したい解像度を分けて見ることが大切です。

ゲーム音とVCの録音

机に置いたヘッドセットとノートパソコンのイメージ

映像がきれいでも、ゲーム音や会話が聞き取りにくいと動画の印象は大きく変わります。音声は録画前にメーターを確認し、短いテストファイルを実際に再生してください。

ゲーム音を取り込む

Xbox Game Barでは、設定のキャプチャ項目から録音対象を選びます。ゲーム音が入らない場合は、Windowsの音量ミキサーでゲームが出力している機器と、録画側が参照している機器が合っているか確認しましょう。

NVIDIAでも、オーバーレイの音声設定とWindowsの出力先を見ます。USBヘッドセット、モニタースピーカー、Bluetooth機器を切り替えた直後は、録画側が以前の機器を参照していることがあります。

OBS Studioでは、デスクトップ音声としてパソコン全体の音を録る方法と、対応環境で特定アプリの音声を取り込む方法があります。通知音やブラウザの音を入れたくないなら、ゲームの音だけを分ける構成が便利です。

マイク音声を調整する

マイクは声が入れば終わりではありません。ゲーム音に埋もれない音量、キーボード音を拾いすぎない位置、声が大きくなったときにも割れない余裕が必要です。

OBSではノイズ抑制、ノイズゲート、コンプレッサー、リミッターなどのフィルターを追加できます。ただし、ノイズ抑制をかけすぎると声が水中のように変わることもあります。まずマイクを口元へ近づけ、入力音量を適切にしてから、必要な分だけフィルターを足しましょう。

USB接続で手軽に音を改善したいなら、ゲーム実況向けUSBマイクも候補になります。価格だけでなく、設置場所、ミュート操作、ヘッドホン端子、指向性を比べると選びやすいですよ。

VCを録画するときの注意

画面録画でVCを入れたい場合は、Discordなどの通話音声が出ている再生機器を録音対象にします。デスクトップ音声を丸ごと録れば簡単ですが、ゲーム音とVCが同じトラックになるため、編集後に片方だけ音量を変えるのは難しくなります。

OBSでアプリごとの音声を取り込める環境なら、ゲーム、VC、自分のマイクを別ソースとして追加し、それぞれ異なるトラックへ送る方法があります。完成動画用の全音声トラックと、編集用の個別トラックを同時に残しておくと扱いやすいでしょう。

VCには自分以外の声が含まれます。録画や公開について参加者へ事前に伝え、同意を得てください。身内だけで見る録画でも、ファイルの共有範囲や保存場所には気を配りたいところです。

◆圭のワンポイントアドバイス

音声トラックを分けたら、編集ソフトで各トラックを読み込めるかも試してください。録れていても、再生ソフトでは最初のトラックしか聞こえない場合があります。数十秒の会話を録り、編集画面まで進めると失敗を防げます。

録画できないときの確認

机に置いたクリップボードとペンのイメージ

黒い画面、音がない、映像がカクつくといった問題は、原因を分けて確認します。録画ソフトを何度も入れ直す前に、対象、音声機器、負荷、保存先を順番に見てください。

黒い画面を直す

OBSのゲームキャプチャが黒い場合は、最初に対象ウィンドウを選び直します。ゲームの起動前後でウィンドウ名が変わることもあるため、ゲームを起動してから指定すると認識しやすい場合があります。

ノートパソコンのように内蔵GPUと外部GPUを併用する環境では、ゲームとOBSが別のGPUで動いていないか確認してください。また、別の録画機能やゲーム内オーバーレイを同時に使うと競合することがあります。OBS、NVIDIA、Game Barの録画を同時に有効にせず、1つずつ試しましょう。

ゲームキャプチャで取り込めない場合は、ウィンドウキャプチャを試します。それでも映らない場合にディスプレイキャプチャを使う順番が無難です。ディスプレイ全体を録る際は、通知、メール、個人情報の映り込みに注意してください。

音が入らない原因を探す

音声トラブルでは、Windows上で聞こえている機器と録画ソフトが指定している機器を照合します。「既定」に任せていると、ヘッドセットを抜き差ししたあとに録音先が変わる場合があります。

次に、録画ソフトの音量メーターが動いているかを見ます。動いていなければ入力機器やソースの問題、動いているのに完成動画で聞こえなければトラック設定や再生ソフトの問題と切り分けられます。

OBSでは、録画設定で有効にしたトラック番号と、詳細音声プロパティで音を送っている番号が一致しているか確認してください。モニタリング設定によっては、自分には聞こえるのに録画へ入っていないこともあります。

カクつきと音ずれを直す

映像のカクつきには、描画の遅れ、エンコード処理の遅れ、保存時の書き込み不足があります。OBSなら統計画面やログから、どの段階でフレームが失われているか確認できます。

描画の遅れならゲーム側のFPS上限や画質を下げ、GPUへ余裕を残します。エンコード処理の遅れなら、録画解像度やFPS、エンコーダー設定を見直してください。保存時に問題が起きる場合は、空き容量とドライブの状態を確認します。

音ずれが録画の後半ほど大きくなるなら、音声機器ごとのサンプルレートが合っているかも見てください。OBSとWindows側を48kHzなど同じ値にそろえると改善する場合があります。Bluetooth機器は遅延が加わることもあるため、検証時は有線機器でも比較すると原因を絞れます。

本番前の確認項目

映像が映る、ゲーム音が入る、マイクとVCの音量が適切、保存先に余裕がある、完成ファイルを再生できる。この5点を短いテスト録画で確認してから本番を始めてください。

用途別のおすすめ方法

机に並べた複数の機器のイメージ

最適な画面録画は、スペック表だけでは決まりません。録画する長さ、編集の程度、残したい音声を基準に、必要十分な方法を選びましょう。

短いクリップを残す場合

好プレイや失敗場面を短く残したいなら、NVIDIAのインスタントリプレイが便利です。対応するGeForce環境がない場合や、Windows標準機能だけで済ませたい場合はXbox Game Barを試してください。

常時の一時録画は便利ですが、保存キーを押し忘れると映像は残りません。また、バックグラウンドで処理が続くため、少しでも負荷を減らしたい大会や競技プレイでは、必要に応じて無効にする判断もあります。

実況動画を作る場合

ゲーム実況ではOBS Studioが向いています。ゲーム画面とマイクを同時に録り、必要ならウェブカメラや画像も配置できます。音声を別トラックにすれば、編集時にゲーム音と声の釣り合いを直せるのも利点です。

ただ、最初から場面切り替えや装飾を増やしすぎると、録画負荷と設定ミスが増えます。まずはゲーム画面、ゲーム音、マイクという最小構成で録り、問題なく完成動画を作れてから追加していきましょう。

家庭用ゲーム機を録る場合

ゲーム機本体の短いクリップ機能で足りるなら、追加機器は必要ありません。長時間実況やOBSへの取り込みが目的なら、キャプチャーボードを使います。

選ぶ際は、遊んでいる機種の映像出力、録画したい解像度、パススルーするFPS、HDR、可変リフレッシュレートへの対応を確認してください。安価でも目的を満たす製品はありますが、表記の「対応」が入力、録画、通過のどれを指すのかまで見る必要があります。

ゲーム画面録画のよくある質問

Q1. ゲーム録画で最も負荷が少ない方法は?

A. 一律には決まりませんが、対応GPUのハードウェアエンコーダーを使い、1080p・60FPS程度から試す方法が負荷を抑えやすいです。GeForce環境ならNVIDIAの録画機能が手軽で、OBSでもNVENCなどを選択できます。ゲーム側のFPSを無制限にせず、GPUへ余裕を残すことも大切です。

Q2. VALORANTはOBSで録画できますか?

A. OBSのゲームキャプチャで録画できます。黒い画面になる場合は、対象ウィンドウ、使用GPU、OBSの起動権限、ほかのオーバーレイとの重複を確認してください。更新によって挙動が変わる場合もあるため、試合前に射撃場などでテストするのがおすすめです。

Q3. ゲーム音とVCを別々に録音できますか?

A. OBSでゲーム音、通話アプリ、自分のマイクを個別の音声ソースとして追加し、それぞれ別トラックへ送れば分けて録音できます。利用環境や取り込み方法によって設定項目が異なるため、短いテスト録画を編集ソフトへ読み込み、各トラックが存在するか確認してください。

Q4. 240FPSで遊ぶと録画も240FPS必要ですか?

A. 必須ではありません。ゲームを240FPSで動かしながら、動画は60FPSで保存できます。通常の投稿やプレイ記録なら60FPSが扱いやすく、120FPS以上はスロー再生や細かな動きの検証など、目的がある場合に検討するとよいでしょう。

Q5. OBSとNVIDIAを同時に使ってもよいですか?

A. 利用自体は可能な場合がありますが、同時録画はGPU、保存先、音声機器へ余分な負荷がかかります。また、ショートカットやオーバーレイが重なることもあります。特別な理由がなければ、録画はどちらか一方にして、問題の切り分けをしやすくしてください。

ゲーム画面録画のまとめ

ゲーム画面録画は、手軽さならXbox Game BarやNVIDIA、画面構成と音声を細かく作るならOBS Studioが向いています。

  • Windowsですぐ録るならXbox Game Bar
  • GeForceで好プレイを残すならNVIDIA
  • 実況や音声分離まで行うならOBS Studio
  • 最初の設定は1080p・60FPSが目安
  • ハードウェアエンコーダーでCPU負荷を抑える
  • ゲームのFPS上限を設けてGPUへ余裕を残す
  • VALORANTやVRChatは本番前に試し撮りする
  • VCを公開するときは参加者の同意を得る

最優先したいのは、録画の最大FPSではなく、ゲームの操作感と完成動画が安定することです。まずは短いテスト録画を行い、映像、音声、ゲーム内FPS、ファイル容量を確認してください。

一度で完璧な設定を探す必要はありません。あなたが残したいのは短い好プレイなのか、編集する実況動画なのか。目的を決めてから必要な機能だけ選ぶと、無理のない録画環境を作れますよ。

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