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こんにちは、道具しらべの圭です。
画面録画を止めたのに動画が見当たらないと、録り直せない操作ほど焦りますよね。ただ、画面録画が保存されていないように見えても、保存先が想定と違うだけのケースや、処理の完了に時間がかかっているケースがあります。
私がソフトや端末の動作を確かめるときも、いきなり復元ソフトを使うことはありません。まず保存先、空き容量、録画終了の成否を順番に確認します。ファイルが作成されているのか、それとも作成前に録画が止まったのかで、取るべき対応がまったく違うからです。
この記事では、iPhone、Android、Windows、Macに分けて保存場所を確認し、消えた画面録画を探す方法を解説します。見つかった動画が再生できない場合の対処や、復元・修復ソフトを検討できる条件まで分かります。
- 画面録画が保存されない主な原因
- 端末ごとの保存先と探し方
- 消えた動画を復元できる条件
- 破損して再生できない動画の対処法
最初に行うこと
別の録画を始めたり、大きなアプリを入れたりする前に、端末の使用をいったん止めてください。削除されたファイルを探す必要がある場合、新しいデータを書き込むほど復元できる可能性が下がります。
画面録画が保存されない原因

画面録画の失敗は、すべて同じ状態ではありません。「保存場所が違う」「録画が正常に終了していない」「動画はあるが開けない」の3つに分けると、原因を追いやすくなります。
保存先を勘違いしている
最も先に疑いたいのは、録画ファイルが想定外の場所へ保存されたケースです。画面上から動画が消えたように見えても、別のフォルダや写真アプリ内に残っていることがあります。
例えば、iPhoneの標準機能で収録した動画は写真アプリへ自動保存されます。Windowsでは、使った録画機能によって「ビデオ」内のキャプチャフォルダ、切り取りツールの編集画面、または自分で指定した場所に保存されます。Macも設定次第でデスクトップ以外へ保存可能です。
また、録画アプリを利用した場合は、そのアプリだけが使うフォルダに入っていることもあります。写真アプリの「最近の項目」だけを見て、保存されていないと判断するのは早いかもしれません。
◆圭のワンポイントアドバイス
ファイル名が分からないときは、動画の拡張子で検索するのが手早いですよ。一般的な画面録画なら「.mp4」や「.mov」を検索し、更新日時を録画した時間に合わせて並べ替えてみてください。
端末の空き容量が足りない
画面録画は、録画時間が延びるほど容量を使います。映像の動きが多い、高画質である、端末内部の音声も記録するといった条件が重なると、短時間でもファイルが大きくなる場合があります。
録画開始時には空きがあっても、途中で容量を使い切れば正常に保存できません。停止ボタンを押したあとには、録画中のデータを一つの動画に仕上げる処理も必要です。その処理に使う余裕がなく、最後の段階で失敗することも考えられます。
確認するのはクラウド側ではなく、まず端末本体の空き容量です。iCloudやGoogleドライブに余裕があっても、本体へ一時保存する領域が足りなければ録画は失敗します。
空き容量を増やす場合は、不要なダウンロード動画、使っていないアプリ、重複した写真などから見直してください。ただし、消えた録画を復元したい端末へ、新たな管理アプリを入れるのは後回しにします。
録画が正常に終了していない
画面録画は、停止操作をした時点ですぐ完成するとは限りません。端末は停止後に映像や音声の情報をまとめ、再生できる動画ファイルとして保存します。
録画中に電源が切れた、端末が強制的に再起動した、アプリが落ちた、録画アプリを強制終了した場合は、この終了処理が完了していない可能性があります。ファイルそのものが作られないこともあれば、容量はあるのに再生情報が欠けた動画として残ることもあります。
停止後に「保存しました」などの通知が表示されたかを思い出してみてください。通知が出ず、録画時間も不明な場合は、正常終了しなかった可能性を含めて調べます。
アプリ側が録画を制限した
動画配信、電子書籍、金融、社内業務などのアプリでは、著作権保護や個人情報保護のために録画が制限される場合があります。録画操作自体は始められても、映像が黒くなる、音声だけ入らない、途中で終了するといった動作になることがあります。
iPhoneについても、Appleは一部のアプリでコンテンツの録画が許可されていない場合があると案内しています。録画機能の故障とは限らないため、別のアプリやホーム画面を数秒だけ収録して比較すると判断しやすいでしょう。
なお、制限を回避する方法を試すのはおすすめしません。サービスの利用規約やコンテンツの権利に触れる可能性があります。必要な映像であれば、提供元が用意しているダウンロード、共有、書き出し機能を利用してください。
一時的な不具合が起きた
端末の負荷が高いと、画面録画が途中で止まることがあります。ゲームや動画編集など負荷の大きいアプリを動かしながら録画すると、端末が熱くなり、処理が追いつかなくなる場合もあるでしょう。
録画アプリの更新不足、基本ソフトとの相性、保存先ドライブの切断、権限設定の変更も候補です。外付けドライブや共有フォルダを保存先にしている場合は、録画中に接続が切れていなかったか確認してください。
繰り返し録画する前の注意
原因が分からないまま同じ長時間録画を繰り返すと、再び失敗するだけでなく空き容量も減ります。まず10秒ほどの短い録画を行い、停止、保存、再生まで通るか確かめましょう。
最初に確認する三つの項目

慌ててソフトを購入する前に、短時間で確認できる項目から見ていきます。この順番なら、単純な見落としとファイル破損を切り分けやすくなります。
保存完了の通知を確認する
録画を停止したときに通知が出たか、その通知をタップすると動画が開いたかを確認します。通知履歴を確認できる端末なら、録画終了時刻付近の記録も探してください。
保存完了の通知があった場合、動画ファイルは作成された可能性が高いと考えられます。この場合は、保存先の検索、写真アプリの絞り込み、ゴミ箱の確認へ進みましょう。
一方、容量不足や録画失敗の通知が出ていたなら、ファイルが完成していない可能性があります。エラー画面がまだ残っている場合は、閉じる前にスクリーンショットを撮っておくと、アプリのサポートへ問い合わせる際に役立ちます。
本体の空き容量を調べる
iPhoneとiPadでは「設定」から「一般」、「iPhoneストレージ」または「iPadストレージ」へ進むと使用状況を確認できます。Androidは機種によって表示が異なりますが、通常は設定内の「ストレージ」から確認可能です。
Windowsではエクスプローラーの「PC」、Macではシステム設定の「一般」にある「ストレージ」を開きます。保存先に外付けドライブを指定していた場合は、そのドライブの空きも見てください。
必要な空き容量は録画方法や画質で変わるため、一律に何GBあれば十分とは言えません。ただ、残量がほとんどない状態なら、正常な保存を期待するのは難しいでしょう。不要なデータを減らしたあと、短いテスト録画で動作を確かめます。
日付と種類で動画を探す
写真アプリやファイル管理画面では、録画した日付に移動します。端末の日時設定がずれていた場合に備えて、前後の日付も確認してください。最近の項目、ビデオ、画面収録、ダウンロード、キャプチャといった分類も候補です。
パソコンでは、検索対象を端末全体に広げて「*.mp4」または「*.mov」と入力します。結果を更新日時の新しい順に並べ、録画した時刻とファイル容量を照らし合わせましょう。
0KBに近いファイルや、長時間録画したはずなのに極端に小さいファイルは、正常に完成していない可能性があります。それでもすぐに削除せず、まず別の場所へコピーしてください。元データを残しておけば、修復を試す際のやり直しができます。
端末別に保存先を確認する

ここからは、標準の画面録画機能を使った場合の主な保存先を端末別に見ていきます。別の録画アプリを使った場合は、アプリ内の保存設定も併せて確認してください。
iPhoneとiPadで探す
iPhoneの標準機能で収録した動画は、写真アプリの写真ライブラリへ自動保存されます。写真アプリを開き、「コレクション」から「メディアタイプ」へ進み、「画面収録」を選ぶと見つけやすくなります(出典:Apple「iPhoneで画面を収録する」)。
見当たらない場合は「最近削除した項目」も確認しましょう。誤って削除した動画が残っていれば、期限内に写真ライブラリへ戻せる場合があります。共有ライブラリやアルバムだけを表示していないかもチェックしてください。
iCloud写真を利用していると、同期の状態によって表示まで時間がかかることがあります。Wi-Fi接続を確かめ、写真アプリを開いたまま少し待ってみてください。ただし、iCloudの空き容量と本体ストレージは別物です。本体容量が足りず録画ファイルが作られなかった場合、iCloudから復元することはできません。
画面収録ボタンを押した直後にアプリを切り替えた場合は、3秒のカウントダウンが終わる前に操作していなかったかも思い返してみましょう。数秒の録画を試し、停止後に写真アプリへ追加されるなら、標準機能自体は動いています。
Androidで探す
Androidの保存場所はメーカーや録画アプリによって違います。まずGoogleフォトや端末標準のギャラリーを開き、「動画」「最近」「画面録画」などの分類を探してください。
ファイル管理アプリでは、Movies、Screen recordings、ScreenRecorder、DCIMなどのフォルダが主な候補です。フォルダ名が英語表記になっている場合もあるので、更新日の新しい動画を並べて確認すると見つけやすくなります。
SDカードを保存先にできる機種では、カードが正しく認識されているかも重要です。録画中にSDカードへ書き込めなくなった場合、途中で止まったり破損したファイルが残ったりします。再マウントや初期化を急がず、まずカードを取り外さない状態で中身を確認してください。
Googleフォトのバックアップが有効でも、録画直後のファイルがすでにクラウドへ送信されているとは限りません。「このデバイス上」や端末内フォルダの表示も確認しましょう。ゴミ箱に移動されている場合は、表示される保存期限内であれば戻せる可能性があります。
Windowsで探す
Windowsでは、使用した機能を思い出すのが近道です。ゲームバーで録画した場合は、一般的にユーザーフォルダ内の「ビデオ」にある「キャプチャ」が候補になります。ゲームバーのギャラリーから対象動画を選び、ファイルの場所を開く方法もあります。
Windows 11の切り取りツールで録画した場合は、停止後に表示される画面で保存操作を行います。Microsoftの案内でも、録画を停止したあと、そのまま保存するか編集へ進む流れが示されています(出典:Microsoft「Snipping Toolを使ってスクリーンショットをキャプチャする」)。保存操作をせずに画面を閉じた場合は、アプリをもう一度開き、直前の録画が残っていないか確認してください。
OBS Studioなどの別ソフトなら、設定画面の「出力」または「録画」に保存先が表示されます。保存先を変更した覚えがなくても、外付けドライブやOneDrive配下へ設定されていることがあるため、実際のパスを見ましょう。
エクスプローラーで端末全体を検索する際は、動画形式と更新日時を使います。検索結果が多ければ「date:今日」などの日付条件も便利です。OneDriveを利用している場合は、オンライン上だけでなく、ごみ箱と同期エラーも確認してください。
Macで探す
Macの標準画面収録では、初期状態ならデスクトップが主な保存先です。ただし、Shift、Command、5を同時に押して開くツールバーの「オプション」から、書類など別の場所へ変更できます。
Finderで「画面収録」と検索し、種類をムービー、作成日を録画日に絞り込んでください。標準機能で自動保存されたファイルは、「画面収録」に日付と時刻が付いた名前になるのが一般的です。
QuickTime Playerを使った場合は、録画停止後に動画ウインドウが開き、そこから保存します。未保存のままアプリを閉じた可能性があるなら、QuickTime Playerを再起動して直前の内容が復帰しないか確認してください。
iCloud Driveの「デスクトップ」と「書類」を同期している場合、別のMacやiCloud Drive側へ表示されることもあります。Finderのゴミ箱、iCloud Driveの最近削除した項目、バックアップに使っているTime Machineも候補です。
◆圭のワンポイントアドバイス
保存先を見つけたら、その場所をメモしておくと次回から迷いません。仕事の録画なら、案件ごとのフォルダへ移動し、開けることを確かめてから元の一時ファイルを消す流れにすると安心です。
消えた画面録画を復元する方法

復元できるかどうかは、以前ファイルが存在していたかで決まります。ここを曖昧にしたまま有料ソフトを買うと、スキャンしても対象が出てこないという結果になりかねません。
ゴミ箱と同期先を確認する
削除した覚えがなくても、写真やファイルの選別中に画面録画を消していることがあります。iPhoneやAndroidの写真アプリ、WindowsとMacのゴミ箱、クラウドストレージのごみ箱をそれぞれ確認してください。
端末とクラウドを同期している場合、一方での削除がもう一方にも反映されることがあります。そのため「クラウドにあるはず」と決めつけず、削除済み項目まで見ましょう。会社や学校のアカウントでは、管理者が保存期間を決めている場合もあります。
ゴミ箱から戻せたら、動画を再生して最初と最後を確認します。表示されるサムネイルだけでは、映像と音声が最後まで残っているか判断できません。大切な録画なら、端末とは別の場所にもコピーしておきましょう。
バックアップから戻す
画面録画がバックアップ対象になっていた場合は、iCloud、Googleフォト、OneDrive、Time Machineなどから戻せる可能性があります。録画日時より前のバックアップしかない場合、その録画は含まれません。
端末全体の復元は、現在のデータへ影響することがあります。特定の動画だけを取り出せる方法がないか先に確認し、必要なら現在の状態もバックアップしてください。仕事用端末では、勝手に復元を進めず管理担当者へ相談したほうが安全です。
なお、同期とバックアップは同じではありません。同期先から削除すると両方から消える仕組みもあります。一方、世代管理されたバックアップなら、削除前の状態から戻せる場合があります。
復元ソフトを検討できる条件
復元ソフトが対象にするのは、基本的に一度保存されたあとに削除されたデータです。WindowsやMacの内蔵ドライブ、外付けHDD、USBメモリ、SDカードなどから消した動画であれば、走査によって痕跡を見つけられる場合があります。
その場合は、対象ドライブへの書き込みを止めます。復元ソフトのインストール先や復元した動画の保存先も、元データがあったドライブとは別にしてください。同じ場所へ保存すると、探しているデータを上書きするおそれがあります。
購入前には、対応する端末、ファイル形式、無料版で確認できる範囲、返金条件を見ます。削除済み動画を検索できるデータ復元ソフトの中には、無料スキャンでファイル名やプレビューを確認してから有料版を選べる製品もあります。まず検出できるかを確かめるのが現実的です。
復元作業を止めて相談したいケース
記録媒体から異音がする、接続が頻繁に切れる、水没や落下のあとに認識しない場合は、ソフトで何度も走査すると状態が悪化する可能性があります。代替できない仕事の記録や証拠性のあるデータなら、専門業者への相談も検討してください。
復元できない可能性が高い状態
録画開始直後に失敗し、保存ファイルが一度も作られていない場合、復元ソフトが探す元データはありません。録画中に電源が落ちて一時データも残らなかった場合も同様です。
また、削除後に端末を長く使った、アプリを複数入れた、大量の写真や動画を撮影した場合は、削除領域が新しいデータで上書きされている可能性があります。SSDやスマートフォンでは、削除データを復元しにくくする仕組みが働く場合もあります。
ファイルが作成されていないケースでは、復元ソフトを買っても戻せません。したがって、保存通知、ファイル履歴、ゴミ箱、バックアップを確認する前に料金を支払う必要はないと私は考えます。
動画が破損して再生できない対処
ファイルは見つかったものの再生できない場合は、消失ではなく破損や再生環境の問題かもしれません。元ファイルを残したうえで、影響の小さい方法から試します。
ファイル容量を確認する
最初にファイルの容量を見ます。0KBなら映像データが入っておらず、一般的な修復は難しい状態です。数百MBや数GBなど録画時間に見合う容量があるなら、映像本体は残っているものの、再生に必要な情報が欠けている可能性があります。
続いて拡張子を確認します。ファイル名の末尾だけを無理に.mp4へ変えても、動画の中身は変換されません。元の拡張子が不明な場合は、録画に使ったアプリの保存形式を確認してください。
修復や変換を試す前には、ファイルを複製します。元ファイルを直接編集すると、失敗したときに前の状態へ戻せません。「original」など分かりやすい名前を付け、読み取り専用にしておくのも一案です。
別の再生環境で試す
動画が壊れているように見えても、現在の再生アプリが映像や音声の方式に対応していないだけの場合があります。別の標準プレーヤーや、幅広い形式に対応する再生ソフトで開いてみてください。
スマートフォンで開けない動画をパソコンへコピーしたら再生できることもあります。反対に、クラウド上のプレビューだけが失敗しているなら、ファイルを端末へ完全にダウンロードしてから開きましょう。
コピーするときにエラーが出る場合は、記録媒体や通信の問題も考えられます。外付けドライブなら別のケーブルや端子を試せますが、接続が不安定な状態で何度も読み込むのは避けてください。
動画を再変換する
再生アプリによって結果が違う場合は、動画変換ソフトで新しいファイルへ書き出すと開けることがあります。これは、映像と音声を読み取り、再生しやすい形式へ入れ直す方法です。
ただし、変換ソフトが元動画を読み取れなければ処理は進みません。また、上書き保存は避け、新しい名前で出力してください。画質や音質が変化する場合もあるため、修復というより再生可能なコピーを作る方法と考えると分かりやすいでしょう。
機密情報を含む画面録画をオンライン変換サービスへアップロードする場合は、利用規約、保存期間、削除方法を必ず確認します。社内画面、顧客情報、決済情報が映っている動画なら、端末内で処理できるソフトのほうが扱いやすいかもしれません。
動画修復ソフトを使う
別の再生アプリでも開けず、容量のあるファイルが残っている場合は、破損したMP4やMOVに対応する動画修復ソフトを検討できます。録画終了時に書き込まれる情報が欠けた動画を、同じ端末で撮った正常な見本動画を使って直す方式もあります。
無料体験版があるなら、購入前にプレビューまで進めるか確かめてください。「修復完了」と表示されても、映像の途中が飛ぶ、音声がずれる、最後まで再生できない場合があります。必要な場面が実際に見られるかが判断基準です。
料金だけでなく、自動更新の有無、対応する動画形式、出力制限も確認しましょう。録画ファイルが存在しない状態では、動画修復ソフトも使えません。無料プレビューに対応した動画修復ツールを試す価値があるのは、容量のある破損ファイルを確保できたあとです。
◆圭のワンポイントアドバイス
「復元」と「修復」は似ていますが別の作業です。消したファイルを探すのが復元、残っているけれど開けないファイルを直すのが修復。この区別だけでも、選ぶソフトの間違いをかなり減らせます。
画面録画の失敗を防ぐ方法

一度きりの操作や長い会議を録るときは、本番前と録画後の確認が欠かせません。少し手間をかけるだけで、終了後に初めて失敗へ気づく事態を減らせます。
本番前に短く試し録りする
本番と同じアプリ、音声設定、保存先を使い、10秒から30秒ほど試し録りします。停止後に動画を開き、映像、端末音声、マイク音声が入っているか確認してください。
アプリによる録画制限も、この段階で見つけられます。ホーム画面は撮れるのに対象アプリだけ黒くなるなら、端末故障よりコンテンツ側の制限を疑うべきでしょう。
オンライン会議では、参加者への録画通知や同意が必要になることがあります。会社の規則やサービスの利用条件も事前に確認してください。録画できる機能があることと、自由に録画・共有できることは同じではありません。
空き容量に余裕を持たせる
必要容量は画質、動き、音声、録画時間によって変動します。直前に少しだけ空けるのではなく、録画予定より余裕のある状態にしておきましょう。長時間録画では、途中で容量を確認できないこともあります。
スマートフォンでは、不要な動画を削除しただけではゴミ箱内に残り、容量がすぐ解放されない場合があります。必要なデータがないことを確かめてから、最近削除した項目も確認してください。
パソコンでは、保存先ドライブと基本ソフトが入っているドライブが別の場合があります。保存先に余裕があっても、一時処理に使うシステム側の容量が不足すれば不具合につながるので、両方を見るのが無難です。
終了後すぐに再生する
録画停止後は保存通知を待ち、動画を開いて冒頭、中間、最後を確認します。音声が重要なら、イヤホンだけでなく本体スピーカーでも再生してみると、片側だけの音や極端に小さい音に気づきやすくなります。
確認が終わるまでは録画アプリを強制終了したり、端末の電源を切ったりしないでください。長い録画ほど、停止後の保存処理に時間がかかることがあります。
編集を始める前に元動画を複製するのも大切です。トリミングや圧縮の失敗で上書きしてしまうと、録画自体は成功していたのに元へ戻せなくなります。
重要な録画は二重に残す
代わりのきかない録画なら、保存後に別の場所へコピーします。端末本体と外付けドライブ、パソコンとクラウドなど、片方の故障や誤削除がもう片方へ波及しにくい組み合わせが扱いやすいでしょう。
ただし、単なる同期だけでは、誤削除まで同期される可能性があります。履歴を残せるバックアップや、一定期間変更しない保管用コピーを組み合わせてください。
仕事で定期的に録画するなら、「停止通知を見る」「再生する」「案件フォルダへコピーする」までを一つの作業にすると忘れにくくなります。録画ボタンを押すことより、録画後の確認まで終えることが本当の完了です。
復旧ソフトを買う判断基準

有料ソフトが役立つ場面はありますが、万能ではありません。対象となるファイルの状態を確認し、無料でできる確認を終えてから判断しましょう。
復元と修復を区別する
削除して見当たらない動画にはデータ復元ソフト、ファイルはあるのに開けない動画には動画修復ソフトを使います。この選択を逆にすると、目的の処理ができません。
どちらか判断できないときは、ファイル検索とゴミ箱確認から始めます。容量のある動画が見つかったら修復側、以前は存在した記録があるのに削除されているなら復元側です。
録画が開始されなかった、容量不足で一度も保存されなかったという状態は、どちらにも当てはまりません。元になるデータが存在しないためです。
無料確認の範囲を見る
復元ソフトではスキャン結果、修復ソフトでは修復後のプレビューを購入前に確認できるかが重要です。無料版と書かれていても、保存時に有料契約が必要な製品はあります。
対象ファイルを検出できないまま購入しても、結果が変わるとは限りません。製品ページにある成功率の表示だけで判断せず、自分の端末とファイルで確認できる範囲を使いましょう。
また、月額、年額、買い切りでは総額が変わります。自動更新の停止方法、返金の条件、対応する基本ソフトの版も契約前に確認してください。
重要度に応じて業者も考える
個人のメモ用動画と、再撮影できない業務記録では、かけられる費用や許容できるリスクが違います。重要なデータほど、自分で何度も操作する前に専門業者へ相談する選択肢があります。
特に、記録媒体が認識されない、異音がする、物理的に壊れたといった状態は、一般的なソフトだけで対応できない場合があります。見積もり、秘密保持、データの扱い、復旧できなかった場合の料金を確認してください。
一方で、ファイル自体が作成されていない録画については、専門業者でも戻せない可能性が高いでしょう。まず事実関係を切り分けることが、余計な出費を避ける近道です。
画面録画に関するよくある質問

最後に、保存されていない画面録画や、再生できない動画についてよくある疑問へ回答します。
画面録画のよくある質問(FAQ)
Q1. 保存されていない画面録画は復元できますか?
A. 一度ファイルとして保存されたあとに削除された動画なら、ゴミ箱、バックアップ、復元ソフトから戻せる可能性があります。しかし、容量不足や強制終了によってファイルが一度も作成されなかった場合は、復元ソフトでも戻せません。保存通知やファイル履歴を先に確認してください。
Q2. iPhoneの画面録画が消えたらどこを探しますか?
A. 写真アプリの「メディアタイプ」にある「画面収録」、最近の項目、最近削除した項目を順に確認します。iCloud写真を使っている場合は同期状態も見てください。本体の空き容量が不足していた場合は、録画が保存されていない可能性があります。
Q3. 画面録画のファイルはあるのに再生できないのはなぜですか?
A. 録画終了時の処理に失敗して動画が破損したか、再生アプリが動画形式に対応していない可能性があります。ファイル容量を確認し、元データを複製してから別の再生アプリを試してください。容量がある破損ファイルなら、動画修復ソフトを検討できます。
Q4. 0KBの画面録画は修復できますか?
A. 0KBのファイルには映像データが入っていないため、一般的な動画修復ソフトで直すのは困難です。同じ名前の一時ファイルや別の保存先、クラウド、バックアップに容量のあるコピーが残っていないか探してください。
Q5. 復元ソフトはすぐ購入したほうがよいですか?
A. すぐ購入する必要はありません。保存先、ゴミ箱、空き容量、バックアップ、録画終了時の通知を先に確認しましょう。削除されたファイルが対象なら、無料スキャンで検出できるかを見てから購入を判断するほうが無駄を抑えられます。
画面録画が消えたときのまとめ
画面録画が保存されないときは、復元ソフトを探す前に、次の順番で確認してください。
- 録画終了時に保存通知が出たか確認する
- 写真アプリや保存フォルダを日付と動画形式で探す
- 端末本体と保存先の空き容量を調べる
- ゴミ箱、同期先、バックアップを確認する
- 見つかったファイルの容量と再生状態を見る
- 削除済みなら復元、破損なら修復を検討する
画面録画が消えたように見えても、保存場所の違いや同期の遅れなら見つけられる可能性があります。一方、録画が正常に終了せずファイル自体が作成されていなければ、復元ソフトでは戻せません。
保存先、空き容量、録画終了の成否を先に見る。この三つを切り分ければ、探すべき場所と必要な対処が見えてきます。
再撮影できない動画ほど、焦って端末を使い続けないことも大切です。元ファイルや削除跡を残しながら、無料でできる確認から一つずつ進めてください。

